データで探る2015年 2015年1月4日放送回

放送日 2015年1月4日(日) 9:00~10:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
09:00~

ビッグデータを特集。

キーワード
ビッグデータ

データで探る2015年 (バラエティ/情報)
09:01~

2015年1月1日午前3時の日本の風の動きをデータ化したものを紹介した。

去年の暮れ、日本最大の料理レシピ検索サイトが開いたイベントで去年このサイトで最もブレイクしたレシピが発表された。スライスしたレモンを塩に漬け込んだ調味料「塩レモン」や具を挟むだけで握らない「おにぎらず」が大ヒットした。月間のユーザー数は5000万人以上、サイトでは自分のオリジナルレシピを作った人がレシピを投稿、ここにレシピを知りたい人が食材やメニューを入れて検索する仕組みである。また、利用者の希望や条件に合わせたレシピを選ぶことができる。

サイトの運営会社は膨大な検索ワードを分析して新しいサービスの開発などに繋げようとしている。分析の中で普段は表に出ることのない女性たちの本音も見えてきた。例えばバレンタイン、1月下旬から本命という検索数が上昇し2月3日にピークを迎える。ところが、ここで本命は減少、変わって伸びる言葉がまとめて大量に作る義理チョコである。本命に対しては十分に時間をかけるが、義理チョコは直前で十分とのこと。ダイエットという言葉は1年の始まり1月、新生活が始まる3月、肌の露出が増える5月にピークを迎える。

運営会社は今、2015年のトレンドをいち早く予測しようとしている。予測の元になるのが検索データの最近の傾向、分析によると、今、賢い消費に関心が高まっているという。例えば、おせちの検索、かつて「おせち」と組み合わせて元日に検索される言葉は「簡単」や「食材」が上位だったが、去年から「リメイク」という検索ワードが上位にきている。栗きんとんをコロッケにリメイク、筑前煮にホワイトソースをかけてグラタンにリメイクなどを紹介。2015年のトレンドになるレシピは「もどき料理」で、なすを使ったうなぎの蒲焼もどきや、エリンギを使ったホタテもどき、ちくわを使った焼き鳥もどきなどを紹介した。

日本最大級のインターネット検索サイトで1年間に打ち込まれる検索ワードの種類はおよそ75億にのぼる。運営会社ではどんな検索がどこに住む何歳ぐらいの人によって行われているのかを分析している。例えば、全ての検索の中でインフルエンザという言葉がどれくらいの割合を占めるのか。2012年の12月、その割合を都道府県ごとに見たところ、群馬県で急激に高まっていた。のちにわかった実際の患者数、検索の上昇の時点で患者数は1病院あたり7人程度だったが、2週間後には2倍以上に急増、県が注意報を発表する10日も前に流行の兆しを捉えていた。全ての都道府県で検索の上昇がインフルエンザの流行の兆しをいち早く捉えていたことがわかった。

今の時期検索の割合が増える言葉に「救急病院」があり、この言葉を検索するのは30代から40代の男性が多いという。そして今、運営会社が注目している検索ワードが大みそかになるとなぜか検索の割合が伸びる「すき焼き」、大みそかに「すき焼き」を検索する割合が多いのは東北地方から東海地方にかけて、検索の割合は大みそかをピークに毎年増え続けている。大みそかにはすき焼きが定番、検索ワードはそんな未来を予見しているのかもしれない。

インターネット検索サイトで12月下旬から1月上旬にかけて毎年検索数が増える言葉を紹介した。ある時期に検索数が増える言葉を特定時期上昇ワードという。

毎年1月初旬に上昇する検索ワードは「春の七草」だった。毎年4月に上昇している検索ワードは「ネクタイ」だった。インフルエンザや救急病院といった検索ワードも兆しを察知する新たなツールで、早めの注意や呼びかけなどを社会に役立てることができるようになるかもしれないとのこと。

国民の家計簿のデータに注目した。

去年6月から11月まで調査に協力した田口清士さんはパート勤めの妻と2人の娘との4人暮らしで、退職後は専業主夫として家計を切り盛りしている。日課はスーパーでの買い物、家に戻ると買ったものの数や金額、重さまで書き込む。家計簿にはその時々の景気を反映した家庭の支出が詳細に記録されていく。

