安倍首相 アメリカ議会演説 2015年4月30日放送回

放送日 2015年4月30日(木) 0:00~ 1:15
放送局 NHK総合大阪

番組概要

安倍首相 アメリカ議会演説 (ニュース)
00:00~

ワシントンで行われている安倍首相によるアメリカ議会演説の中継映像。安倍総理は、「1957年、祖父である岸信介がこの場所で演説をして以来、上下両院合同会議に日本国総理としてお話する機会を与えられたことを光栄に思います。ケネディ駐日大使の活躍に感謝申し上げる。アメリカとの出会いは学生時代にさかのぼります。アメリカはすごい国だと驚きました。アメリカとの出会いは民主主義との遭遇でした。」と述べた。

安倍総理は、「先の戦争に斃れたアメリカ人の魂に哀悼を捧げる。ギャラリーにローレンス・スノーデン海兵隊中将がお座りになられています。隣にいるのは新藤義孝国会議員です。知らずに戦いあった敵は心の紐帯が結ぶ友になりました。先の大戦に対する痛切な反省を胸に、戦後の歩みを刻みました。アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目をそむけてはなりません。この思いは歴代首相と全く変わりません。戦後経済システムにより最大の利益を得たのは日本です。日本が韓国、台湾、中国などの成長を支えました。繁栄こそが平和の苗床です。日本とアメリカがリードし、生い立ちの異なるアジア太平洋諸国に、フェアでダイナミックで持続可能な市場を作り上げなければなりません。許さずしてこそ、私たちが奉じる共通の価値を、世界に広め、根づかせていくことができます。その営為こそが、TPPにほかなりません。米国と、日本のリーダーシップで、TPPを一緒に成し遂げましょう。」などと述べた。

アメリカ・ワシントンで行われるアメリカ議会で安倍首相が演説をすることになっているが、現在の議場の様子などが中継で伝えられた。日本の総理大臣としては、初めてのアメリカ議会上下両院の合同会議で演説となるが、大山吉弘はこの件に関して、「アメリカ議会の上下両院の“どちらか”で演説したことがある総理大臣はいたが、合同会議での演説は初めて。過去にアメリカ議会で演説をしたことのある総理大臣は3人」などと解説した。演説で安倍総理大臣は、先の大戦での敗戦を踏まえ、戦後日本が平和国家として歩み、地域の発展に貢献してきたことを強調する方針。今回の議会演説は、戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」に先立って、安倍総理大臣が歴史認識を示すものとなることから、アメリカだけでなく、中国や韓国からも関心が集まっている。上下両院の合同会議には500人を超える議員が参加するが、安倍総理大臣は、議場の前方に設けられた壇上で演説を行う。安倍総理大臣の後ろ側の席には、バイデン副大統領とベイナー下院議長が座る予定。そして、安倍総理大臣と向き合うかたちで、上下両院の議員や議会関係者が着席する。安倍総理大臣が議場に入場する際に歩く中央の通路の両側に、日本とゆかりの深い議員や日米関係に力を入れている議員が座るものとみられる。また、合同会議での演説は、過去には 1874年にハワイの大王を迎えた記録が残っているが、70年間で100回あまり行われている。

つづけて安倍総理は「実は、いまだから言えることがあります。」とし、農業の開放に反対の立場をとり、農家の代表と一緒に国会前で抗議活動をしたと明かした。その後「ところがこの20年、日本の農業は衰えました。日本の農業は、岐路にある。生き残るには、いま、変わらなければなりません。私たちは世界標準に則って、コーポレート・ガバナンスを強めました。」などと述べ、医療・エネルギーなどでの改革についての成果も示した。また、安倍総理は戦後の日米の関係について礼を述べ、今後の日米同盟について、より一層堅固なものにしたいという意志を示した。

安倍総理は1990年代はじめに行われた自衛隊の平和維持活動について話し、「日本が世界の平和と安定のため、これまで以上に責任を果たしていくために、必要な法案の成立をこの夏までに必ず実現する」などとした。また、「国際協調主義にもとづく、積極的平和主義」こそは、日本の将来を導く旗印であるとした。そして安倍総理は、2011年3月11日に起こった東日本大震災で行われた、米軍による大規模救難作戦への礼を述べ、今後の日米関係を「希望の同盟」と呼びましょう、とし演説を結んだ。

安倍首相のアメリカ議会演説についてスタジオで解説。演説内での安倍首相の歴史認識について、大山吉弘は「安倍首相は演説の中で“痛切な反省”という言葉を使ったが、これは村山談話にも盛り込まれたキーワード」などと解説した。演説で日米同盟について多く語られたことの理由について「背景には中国の台頭があり、TPP交渉の早期妥結を呼びかけたのも、日米が主導して国際秩序を作り、中国に従うよう促していくという狙いがある」などと解説した。また、演説へのアメリカの反応について、樺沢一朗は「安倍首相の演説は多くの議員に好意的に受け止められたと思う」などと解説した。

安倍総理大臣は日本時間の30日未明、アメリカ議会上下両院の合同会議で、日本の総理大臣として初めて演説し、「日本は世界の平和と安定のため、これまで以上に責任を果たしていく決意だ」と述べ、集団的自衛権の行使を含む安全保障法制の関連法案を、ことし夏までに成立させる考えを明言した。また、安倍総理大臣は「戦後の日本は、先の大戦に対する痛切な反省を胸に歩みを刻んだ」と述べ、歴代の総理大臣の歴史認識を引き継ぎ、今後も平和国家として、世界の平和と安定に貢献していく考えを強調した。

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地震情報 (ニュース)
01:14~

東北地方で起きた地震の情報が伝えられた。

スポット

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  1. 4月30日 放送