クローズアップ現代+ 熊本地震2年・熊本城の難工事に密着/武田ルポ被災地では

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。月曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年4月12日(木) 22:00~22:25
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

オープニング映像。

熊本地震2年・熊本城の難工事に密着 (バラエティ/情報)
22:01~

2年前、2度の震度7に見舞われた熊本。死者は260人を超え、住宅被害は19万7千棟にのぼった。熊本城では重要文化財建造物すべてが損壊した。

熊本市は専門家と検討を重ねて先月、20年におよぶ復旧基本計画をまとめた。熊本城の石垣は貴重な文化財だ。積み直す石は10万個、地震前と同じ場所へ戻さなければならない。1つ1つの寸法や特徴を記録していく。石の形状をデータ化し、地震前の写真と照らし合わせて元の場所を特定しようとしている。飯田丸五階櫓をかろうじて支えた櫓は奇跡の一本石垣と呼ばれた。復旧計画では櫓を解体し、石垣を積み直した後、再び櫓をたてることになっている。

熊本出身の映画監督の行定さんは、熊本城は熊本県民にとってシンボルであり、いち早く復活した姿を見たいと話す。震災から1ヶ月半後に傷ついた熊本城がライトアップされたときは勇気を与えられたという。行定さんは震災の半年前に熊本城を映画におさめており、それを震災後に見てもらったが、熊本城を思い出せる事が嬉しかったと言っていただいたという。防災などを研究している室崎さんは文化財復旧の意義について、自分たちの文化がもとに戻ることが復興の力になると話した。

最も被害が大きかった自治体のひとつの益城町では、壊れた自宅や親戚の家などで避難生活を続ける人が多く、その数は4148世帯にのぼる。

NEXT 長引く“軒先避難” その実態は…

住宅の約6割が全半壊した益城町。45世帯が今も軒先避難を続けている。その1人の高木サチ子さんは倉庫を寝床にしている。冬は氷点下になることもあるという。高木さんの自宅は全壊判定をうけた。仮設住宅への入居を希望したが、2回続けて落選した。高木さんは現状を凌ぐために応急修理制度を利用し、台所・トイレ・風呂を修繕した。この制度を利用すると仮設住宅に入れなくなる。軒先避難を続ける中で肺炎を3回繰り返した。仮設住宅は現在、およそ300戸が空き部屋の状態だが、制度上入居することはできない。

軒先避難が続く背景には、再建のハードルが上がっている現状がある。花屋を営む森本さん夫妻は敷地内の小屋を自前で作り直して生活している。自宅は壁が崩落し、床が抜け落ちている。修繕の見積もりをとったところ金額は486万円となり見合わせた。その半年後に修繕を依頼すると費用は680万円と言われた。材料費の上昇や人手不足のため、以前の価格で請け負うのは難しいという。

修繕制度の不備について室崎氏は、制度が被災の実態に追いついていないと話した。新しい制度をつくり今困っている人を救うためには修理費の加算措置などが必要だと思うと話した。高齢者の健康の懸念もあると話した。

NEXT 熊本城と共に…

天守閣の復旧にあたる左官職人の河瀬さんは屋根目地漆喰を手がけている。今回の復旧工事が終わるのは20年後、自分は最後まで携われないかもしれないと、若い世代への技術の継承を急いでいる。指導を受けている宮田涼さんは左官の見習いになった翌年に被災し、熊本城の復旧工事に志願した。この日は天守閣最上階の屋根の復旧を行った。先週、覆いが外され2人の手がけた天守閣の屋根が顔を覗かせた。

被災者が希望を見出すために必要な事を問われた行定氏は、被災後に皆が一枚岩になったことを持続させ、皆で復興していこうという気持ちが重要だと話した。室崎氏は、被災地内だけでなく日本全体で救いの手を差し伸べなければならないと話した。

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