こうして全国およそ9000世帯の家計簿が総務省統計局に集められ、100人体制で入力される。一月に入力されるデータの項目は200万以上、これが家計調査として毎年発表される。この家計調査を徹底的に分析しようと、エコノミックセンサーというシステムを開発した。横の軸は1985年からの年月、縦の軸は500以上の品目、波の高さは支出の平均金額を表している。例えば、リーマンショックの時、ガソリンの支出は2008年8月に8000円を超えていたが、原油価格の下落もあって半年でおよそ半分にまで減った。1990年代初めのバブル崩壊、タクシー代は85年以降800円前後で推移していたが、次第に減っていき400円ほどに、多い月には2500円を超えた指輪やネックレスなどは4分の1ほどに落ち込んでいる。エコノミックセンサーの可能性について、20年以上家計調査を実施・分析してきた統計局の調査官は「大変興味深い内容になっていたと思います。国民生活とくに日本経済の中の小さな波を克明に分析するということは今までの歴史を振り返りながら、今後の将来を見る上で大変重要なデータではないかと思います」などと語った。

エコノミックセンサーについて麻木久仁子は「体で感じるようなデータだよね」とコメントした。発泡酒は近年ではかなり増えていて、ビールは全体的に減っている。下着は12月に1番売れているとのこと。

世帯主の小遣いは景気に左右されずに下がり続けているとのこと。エコノミックセンサーでは時系列だけでなく地域ごとにデータを見ることもできる。

牛肉と豚肉どちらをたくさん消費するかマップ化したものを紹介した。増田は「豚肉の肉じゃがはテンション下がる。やっぱり肉じゃがは牛でしょ」、麻木は「豚の油がじゃがいもを包み込んで旨味が増すのよ」などと話した。

家計調査のそれぞれの品目とGDPをどのように比較すればよいのか。まず家計調査のデータから物価や季節の影響を取り除き、各品目をこの20年間の実質GDPと比較、同じような動きや逆の動きをしている品目を洗い出した。こうして浮かび上がったのが3つの品目で、最も同じような動きをしていたのが牛乳で、もう一つ同じような動きをしていたのがかまぼこだった。一方、逆の動きをしたのがバナナだった。景気の兆しをつかむにはさらなるデータの蓄積と分析が必要だとわかった。

牛乳・かまぼこ・バナナの直近のグラフを紹介した。麻木は「バナナは値段が安くていつも安定しているイメージがあるから、家計が苦しいときに高い果物やめてバナナにしようかなっていうことはある気がする」、増田は「バナナは裏切らへんわ」などとコメントした。

中央自動車道上り線小仏トンネル、年間100回近く渋滞が発生する場所である。道路管理会社では去年の暮れ、渋滞が見込まれる避けた車に対して買い物券を出すサービスも始めていた。渋滞は速度の低下が主な原因だが、それがどの地点で始まっているのか正確にとらえることはできていなかった。道路管理会社は車両感知器で車の流れを把握している。小仏トンネル付近で車両感知器が設置されているのは1キロから2キロおきで、正確な速度低下のポイントが把握できない。国が目をつけたのは高速道路のおよそ1600ヶ所に設置されている、どこでどのくらいの速度で走ったのか、対応した機器を積んだ車の全てのデータを記録する受信機である。このデータを分析すると、トンネル手前1100メートル付近でほとんどの車の速度が低下していることがわかった。

膨大なデータから渋滞の規模を予測しようとする研究も始まっている。東北大学の教授は自動車メーカー、道路管理会社と共同で分析を進めている。まず、渋滞が起きてすぐに通った1台の車が抜けるのにかかった時間をカーナビのGPSから算出、それにくわえて、車両感知器で渋滞に流入・流出する全ての台数を把握する。これらを組み合わせて渋滞がどう変わるか正確に予測しようという。

増田は「高速道路って言うてるんですから、乗ったお客様には高速で走るということをまず保証してあげないと」などとコメントした。

キーワード
塩レモン
おにぎらず
恵比寿(東京)
渋谷区(東京)
バレンタイン
ダイエット
もどき料理
港区(東京)
インフルエンザ
すき焼き
大晦日
Yahoo!JAPAN
新宿区(東京)
エコノミックセンサー
GDP
実質GDP
バナナ
かまぼこ
牛乳
小仏トンネル
渋滞
Google
国土交通省 道路局
白石市(宮城県)
東京(東京)
  1. 1月4日 放送