クローズアップ現代+ 選 「マンモスが復活する?死んだペットの“再生”も可能に」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年6月8日(土) 1:40~ 2:10
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
01:40~

4日、日本科学未来館にマンモスの頭部が届けられた。ロシアで発掘されたマンモスの展示が7日から東京・お台場で始まる。マンモスはクローンなど最新の技術を使って蘇らせようと、世界中がしのぎを削っている。マンモス復活を支える技術はすでにペットの動物で実用かされている。

キーワード
日本科学未来館
マンモス

”マンモス復活”狂騒曲の裏舞台 (バラエティ/情報)
01:41~

サハ共和国は北極海に面し冬の気温はマイナス30以下。雪が溶ける夏にこの地を目指して多くのハンターがやってくる。お目当ては永久凍土の下に眠るマンモスの死骸。マンモスブームについてセルゲイ・ヒョードロフ氏は「第一の理由は地球温暖化でたくさんのマンモスが見つかるようになった。第二の理由は中国市場でマンモスがとても高額になっている」などと話した。中国・北京にはマンモスが高値で取り引きされる場所がった。この店では牙には5000万円の値段がついていた。一方、牙以外はマンモス復活を目指す各国の研究者が買い取っている。近畿大学では25年前からマンモスの研究が続けられている。加藤博巳さんは「マンモスの体細胞クローンの秘術を使って復活させる研究をしてきました」などと話した。体細胞クローンには生きたゾウが必要。ゾウの卵子の核とマンモスの核を入れ替え刺激を与え、分裂を始めたところでゾウの身体の中に戻す。うまくいけばゾウからマンモスが生まれる。クローン技術に取り組みだしたはのは1997年だった。2013年極めて状態のいいマンモスが見つかった。近畿大学の研究チームもこの細胞を入手した。実験を重ねたが卵子は分裂しなかった。詳しく調べると核の中のDNAが大きく壊れていた。研究チームはDNAの合成技術を使ってマンモスの細胞を合成することが出来ないかという方法に着目した。

アメリカ・マサチューセッツにあるハーバード大学にはマンモスを復活させようとしている人がいる。ジョージ・チャーチ博士は「バラバラになっていマンモスの遺伝子をパソコンの上で組立てゾウの細胞に移植する。するとマンモスの特徴をもった生物になる」などと話した。これはゲノム編集という技術。遺伝子の狙ったところを切ったり、置き換えることができる技術。ゲノム編集で壊れたマンモスのNDAをコンピュータ上で組み立て直しゾウのDNAと見比べ、マンモスを手本にゾウのDNAを書き換えていく。ジョージ・チャーチ氏は「遅くとも5年から10年以内にはマンモスを見れるだろう」などと話した。

マンモス復活への道を振り返った。1990年代の顕微授精は失敗。2000年代は体細胞クローンを目指した。近年注目されているのがゲノム編集だった。宮田裕章は「ハーバード大学ではマンモス再生に挑戦する前から、老化防止や移植用臓器の培養を進めていた」などと話した。ゾウのDNAを書き換えた動物をツンドラに闊歩させようとこれはマンモスとよべるんですか?と聞かれ宮田裕章は「私の知り合いの生物学者に言わせれば、カニ味のカニカマを食べながらカニについて語るようなもの」などと話した。

韓国・ソウルでは犬のクローンを作ることをビジネスにしている研究所がある。顧客の依頼でペットの犬から作られたクローン犬は世界中から注文が殺到している。この日も新たな生命が生まれた。費用は1件あたり日本円で約1000万円。もとのペットの皮膚の細胞は液体窒素の中で保存されており、クローンは何度でも作ることができる。オリジナルとは99.9%同じだという。去年ペットのクローンを依頼したブラーディック夫婦のもとを訪れた。夫婦には20年近く共に暮らした猫「シナボン」が居た。夫人は「15歳くらいからいつまで生きられるか心配だった。18歳になったときにクローンを作りたいと思った」などと話した。死んだ猫と入れ替わるように生まれたクローンの猫、つけた名前は元の猫と同じシナボンだった。半年後、元の猫の習慣を新しいシナボンも身に着けたという。メリーランドに住むミーシャ・カウフマンさんはチワワのブルースとそのクローン4匹を飼っている。ミーシャさんは「私の中ではやっぱりブルースがいちばん たとえクローンでも彼の代わりにはならない。でも他の子達もかわいい」などと話した。

クローンペットについて石井光太さんは「失った命を戻したいとか純粋な気持ちだと思う。ただしそれにはいろんな裏があると思う。クローンを生むお母さんの生きる権利はどうなのか、双子などが生まれたらどうするのか?そういうのを全部無視したうえでこのビジネスは成り立っている」などと話した。アメリカ・テキサスにはクローンの競走馬がいる。オリジナルは名馬で去勢していたために繁殖が出来ずクローンを作って種馬として子どもを作ることにした。これまでに17頭が生まれた。中国で作られた犬のクローン。オリジナルは優秀な警察犬。こうした能力や才能を引き継ぐためにクローンで増やしていく実例もある。ロバート・クリッツマン博士は「クローンを」作る人に理解してほしいのはその背後に犠牲となる動物がいる。人間の欲望のために動物にひどいしうちをし悲惨な目に合わせることが許されるとは思わない」などと話した。石井光太は「闇の部分をきちんとみせて議論をしていくことが必要だと思う」などと話した。

キーワード
マンモス
近畿大学
ハーバード大学
ゲノム編集
ソウル(韓国)
ノースカロライナ(アメリカ)
メリーランド(アメリカ)

エンディング (その他)
02:09~

クローズアップ現代+の番組宣伝。

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