週刊 ニュース深読み 裁判員に選ばれた!! あなたならどうする?

放送日 2016年7月9日(土) 8:15~ 9:30
放送局 NHK総合大阪

番組概要

東日本太平洋側 非常に激しい雨のおそれ 土砂災害など厳重警戒 (ニュース)
08:15~

今日は東日本の太平洋側で非常に激しい雨が降ると予想されており、気象庁は土砂災害や低い土地での浸水、川の増水などの警戒を呼びかけている。気象庁は災害が迫っているとして、記録的短時間大雨情報を和歌山県に発表して安全確保を呼びかけている。

キーワード
土砂災害
記録的短時間大雨情報
土砂災害警戒情報
増水
浸水
落雷
竜巻などの突風
新宮(和歌山)
田辺(和歌山)

バングラデシュ人人質テロ (ニュース)
08:16~

ラマダン月に各地でテロが多発している原因としては、テロリストらがこの神聖な期間を利用してテロをよびかけているのではないかとされている。またもう一つの理由としてはISの戦略が変わったことが挙げられる。ISは現在アメリカの支援などによって、劣勢に立たされていることから、領土を支配するということからなりふり構わずに自爆テロを起こすようにと戦略を転換した。

今後海外旅行が増える夏休みに入るが、世界中でテロは起こりえるため、その国が現在どのような状況になっているのかを把握することが大事となっている。最低限として緊急の連絡先というものは事前に知っておくべきなどとのアドバイスが送られた。

首都ダッカで起きたバングラデシュ人質事件から一週間が経過した。日本のベンガル語教室でベンガル語を教える講師もこうした事件が母国で起きてしまったことに悲しみを感じていると話した。

現地では事件現場となった場所が公開された。現場ではぐちゃぐちゃになった車や窓ガラスが割れ机や椅子が散乱している状況であったことから、当時の状況の壮絶さが伺える。武装グループは飲食店で人質をとってたてこもり、イスラム教の聖典コーランを朗読できない人質に危害を加えたという。たてこもりから約10時間後に治安部隊は突入したが、日本人7人を含む人質23人が亡くなった。火曜日7人の遺体を乗せた飛行機が羽田空港に到着した。警察は今後救出された日本人からも話を聞くなどして事件の解明を進めるとしている。

事件が起きたバングラデシュは面積が日本の半分以下となっており、人口は日本よりも多い約一億5000万人である。そしてその人口の9割がイスラム教徒となっている。かつてはインドの一部あったが、インドからイスラム教徒が多い地域が独立した。

バングラデシュは独立当初から日本と深い関係があった。ラーマン大統領が首都ダッカで独立を喜んだ時、日本はアメリカよりも早く国家としてバングラデシュを承認した。バングラデシュの国旗は日本にならって、ラーマン大統領がデザインしたとされている。バングラデシュの東と西を結ぶ建国以来悲願とされていた橋は日本の援助で建設されており、経済協力においてもに両国は密接に関係を結んできた。

日本で暮らすバングラデシュ人は事件に対して「恥ずかしい。そして悲しい。」と話した。また「世界の中でも日本が一番の友だち、日本が作ってくれたインフラは何も心配が無く、安全なものだ。」とも話した。近年バングラデシュは目覚ましい経済成長を遂げており、なかでも各国の縫製工場が集中しており、世界の縫製工場と呼ばれている。その一方で首都ダッカの交通渋滞である。バングラデシュは経済成長に伴い、人口が急激に増加したため交通渋滞が激増した。そうした道路や鉄道の整備事業に亡くなった7人は携わっていた。

途上国のまちづくりに関わりたいとバングラデシュに渡った被害者の一人は27歳の若さでなくなった。フェイスブックには海外支に援対する思いを綴っていた。ゼミで指導していた教授は「とにかく明るい人柄でありかつ行動力があり優秀な人物であった。自分の目標に向かって着実に仕事をしており、今回の事件は残念でならない。」と話した。

大学院で交通工学を学びアジア各国で交通渋滞を解消する仕事についていた被害者はもうすぐ結婚を控えていた。被害者の父親は「親ばかじゃないけど立派なやつだった。自慢の息子だよ。」と残念そうに話した。

JRなどで働きその経験を活かしてバングラデシュで鉄道を作るための調査をしていた被害者は直前に肉声をテープに残していた。被害者の弟は「兄として尊敬できるひとだった。」と話した。

開発途上国の為に海外を飛び回り支援をしていた女性被害者の父は「なぜその国のために働きたい、役に立ちたいと考えている人たちが殺されなければいけなかったのか。」と憤りを露わにした。

