クローズアップ現代+ 「令和マネーどう動く?密着!投資家の10連休▽あの大物は」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年5月7日(火) 22:00~22:30
放送局 NHK総合大阪

番組概要

東証10連休 “令和マネー”はどう動く? (ニュース)
22:00~

10連休が明け大きく値を下げた株式市場、平成から令和にかけての投資家の動きを追った。大規模な金融緩和が行われた平成では、世界の中央銀行が大量のマネーを供給する事で株式や不動産などは安定した状態が続いてきた。その結果、主要国が供給するマネーの総量は5千兆円を超えた。そして今では、どれだけ金を使っても政府が破綻することはありえない新たな「現代貨幣理論」も出ている。

都内在住の会社員である阿部さんは、半年前に株で儲かった両親の話しを聞いて自分も株を始める事にしたが、前例のない10連休をどう動いたらいいのか困っていた。去年好調が続いていた日経平均株価は、年末に急落して再び好調を取り戻して10連休に突入した。一方で個人投資家の村上さんは短期取引で2億5千万円の利益を出していた。村上さんは平成最後の取引日、終了30分前にテーマパーク関連の株を購入していた。村上さんがトータルで3300万円を持ったまま突入した連休の29日、世界最大規模の国際会議が行われた。会議に参加した人は世界の中央銀行の金融政策に期待していたので楽観視し、今月1日のFRB議長会見でも景気の減速に繋がる利上げを行わないと発表した。連休7日目の今月3日、経済指標となるアメリカの雇用統計発表が行われた。発表直後、株価は1度大きく上がったがその後、下がった。その3日後にトランプ大統領が「中国に高い関税をかける」とツイートした事で、株価は暴落した。

10連休が明けた今日、3300万円の株を持ったままの村上さんは、平成最後の取引で買ったテーマパーク関連株が約50万円の利益を上げていた。そして、連休前にほとんどの株を売っていた阿部さんは「売っておいて良かった」と話す。今日の日経平均株価は300円以上下落し、2万2千円を割り込んでいた。今後令和マネーがどう動くのか、注目が集まる。

トランプ大統領のツイートを受け、ダウ平均株価は一旦下がったが今朝には値を取り戻していた。一方の日経平均株価は300円に値下がりしていた。今後の株価について熊谷亮丸さんは「晴れときどき曇り」で大槻さんは「うす晴れのち曇り」と表現していた。さらに国際会議に参加した熊谷さんは、投資家が楽観視していることについて「物価が安定し、インフレが抑制されているので世界中の中央銀行が緩和的な政策を続けている。そうした市場の豊富な資金によって、市場は安定するとみられている」などと話す。

世界の債務は低金利で借りやすくなったこともあり、約2京円と積み上がっている。こうした中、投資家のジム・ロジャーズさんは「借金は天文学的数字でこのままいけば、これまで経験した金融危機が起きる」としている。それでも国が借金をしながら支出を続けて経済を活性化させる「現代貨幣理論」があるので、投資家は楽観視している。1000兆円の借金を抱える日本はその成功例だという。

一般的な考えとしては、借金が膨らみすぎるとインフレが起きて国が破綻するとしているが、MMTでは際限なく自国で借金が出来るので破綻はにないという説がある。日本で言うと、インフレが起きていないので成功しているとみられる。しかし、この理論について熊谷さんは「国に財政状況を期待するのは難しく、インフレは平時は寝ているのでいつ起きるかわからず危険な考え方」と異を唱えた。こうしたMMTがアメリカに支持されることについて大槻さんは「これからの免れない財政市場を正当化するためでは」などとみている。

イギリス・ロンドンでは1千億円を運用するヘッジファンドのマネージャーは、日本が10連休に入る前に株が下落するとみて、空売りを仕掛けていた。空売りとは証券会社などから借りた株を売り、値下がりした後で買い戻す事で差額分が利益になる取引となっている。マネージャーはCLOによって、リーマンショックが再来するともみていた。CLOとは今、緩和マネーがむかっている金融商品で、CLOの元となるのが金融機関が企業に資金を貸し出した資金の中で、主に経営状態に課題があって格付けが低い物となっている。CLOを発行する会社はこうした再建を買い集め、破綻するリスクに応じて新たな金融商品を作るという。破綻しにくく低い金利商品は格付けが低いため、高い金利を得る事ができる。そのため、金融緩和でだぶついたマネーが流入している。アメリカのCLO残高は2倍に増えている。リーマンショックで問題となったのも、CLOのような格付けの低いサブプライムローンだった。一旦経済が変調してしまえば、CLOによって再び世界経済は落ち込むとされている。マコナキーさんは、日本の金融機関がこのCLOの主な投資家だという。

連休が明けた今日、マコナキーさんが期待するほど日本の株価は下落していなかった。しかし、近い将来に大きな下落がくるとみこんで空売りを仕掛けていくつもりだという。

CLOはサブプライムローン、リーマンショックの時代に比べると安全性が確保されている。しかし、CLOには様々な債権が入っており、投資家の1人1人が細かく見れない不透明性はあるという。今後のリスクとして熊谷さんは「トランプ政権、イギリスEU離脱、中国経済減速」、大槻さんは「世界の自国優先主義、海外の高リスク債、世界の不動産価格」があるという。

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エンディング (その他)
22:29~

クローズアップ現代+の次回予告。

NHKオンデマンドのテロップ。

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