クローズアップ現代+ 「関係悪化の日韓どこへ”徴用”判決の波紋…事態の打開策は」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年1月24日(木) 22:00~22:25
放送局 NHK総合大阪

番組概要

亀裂深まる日本と韓国 ~「徴用」判決の波紋~ (ニュース)
22:00~

今日未明、韓国最高裁前長官が「徴用」を巡る判決で、朴槿恵政権の意向を受けて不当に遅らせた疑いで逮捕された。ムン・ジェイン政権下で、今韓国が日本に対する訴えが多く広まっている。戦時中、日本は労働不足を担うために徴用令などで、朝鮮半島からも動員されて炭鉱などで働かされた。戦後、日韓は国交正常化に基づいて日韓請求権協定で一連の問題を合意したとされていた。しかし、今回の徴用工の問題はそれを覆すものだった。

韓国でビジネスをしている日本企業の間では不安が広がっている。リチウム電池を韓国で製造するメーカーは、今回日本側に賠償が生じる判決に衝撃を受けたという。現地工場との会議では投資に影響の恐れがあるかどうか、議論されていた。自衛隊機へのレーダー照射問題でも亀裂が深まる韓国と昨日、日韓外相会談が行われた。河野外相は日韓請求権協定に基づく協議に応じるよう求めたが、カン・ギョンファ外相は綿密に検討中だと述べるに留まっていた。

徴用をめぐる問題が深刻化したのは、韓国最高裁が韓国人4人の徴用工の訴えを認めて新日鉄住金に、1人あたり約1000万円の賠償を命じてからだった。日本政府は請求権の問題は解決済みだと強く批判している。元外務次官は今回の判決は「戦後の日韓関係の土台を揺るがしかねない」と指摘している。

解決済みとされてきた徴用工の判決が覆ったのは、徴用された人たちが救われていないからだという。協定を締結したのは軍事クーデターで実権を握ったパク・チョンヒ元大統領で、協定に基づいて日本が支援した5億ドルで「漢江の奇跡」を成し遂げた。しかしその一方で、お金は徴用された人たちに殆ど使われなかったという。締結から40年経った2005年、韓国政府は補償を韓国政府が行う事が確認された。一部の対象者には慰労金や医療費などが給付された。弁護士らは本来ならば日本企業が賠償するべきだと考えていたが、朴槿恵政権下では審理が進まなかったという。

日本企業に賠償を命じる判決はどこまで広がるのか。ソウルにある日本大使館は、現地に進出している企業に説明会を開催した。裁判の影響でどこまで影響が出るか不安を持つ人々に対し、開かれたが日本政府は最高裁の判決を厳しく批判している。韓国政府も解決済みという日本と同じ立場に立ってきたからだが、新日鉄住金の資産差し押さえがくだされてしまう。外務省は韓国の駐日大使を呼び、日韓請求権協定の基づく協議を要請した。しかし翌日、文大統領は司法判断を尊重する姿勢を示していた。

韓国最高裁は不法な統治のもとでの併合は、不法な強制労働だったので日韓請求権協定も不法という論理を主張している。こうした論理の背景には、民主化を勝ち取った世代が裁判所の重要ポストにつき、軍事政権地代の日本との協定に疑問視しているからだという。日本側としては慰安婦問題をめぐる財団が解散したり、哨戒機レーダー問題などでもう付き合いきれないなどと厳しい批判の声があがっている。

この徴用をめぐる問題はさらに拡大する恐れがあり、現在進行中の訴訟は12件で原告になりうる人は約15万人となっている。そこで韓国政府は知日派のイ・ナギョン首相のもとで、財団が一括で補償や賠償をして訴訟を取り下げてもらおうという対応策が考えられている。しかし、誰が財団として出資するかの話し合いが難航している。自発的に参加を促すという声も出ているが、その場合日本企業に責任があるという最高裁の判決を尊重していないという批判も出ている。日本政府としては日韓請求権協定が国と国との約束なので、司法も従うべきとしている。

イ・ウォンドクさんは「これまでの不信や誤解、偏見などを解消する方向に努力すれば正常化する道が開かれる。指導者の役割が重要」などとし、薮中さんは「北朝鮮について日米韓で話し合う時に、いがみ合っているのはどうか」などと述べていた。池畑さんは「今後は、文大統領が傍観せずに前向きなメッセージを発信する必要がある」とし、志賀さんは「米朝首脳会談が予定するなど北朝鮮情勢が動く可能性があるので、日韓の連携が必要。ただ、徴用を巡る問題は引き続き韓国側に適切な対応を求める必要がある」などとコメントした。

クローズアップ現代+の次回予告テロップ。

NHKオンデマンド配信のテロップ。

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