地元の警察が射殺した5人の犯人のうち、少なくとも二人はIS殿関係を疑われている指導者をSNSでフォローしていたことがわかっている。ISのバングラデシュ支部を名乗る組織が犯行声明を出している。一方バングラデシュ政府は国内の過激派組織による犯行としていたが、政権内ではISが関与した可能性を認めて国際的な協力を優先すべきといった意見がでている。

キーワード
IS
テロ
ラマダン
イスラム教徒
自爆テロ
外務省
たびレジ
夏休み
バングラデシュ人質テロ
新宿区(東京)
コーラン
イスラム教
羽田空港
ダッカ(バングラデシュ)
パキスタン
インド
バングラデシュ
ムジブル・ラーマン初代大統領
国旗
インフラ
芝浦工業大学
交通工学
旧国鉄

参院選あす投票日 (ニュース)
08:33~

投票日が迫っている参議院選挙の注目ポイントは「18歳選挙権」。先月18歳になったばかりの俳優・広瀬すずさんは4日、期日前投票を行った。広瀬さんは「本当に初めての選挙でわからないことが多かったけど、すごくドキドキした。」と語った。また岐阜県関市では6日、若者に選挙への関心を高めてもらおうという狙いから、高校に期日前投票所が設置されたり、埼玉県川口市の前川中央商店会の8つの店舗で、投票した20歳以下の人“割り引き”が実施されたり、各地で18歳に投票してもらおうという取り組みが行われた。名古屋市緑区では、高校3年生が地元のパン屋と協力して企画した、投票すると「有松絞り」をモチーフにしたお菓子がもらえる取り組みや、店内に選挙などについて話をするスペースを設けるなどの取り組みが行われた。企画者の高校生は「これからの未来は自分たちが一番輝ける時代。だから、いま自分たちは1票を入れなければいけない。18歳限定の選挙割を通して、まずは選挙に一歩足を運んでほしい。」と語った。大阪市北区の商店街では7日、高校の吹奏楽部が同世代の若者に投票を呼びかけた。

キーワード
広瀬すずさん
有松絞り
期日前投票
参院選
18歳選挙権
前川中央商店会
岩谷三郎会長
井村知貴さん
世田谷区(東京)
関市(岐阜)
川口市(埼玉)
緑区(愛知)
北区(大阪)

ニュース (ニュース)
08:38~

日本人11人目の宇宙飛行士・大西卓哉さんは7日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地でロシアの宇宙船”ソユーズ”に乗り込み、宇宙へ旅立った。日本でも多くの人が打ち上げの様子を見守る中、打ち上げは成功した。”ソユーズ”は9日午後1時すぎに国際宇宙ステーションに到着予定で、大西さんは約4ヵ月の滞在中にさまざまな実験に取り組む。

相次ぐ白人警察官の黒人射殺に講義するデモの最中、テキサス州ダラスで警察官12人が銃撃され5人が死亡した。容疑者の男は警察との銃撃戦の末に死亡、現地メディアは“25歳の黒人の男”と報道した。警察によると容疑者は「黒人男性が死亡した一連の事件に怒り、特に白人警官を殺害したかった」と話していたとのこと。

キーワード
全日空
バイコヌール宇宙基地
日本科学未来館
ソユーズ
国際宇宙ステーション
ワシントン(アメリカ)
ルイジアナ州(アメリカ)
江東区(東京)
中区(神奈川)
フェイスブック
ツイッター
ミネソタ州(アメリカ)
ダラス(アメリカ)

気象情報 (ニュース)
08:42~

全国の気象情報を伝えた。

深読み (バラエティ/情報)
08:44~

深読みのコーナー。裁判員制度が始まってからおよそ7年経ち、オウム真理教、三鷹女子高校生殺害事件の裁判などが市民の審議で行われた。これまでで裁判に参加した人は約7万人だが、制度への理解はまだ深まっておらず、最高裁の調査によると「裁判に参加したくない」と答えた人が42%に昇っている。また、5月に北九州市で行われた暴力団幹部による殺人未遂事件の裁判で、元暴力団員らが裁判員に声をかけて脅したなど、裁判員をめぐるトラブルも起きている。今回は、一般市民が裁判に参加する意味について、とことん考える。

