極める! とよた真帆のネコ学 第3回「ネコをあがめた日本人」

『極める!』(きわめる)とは、NHK教育テレビジョンとNHKワールド・プレミアムが2010年3月29日に放送を開始した教養番組である。教育テレビでは副音声解説放送および字幕放送を付加する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年3月4日(金) 2:52~ 3:17
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
02:52~

とよた真帆のネコ学、第3回はネコと日本人の歴史を紐解く。とよたは6匹のネコと暮らしているがネコの歴史を調べるのは今回が初めて。願いを込めた招き猫や、ネズミ除けの猫絵などの秘密に迫る。

オープニング映像。

キーワード
ネコ
招き猫

とよた真帆のネコ学 第3回 ネコをあがめた日本人 (バラエティ/情報)
02:53~

猫専門のライター岩田麻美子さんがとよた真帆を連れて、東京都台東区今戸にある「今戸神社」を案内した。今戸神社には招き猫がたくさんある。今戸は焼き物の産地で、江戸時代には招き猫が盛んに生産されていたという。今戸神社は縁結びで名高く、招き猫は全てペアになっている。

中国には猫が顔を洗う時、前足が耳より上に挙がると客が来るとの故事があり、招き猫は手を挙げていると考えられている。左手は客を呼び、右手は金運を招くとされている。

4000年前の古代エジプトでは、ネコは太陽神ラーの神様とされ神聖な動物とされていた。墓の壁画にはネコが描かれている。ネコが死ぬと飼い主は眉を剃って喪に服した。ミイラにされて埋葬されたネコも存在する。古代エジプトで飼われていたのは、イエネコの祖先であるリビアヤマネコ。ネコは国外への持ち出しが禁じられていたが、ローマ帝国の侵攻により、ネコはヨーロッパ各地に広まった。その後インド・中国を経て日本に伝来した。日本には仏典をネズミから守るために、奈良時代に到来したといわれている。古代の日本ではネコは珍しい生き物だったので、大切に飼われたと推察される。

平安時代になると、ネコは天皇や貴族のペットとして飼われるようになり、源氏物語にもネコが登場する。鎌倉時代になると、貴族以外もネコを飼い始め、庶民の暮らしを描いた石山寺縁起にもネコが描かれている。江戸幕府が開かれる前年には、ネコを放し飼いにせよとの高札が立った。ネズミ退治のために利用するためだったと推察される。

とよた真帆が群馬大学を訪問。江戸時代の庶民の歴史を研究する落合教授が、新田岩松家の殿様が描いた猫絵を見せてくれた。この絵にはネズミ除けの力があると信じられていた。江戸時代の群馬は養蚕が盛んだった。ネズミは蚕の天敵で、養蚕農家にとっては悩みの種だった。ネズミを退治してくれるネコは価格が高く、全ての養蚕農家が買うことはできなかったので、ネズミ除けの絵を描いて欲しいと殿様にお願いした。猫絵には三毛猫が多いが、オスの三毛猫がネズミをたくさん獲ると考えられていた。大学には殿様が練習したと思われる絵も保管されている。

鎌倉時代以来の歴史を持つ新田岩松家だったが、120石の石高しかなく、財政的には厳しかったので、絵を描くことによって、ネズミ除けだけはなく、財政を潤す意味もあった。殿様が書いた日記には、蚕の卵を売る商人からの猫の絵を描いて欲しいとの依頼が記載されていた。1か月間に96枚の猫絵を描いたとの記録も残っている。幕末から明治にかけて、日本は蚕を外国に輸出するようになるが、ネズミ除けとしてありがたられた猫絵も一緒に輸出された。

海外ではネコは忌み嫌われていた歴史もある。ゴヤが魔女を題材に描いた「飛行訓練」にはネコが描かれている。中世のヨーロッパではネコは魔女の遣いとされていた。ネコは街中で公然と虐待され、火炙りにする風習すらあったという。

日本にも化け猫伝説などはあるが、虐殺されるようなことはなく、大切にされてきた。京都の檀王法林寺の本尊の脇には、黒の招き猫がいる。黒猫は霊力が強い生き物だと信じられていて、東京の今戸神社にもたくさんの黒い招き猫がある。日本でも良い意味と悪い意味の両方で黒猫が登場し、江戸時代には結核への薬効があると信じられていた。

ネコの歴史を学んだとよた真帆が、ネコは日本人にとって切っても切れない大切な生き物なんだな、神格化された神秘的なモノとして感じていたことが良く分かったと、今回の感想を話した。

キーワード
縁結び
招き猫
今戸(東京)
エジプト
リビアヤマネコ
ネコ
源氏物語
石山寺縁起
群馬大学
新田猫絵
ネズミ
前橋市(群馬)
群馬県
三毛猫
飛行訓練
ゴヤ
残酷の第一段階
ウィリアム・ホガース
京都市(京都)

エンディング (その他)
03:15~

エンディング映像。番組ホームページのURLがテロップ表示。

キーワード
極める! 番組ホームページ
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