人類初 目撃!太陽系の秘境 冥王星&彗(すい)星 大冒険 2015年8月1日放送回

放送日 2015年8月1日(土) 16:00~17:15
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
16:00~

今回は対決という形で、冥王星派として中川翔子、彗星派としてカンニング竹山がそれぞれを応援する。西はりま天文台からの映像が伝えられた。冥王星は14等星のため確認が難しく、現時刻では望遠鏡でもまだ確認できなかった。

彗星の探査機ロゼッタ計画がドイツですすめられており、このプロジェクトで探査機が初めて彗星への着地に成功し、宇宙の様子を撮影した。その画像は現在も送信され続けている。この夏は、NASAの探査機が冥王星の姿を初めてとらえ、ヨーロッパが打ち上げた探査機が彗星が尾を伸ばす様子の撮影に初めて成功するなど人類初の偉業が成し遂げられた。今夜は冥王星と彗星を特集する。

キーワード
ヨーロッパ宇宙機関 管制センター
冥王星
NASA
探査機 ロゼッタ
彗星
ニュー・ホライズンズ

人類初 目撃!太陽系の秘境~史上初の絶景~ (バラエティ/情報)
16:07~

冥王星の発見者トンボーが暮らした町ラスクルーセスでは誰もがそれぞれの冥王星のイメージを持っているという。

絶景対決では冥王星が勝利した。

今回着陸に成功した彗星は、風呂場に浮かべるアヒルに形が似ているため、研究者たちの間でアヒルちゃんと呼ばれているという。竹山の絶景ポイントは太陽の熱で溶け、ガスを吐き出す美しい尾と、史上初の彗星に着陸して撮影された映像が紹介された。

2004年3月に、ヨーロッパ宇宙機関により探査機ロゼッタが打ち上げられた。探査機はチュリモフ・ゲラシメンコ彗星に接近した。去年の夏ロゼッタは彗星から100キロの距離まで接近し、その様子を撮影した。さらにロゼッタは彗星はその後太陽に接近し、熱で溶けて尾を伸ばし始める様子を撮影した。さらに彗星の表面を更に詳しく調べるため、ロゼッタは着陸機フィラエを切り離して彗星に投下した。着陸は成功し彗星表面からの画像の送信に成功した。

冥王星は全体が分厚い氷で覆われており、ハート型のような模様の部分は比較的新しく出来たため白く光っているという。ハート型の部分の拡大映像ではには氷河のような写真が撮影された。さらに氷の山脈が連なっている様子も確認できている。NASAは今朝、冥王星の薄い大気が太陽の光を受けて輝いている様子を公開した。

最初の冥王星と彗星の対決は史上初の絶景対決。ニューホライズンズが初めて鮮明に冥王星の姿を撮影した。冥王星は月より少し小さく、表面は氷でおおわれていると考えられている。南側には白いハート型のよぅな模様が見られた。

キーワード
ラスクルーセス(アメリカ)
冥王星
トンボー
彗星
探査機 ロゼッタ
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
着陸機 フィラエ
ニュー・ホライズンズ
NASA
ハップル宇宙望遠鏡

人類初 目撃!太陽系の秘境~世紀の大発見~ (バラエティ/情報)
16:21~

続いては世紀の大発見対決。地球から冥王星までの遠さを縮尺模型で例えると、地球から月までが90センチの縮尺の場合、地球から冥王星まではスタジオからスカイツリーまでの距離にあたるという。さらにこの縮尺の場合、冥王星の大きさは直径5ミリになってしまうという。

冥王星に少しでも早くたどり着くため、NASAはニューホライズンズに様々な工夫をした。その一つが打ち上げで、ニューホライズンズは補助ロケットを5つ追加することにより史上最速スピードで地球を出発した。さらに探査機の軽量化にも取り組み、最小限の探索機器のみ積み込んだ。探査機まで遠いため、地球から探査機まで信号を送り戻ってくるまでに8時間47分もかかってしまうという。そのため機体の直接コントロールが困難なため、事前にすべての動きをプログラムし、探査機に送っている。冥王星の周りには新しい衛星が次々と発見されているため、探査機と衛星が衝突する恐れがある。

探査機と冥王星が最接近する日、世紀の一瞬を見届けたいと多くの人が集まった。午前7時49分にニューホライズンズは冥王星に無事に最接近することが出来た。探査機からは現在も最新の画像が届いている。

冥王星のハート型模様について、冥王星を長年研究してきたウィル・グランディー氏はハートの左側は氷の比較的新しい平原が広がっおり、平原には内部の氷がゆっくり動いてできたと考えられる文様があるとした。冥王星は中心部が岩石でできており、表面が氷で覆われていると考えられている。中心部に何かしらの熱があり、氷が滞留しているのではないかと解説された。ハート模様の右側は比較的古く、左側はあとから固まった新しい領域ではないかとされている。ハート模様の隣にある黒い模様は天体が衝突した痕だと考えられており、衝突により熱が発生しハート模様ができあがったのではないかと考えられている。