裁判員裁判に関するスタジオトーク。まだ裁判員を経験したことがないという山口もえは「人を裁くということは、その方の人生を背負ってしまう。」と不安をこぼした。

裁判員制度に関する徳永アナのプレゼンテーション。最高裁判所のデータによると裁判員未経験の人への調査では「裁判員やりたくない」と言う人が83.6%である一方、経験者への調査では「裁判員やってよかった」と答えた人が96.1%だったという。このデータをもとに裁判員経験者にアンケートを取り、その声をもとに作った模型を使って解説する。

アンケートによると「やって大変だった」と答えた人で多かったのは「仕事、やすめるかな」という不安。裁判員等選任の通知は郵送で届くため、「急に来る」という感覚が強い。また裁判員は義務である上に平日に開かれ、平均拘束日数がおよそ6.5日。極端な例だと、裁判員を終えて会社に戻ったら自分のデスクがなくなっていた、などまだまだ会社によっては裁判員への理解が進んでいるとは言えない。

続いて裁判所に行った時の声をまとめてみる。まず裁判員の対象になるのは強盗殺人など比較的重い事件であり、被告と直接顔を合わせなければならないため「顔を覚えらたれたらイヤだ」といった意見が挙げられる。また犯行に使われた凶器など具体的な証拠品を見せられるため「トラウマになりそう」との声もあった。その一方で「犯罪は別世界の出来事じゃないと気づいた」、「犯罪が起きたのは本当にこの人だけの責任なのか」など、自分の認識を変える貴重な経験になったという声もあった。

山口もえは「貴重な経験ならば傍聴席でもできるのではないか」と疑問を呈したが、裁判員員は、評議室で有罪か無罪か、あるいは刑量をどうするかを裁判官と議論する。この経験をした人の声は、大変だったとする意見としては「人の人生を自分の判断で左右してよいのか」、経験してよかったとする意見としては「人の人生をこんなに真剣に考えたことはない」などがあった。

ユージは「裁判員は裁判官と違って専門的な知識はないので、感情によって左右されてしまうのではないか」との不安を語った。これに対して四宮啓は「専門的な法律のことは裁判官が担当してくれる。裁判員は提出される証拠を見て、検察の判断に間違いがないかどうかを常識で判断することが求められる」と答えた。

続いて裁判が終わったあとの感想。大変だったとする意見では守秘義務があるため「誰にも話せないのがしんどい」、しかし裁判員をやってよかったと応えたのは96.1%であり、その意見の1つとして「裁判員は重責だが、知らなかった世界を垣間見てすごく勉強になった」という声が挙げられた。

小野文惠は「96.1%という数字は正直、そもそも裁判員を何らかの理由を付けて断らなかったいい人たちが集まって出た数字なのではないか」という疑問を呈しながら、番組独自で行ったアンケート結果を発表した。裁判員経験者48人に「制度に異議はある?」と聞いたところ「ある」と答えたのが27人、「ない」と答えたのが9人、「わからない」と答えたのが12人だった。

田口さんが裁判員制度を経験して、裁判員制度の経験を振り返ると総括して言えるが、やはり実際に普段見ないような映像を見ることもあり、そういった映像があとになってなって少し変わった感じが残ると話した。

ユージが「裁判員制度で直接被告と接する機会があるということは、被告に恨まれる可能性もあるため怖い。」と話した。

裁判員制度は自由を基軸に、主権者が物事を判断できるようなシステムづくりをすすめるための制度である。裁判員制度は決して全ての事件を扱っているわけではなく、重大な事件において適用されるわけであり、その判断がその後の社会への影響力を決める。いわば国民が重大な事件においてフェアに判断することで、その後の社会に対しても責任をもつようになるのではないかといった意図がある。

裁判員制度の主旨を理解した上で、被告に顔を見られる恐怖感は拭えないと山口もえがコメントした。この問題は大きな問題であり、今後は裁判所の責任がより問われる。

裁判員制度では選ばれた人が仕事を休職する場合には、日当一万円が保証される。しかし一方でこの一律一万円はが公平化は議論の余地がある。なぜなら事件によっては死刑の可能性を考えなきゃいけないようなケースもあるからである。

裁判員制度では特に服装の指定がない。

裁判員制度は一審の地方裁判所のみで行われる制度であり、その後の高等裁判所や最高裁判所では裁判官の判決が行われる。そして裁判員制度で国民によって決められた判決はほとんどのケースで覆ることはない。なぜなら高等裁判所も最高裁判所も一審の判決を尊重するからである。

