週刊 ニュース深読み 2016年2月20日放送回

放送日 2016年2月20日(土) 8:15~ 9:30
放送局 NHK総合大阪

番組概要

ニュース (ニュース)
08:15~

急速に発達する低気圧の影響で、きょうは全国的に風が強まる他、東日本と西日本の太平洋側では非常に激しい雨が降る恐れがあり、沖縄・国頭村 奥では41mmの激しい雨を観測した。気象庁は土砂災害、高波などに注意するよう呼びかけている。背景に鹿児島など各地の映像。

スタジオの気象予報士の南利幸が登場。午前中は九州南部、午後になると東海関東、明日には北海道のお天気が荒れ気味になる。

川崎・幸区の老人ホーム・Sアミーユ川崎幸町で入居者3人がベランダから相次いで転落して死亡した事件で、最初に死亡した男性を投げ落とした殺害容疑で、元職員の男で逮捕された。男は他の2人の殺害も認めていて、警察は連続殺人とみて調べている。

スタジオトーク。厚生労働省によると介護施設での高齢者虐待は、26年度300件と過去最多。番組ではある介護施設を取材したが、虐待の要因になりかねない介護ストレスに向き合っている。

静岡・清水区の介護老人保健施設「鶴舞乃城」は、入所している100人に対し、介護職員は日中が約20人、夜間が5人の体制。入所者の8割は認知症で、会話が難しい事もしばしば。高口光子看介護部長は介護アドバイザーとして全国の施設の指導にもあたっている。高口さんの原点は約20年前、部下がストレスを理由に高齢者虐待をしていたこと。高口さんは職員の苛立ちや不安を聞き出し、ストレス軽減を図っている。特にストレスを溜めて孤独になりがちなのが、仕事を始めたばかりの新人。この施設では、新人と先輩の交換ノートを作ったり、入所者全員の情報交換を行い、トラブルに全員で対応している。

木曜日、日米政府は羽田空港とアメリカを結ぶ、新たな発着枠を設けることで合意した。これまでの羽田空港のアメリカ行きの発着は深夜・早朝のみだったが、日中の時間帯も飛ばす事が可能になった。

羽田空港は国際線の強化に乗り出し、発着枠を倍増。去年は中国路線も拡大した。しかしアメリカ路線は深夜・早朝のみの8往復に限られていた。その理由は米最大手のデルタ航空が反発してきたため。デルタ航空は成田空港を拠点としてきたが、ライバル会社と違い日本の航空会社とマイレージの提携関係がなく、羽田空港の発着枠が増えると不利になるとしていた。そんな中、今週日米で合意がまとまり、日中10往復の路線などを設ける事になった。全日空は「アメリカ東海岸への直行便就航を含め、今後路線を検討していく」としている。一方、成田空港は乗り継ぎ機能を強化し、迎え撃つ構えである。日本航空の植木義晴社長らの会見模様が流れた。

小澤征爾さんは20年ほど前に、長野・松本を拠点にした音楽祭を立ち上げた。そこで小澤さんと交流のある武井勇二さんを訪ねて長野・下諏訪町を訪れた。2人が出会ったのは小澤さんが28歳の時で、武井さんが通うオーケストラの指揮を頼んだのがキッカケ。この頃の小澤さんはニューヨーク・フィルハーモニックなど、世界のオーケストラ活躍を始めていた新進気鋭の指揮者。カラヤンの指導を受け腕を磨き、ボストン交響楽団の音楽監督を務めるなど、高く評価されるようになった。

火曜日、宮崎衆院議員が辞職した。衆院本会議で大島衆院議長から辞職を許可することになったとされた宮崎前議員はその場を退席。その後伊吹元衆院議長、河村衆院議運委員長と会談した。そして2人からはこれからしっかりやるようにと言われたという。

水曜、種子島宇宙センターから天体観測衛星「ひとみ」の打ち上げに成功した。 ひとみは天体から出るエックス線を観測できるといい従来より最大100倍の感度で観測できることからブラックホールからでるエックス線を観測するという。

トルコ首都で爆発があり28人が死亡した。17日、アンカラで軍の兵士を乗せたバスに爆弾を積んだ車が接近し爆発。28人の死亡に加え約60人が怪我をした。トルコ政府はシリアのクルド人勢力の犯行と断定し、国境を越えて報復行為を続けている。しかし国内の別のクルド系過激組織が犯行を認める声明をだしている為、背後関係などの憶測を呼んでいるという。

月曜、福島の今を伝えるアニメの試写会が開かれた。福島のアニメ制作会社などが制作したといい「あたしの先生」という作品は実在した教諭がモデルでディーン・フジオカさんなどが声を担当している。そしてこのモデルになった男性教諭は当時のことを思い出すなどと話していた。

小澤征爾さんが2013年に指揮した「ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》」がグラミー賞最優秀オペラ・レコーディング賞を受賞した。幻想的な夢を描いたオペラで、長野・松本で上演された。

小澤さんは国内での活動にも力をいれ、サイトウ・キネン・オーケストラを結成。武井さんは小澤さんの想いに共感し、資金調達などをして活動を支えるようになる。小澤さんは平成4年からサイトウ・キネン・フェスティバル松本を開催。グラミー賞を取った作品は2013年に上演された「ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》」。小澤さんは今回の受賞について「仲間ととったもの」と語っている。

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大島衆院議長
伊吹元衆院議長
河村衆院議運委員長
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ニューヨーク・フィルハーモニック
衆院本会議
エックス線
爆発
あたしの先生
福島