ヨーロッパ宇宙機関の探査チームは、ロゼッタから送られてきた彗星の画像を元に、探索機フィラエの着地点を決めた。常に自転を続ける彗星に探査機を着陸させるため、ロゼッタは一度彗星から離れ、再接近して自転の速度に合わせて探査機を投下した。切り離しから7時間後、フィラエは着陸に成功した。しかし、フィラエは重力の小さい彗星上で2度跳ね上がり静止したと見られた。フィラエは、日の当たらないくぼんだ場所に横転して着陸したとみられる画像を送信してきた。フィラエは太陽光パネルで動いているため、日が当たらないと十分な発電ができなくなってしまう。着陸から60時間後フィラエのバッテリーが切れてしまった。探査チームは彗星が太陽に近づき十分に日が当たれば、フィラエは再稼働できると考え、信号を待ち続けた。着陸から7ヵ月経った2015年6月13日の夜に、フィラエからの信号が届いた。フィラエから送られてきた画像から、多くの研究者は塵が集まった粒同士がさらに集まり出来た隙間の多い天体が彗星ではないかと考えた。

彗星は氷や塵が集まって雷おこしのような状態になった隙間の多い天体ではないかということが、今回の着陸で分かった。彗星が衝突合体を繰り返し惑星になると考えられるため、彗星を探索することで地球誕生の手がかりが分かる可能性がある。

ヨーロッパ宇宙機関管制センターからの中継で最新の彗星の画像が紹介された。フィラエは現在通信を送ってきているが、定期的な通信はできないためこれから計画を立ててどうするかを決めて行くという。8月13日に彗星が最も太陽に接近するという。

世紀の大発見対決は、彗星が勝利した。

天文ファンのアラン・モーリーさんは、世界中の天文ファンが訪れるチリのサンペドロ・デ・アタカマに移住した。モーリーさんはこの夏チュリモフ・ゲラシメンコ彗星の撮影を楽しみにしている。

キーワード
冥王星
ニュー・ホライズンズ
NASA
無人火星探査機メイブン
ジョンズホプキンス大学
衛星 カロン
ローウェル天文台
彗星
探査機 ロゼッタ
ヨーロッパ宇宙機関 管制センター
ダルムシュタット(ドイツ)
フィラエ
シュテファン・ウラメッツ博士
ロゼッタ
マックスプランク研究所
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
アラン・モーリーさん
サンペドロ・デ・アタカマ(チリ)

人類初 目撃!太陽系の秘境~生命誕生の謎~ (バラエティ/情報)
16:56~

続いては生命誕生の謎対決。地球が誕生した際には、惑星同士が激しく衝突した灼熱の環境で生命誕生の材料は燃え尽きたと考えられている。ロゼッタ計画に参加したイアン・ライトさんは、彗星が生命誕生のきっかけになったと考えた居る。ライトさんはフィラエに独自の装置を装備し、彗星の有機物を採取しようと考えた。しかし彗星の表面は平らではなかったため、サンプル採取のためのドリルが届かなかった。しかし、彗星が跳ね返った際の塵が装置の中に偶然に入っていた。そのデータによると、単純な分子がくっついた幾つかの複雑な有機物が見つかったという。ライトさんはこの複雑な有機物が生命誕生に関わったと考えている。

冥王星は薄い茶色をしているが、この色は分析の結果複雑な有機物で出来ていることが分かってきた。東京大学の関根康人氏によると、冥王星の大気は地球の出来たての頃の状態によく似ているという。関根氏はガラス管に冥王星の大気と似た成分をガラス管に入れ、冥王星と似た状態をつくりだした。その結果茶色い、生命の身体の成分に似た有機物が出来上がった。関根氏は地球上で化学反応が起き、生命が誕生したと考えている。

生命誕生の謎対決の判定結果は、引き分けとなった。

3つの天文台から望遠鏡で捉えた冥王星の様子が紹介された。

ロゼッタ計画を牽引してきたゲルハルト・シュベームさんは、30代なかばでロゼッタ計画の立ち上げに関わった。40代なかばで科学者チームのリーダーに就任した。計画では定年の前に彗星着陸を成し遂げる予定だったが、ロケットのトラブルで打ち上げが1年以上延期し、彗星着陸を目前にして65歳で第一線を退くことになった。ドイツからの中継で、ゲルハルト・シュベーム氏の取材が伝えられた。シュベーム氏は30年前は大きな夢だった計画が達成でき、非常に嬉しく思うと語った。また彗星探査は惑星誕生の謎の解明につながるが、研究が進むにつれて新たな疑問が生まれてくる。その疑問を解明することが次世代の研究者にとっての課題となり、それは次の世代に研究を受け継ぐ大きな機会でもあると話した。

キーワード
イギリス
彗星
オープン大学
フィラエ
東京大学
冥王星
兵庫県立大学
和歌山県
ロゼッタ
ヨーロッパ宇宙機関 管制センター

エンディング (その他)
17:12~

これからもロゼッタとニューホライズンズの探索に注目していきたいと出演者が話した。

キーワード
冥王星
彗星
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