裁判員制度を通して一般市民が裁判に参加していく意義はあるかもしれないが、その人数というのは日本の人口を考えるとほんの一部となっている。

裁判員経験者アンケートで暮らしや考え方に変化があると答えた人が多い。

裁判員を経験した人が交流しているLJCCというグループからの経験を紹介。田口さんは罪を犯した人は特別じゃないという印象を持った。だからこそ社会復帰を支える必要があると感じたという。田口さんは不動産屋さんで、裁判員を経験してから前科がある人も受け入れるようになったという。前科のある人が入居した場合は、声掛けをしたりしているという。少年院の篤志面接委員という少年院に入っている少年少女に悩みを聞きに行ったり相談相手になったりするボランティアを始めたという。

裁判員経験者の古平さんは多様な意見を受け止める力が必要と感じた。話し合いをする評議室でもっと意見を言えたのでは、自分は果たせたのかという思いがあったという。これから経験する人にもその思いを持って欲しいと、子どもたちを招いてディスカッション講座を開いたという。そこでは自由に意見を言い合い、相手の立場で考えてみることが大事だという。否定しないということがポイントだという。

山口もえは事件を被害者の気持ちでは見るが、加害者の立場ではみない。でも人生の中では加害者になる可能性もあると考えるきっかけになるなどと話した。

視聴者からのツイートを紹介。5月にやったがとてもよかったなどの経験者の声が出た。田口さんは評議室で意見を言えなかった人が参加した実感がないまま終わって、変化がなかったと感じるのではと話した。

死刑を裁判員から外したほうがいいという意見もあり議論されている。裁判員経験者へのアンケートでは重大事件を裁くことについて負担が大きすぎるとの意見が多くあった。経験者の40代男性は「いろいろな写真が自分にとっては負担だった。犯人の人格などを理解しようとしたが結局理解できなかった」との意見。重大事件を裁判員が扱うのは、この制度は国民主権の制度なので一大事の時に主権者が関わるという考え方の元だという。

視聴者からの意見を紹介。興味はあるが顔を覚えられるのは怖い。顔を隠して裁判するのはダメなのかという。全国の裁判所で裁判員を守ろうという動きを検討中だという。

裁判員に選ばれたら1つの事例だけ担当する。

裁判員経験者の声を聞く機会がなかった。やって良かったと思う人がこんなにいるのはびっくりしたなどと話した。田口さんは知り合いに通知がきたらリスクも背負うため、是非やってとは言えないという。

一般の目から見た意見が裁判官に言えるこの制度はいいと思うが、注目を浴びる裁判官の横の席じゃなくても弁護人や検察人の後ろなどはないのかという意見を紹介した。四宮教授は健全な反応だとし、何百年も陪審員裁判が行われてきたアメリカでも今アンケートでは圧倒的多数が行きたくないと答えるという。大事なのは選ばれたらどうするか、終わったらどう感じるかが重要だと話した。

明日選挙があるが、裁判員制度も1票を投じるという意味では同じで、いろんな人と議論をして投じることは貴重な経験などと話した。

エンドテーマ:「フカヨミfeat.初音ミク」/八王子P

テロップ:NHKオンデマンドで配信します

キーワード
オウム真理教
三鷹女子高校生殺害事件
川崎中1男子生徒殺害事件
裁判員裁判
暴力団員
強盗殺人
裁判員法
司法制度改革
刑事裁判
地方裁判所
高等裁判所
最高裁判所
裁判員
篤志面接委員
LJCC
子ども
ツイート
死刑
国民主権
陪審員裁判
死刑制度
選挙
裁判員制度
八王子P
フカヨミfeat初音ミク
最高裁
北九州市(福岡)
ツイッター
番組ホームページ
愛知県
古平衣美さん
守秘義務
NHKオンデマンド

ニュース (ニュース)
09:28~

近畿地方では南部や中部で雨雲が発達している。和歌山県潮岬で81.5mmの1時間雨量を観測するなど、各地で大雨が降り、すさみ町では午前8時までの1時間に80ミリの雨を観測した。白浜町付近などでは記録的短時間大雨情報が出された。和歌山県では今日未明からの雨量が200ミリに達し、土砂災害警戒情報が発令された地域もある。大気の不安定な状態は続く見込みで、近畿南部を中心に局地的に雷を伴い1時間に80ミリの雨のおそれがある。気象台は、土砂災害などに警戒・注意するよう呼びかけている。

キーワード
大雨
記録的短時間大雨情報
潮岬
国土交通省
土砂災害警戒情報
すさみ町(和歌山)
田辺(和歌山)
白浜町(和歌山)
新宮(和歌山)
  1. 前回の放送
  2. 7月9日 放送
  3. 次回の放送