気象情報 (ニュース)
08:42~

全国の天気予報を伝えた。

このあとの深読みは「アメリカ大統領選挙」。

キーワード
アメリカ大統領選挙

深読み (バラエティ/情報)
08:45~

今日の深読みはアメリカの大統領候補のゆくえ。民主党のクリントン氏や共和党のジェブ・ブッシュ氏などが注目されているが今話題になっているのがドナルド・トランプ氏。過激な発言だけでなく特徴のある髪型まで話題になっている。そして最高齢のバーニー・サンダース氏はバラエティー番組でそっくりさんと共演するなどおちゃめなところがあるが格差などを訴えているという。2009年にはバラク・オバマ新大統領が華々しくデビューしたがいまアメリカで何が起きているかを解説すると説明した。

ご意見募集中!番組ホームページまたはツイッターまで。

米大統領選をデーブ・スペクターに話を聞くと候補者がバラエティーに富んでいるということでアメリカでも盛り上がっているという。そこで徳永圭一アナがプレゼンターとして解説した。アメリカの場合、民主党と共和党という2つの大きな政党があり最初にこの政党の代表者になる必要がある。そして夏に党の代表者になり秋に決定する。この代表者候補は当初民主党はヒラリークリントン氏が確実視されていて逆に共和党は本命不在だった。しかしいざ始まるとバーニー・サンダース氏とドナルド・トランプ氏が話題になった。

アメリカの状況などを話した。格差が広がっている影響が大きく、不遇な人達からすると不法移民などに責任を転化しやすいという。こうしたことからトランプ氏のように過激だがわかりやすい話をする候補者が話題になっているといい、デーブ・スペクターは今は面白がっている段階で叉、共和党は対抗馬が弱く魅力的な候補者がいなかった反動で注目されているという。そしてクリントン氏はあきられていて愛嬌のあるおじいちゃんのサンダース氏がタイミングよく出てきたと話した。

ツイートの意見などを紹介。そしてTPPなどが象徴的だがトランプ氏もサンダース氏、クリントン氏も反対している。クリントン氏などは長官として旗振りした側にも関わらず選挙のためにこう主張しているといい耳触りのいい言葉を安易に使うポピュリズムが広がっているという。デーブはポピュリズムが通用するのは夏まででそれ以降は問題発言は致命的になると話した。

BGM:フカヨミfeat初音ミク(作詞・作曲・編曲/八王子P)

話題になっている候補を解説した。ドナルド・トランプ氏は資産5000億円の資産家で不動産王とも言われているが政治経験がゼロで、過激な主張・暴言でも注目されている。そしてバーニー・サンダース氏は74歳のため史上最高齢の大統領になるがウォール街などを批判し注目されていた。

話題になっているトランプ氏とサンダース氏だがトランプ氏が暴言王、サンダース氏が民主社会主義者とアメリカらしからぬ候補者が注目されている理由を解説。アメリカは格差が広がりアメリカ全体の資産の4割が1%しか居ない富裕層にあるという。このため2人は99%の庶民の中で支持されているので話題になっているがトランプ氏が労働者、サンダース氏が若者から支持されていた。労働者は移民特に不法移民に仕事を奪われることになるため移民に厳しいトランプ氏が支持され、サンダース氏は学費が高いアメリカで学費無料などを訴えているため支持されるという。

大統領選の状況を解説。ここまでアイオワ州、ニューハンプシャー州で投票が行われ、20日にはネバタ州とサウスカロライナ州でもあるがここまで話題ほどには2人は圧勝してはいなかった。そしてそもそもアメリカ人は本当にこの2人のような大統領でいいのか疑問があるが久保教授は少しづつ過激主張以外でも支持する人が増え、デーブはロックコンサートのようなスター扱いで興味を持っている人もいると話した。

このような状況になっている背景には格差があるが、アメリカでは格差自体は否定していないが今は金持ちの家は金持ち、貧乏人は貧乏人のままの格差の固定化状況になっているため既存の政治家に期待できずトランプ氏などが支持されるようになっているという。しかしトランプ氏は暴言を繰り返していてアメリカ国内でもメディアの中で批判もあったのだがやはり支持は減っておらず、調査でも65%がありのままに言うのが好きとしていた。

ここまでアメリカ国内の状況を話してきたがアメリカ大統領は国外の世界にも対応する必要がある。そこで現状の大統領の仕事などを解説。今年だけでもロシアやシリアの問題や過激組織IS、叉、サウジアラビアとイランの対立などがありこうした問題はアメリカがどのようなスタンスをとるかで変わってくる状況になっている。アジアをみても中国の南シナ海、北朝鮮の核開発、弾道ミサイルなど安全保障の問題があるのだがアメリカは近年世界の警察をやめるとしている為、日本にも影響が出てくる。叉、TPPの問題は交渉自体はまとまっているが肝心の米議会が反対している。そして環境・エネルギー問題などもあり次の大統領は重責を背負うと話した。

今後の大統領選のことを話した。共和党はトランプ氏が半分近く勝ち抜ける可能性があるといい、民主党もクリントン氏が濃厚だったがそのぶん興味が薄かった。しかしサンダース氏の登場でかえって注目度があがったという。そして今回の選挙で特徴なのがツイッターなど閉じた世界での情報で判断する層が増えているといい政治家だけでなく既存のメディアも信頼されなくなっている部分があるという。そして政治家達の主張の問題だけでなくメディアのあり方も問われているということで話をした。

現状の大統領選は日本と違いアメリカでは自分達で候補者を作るという部分がありそのうちの流れだという。そしてアメリカの中心の層は80年代以降のミレニアル世代が増え価値観が変わりつつあるといいこの層の選択が選挙のポイントになると話した。

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アメリカ大統領選
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