香港の若者たち“反乱”の3か月 〜民主化と中国共 2014年12月23日放送回

放送日 2014年12月23日(火) 0:10~ 1:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
00:10~

中国の香港で若者たちが自由と民主主義のために、香港政府と中国政府と闘ったと伝えた。若者たちは圧倒的な力にねじ伏せられていた。

キーワード
香港(中国)

若者たちの“反乱”~香港デモ 自由をかけた75日間~ (バラエティ/情報)
00:11~

香港で若者と政府との衝突はアドミラルティとモンコックで主に繰り広げられたと伝えた。9月28日には自由な香港を守るために学生や若者がアドミラルティに集結した。香港の行政長官の選挙に中国政府は民主派が事実上立候補出来ないような仕組みで行うことが発表された。これに対してデモが起こった。デモに参加した鄭凱文さんは香港の市民に抗議活動の趣旨を説明した。鄭凱文さんは、このままだと香港は中国の一都市に成り下がってしまうと語った。

若者が抗議の声を上げた理由は、中国政府の香港での政策の不信感からだった。香港は50年間自治が認められていた。ただここ10年間で状況が変わってきている。メディアへの監視や愛国教育がそれにあたると伝えた。

学生から始まった抗議行動は市民を巻き込んで激しくなっていった。林永耀さんはモンコックに向かっていた。警察による催涙弾の使用を知って家を出たと伝えた。そこで林永耀さんも抗議活動に参加した。

市民を巻き込んだ抗議の拡大に中国政府も苛立ちをあらわにした。華春蛍報道官は、香港の法治と社会の安定を破壊する違法行為に断固反対すると語った。中国政府の意を受けた有力政治家が香港にいた。それはレジーナ・イップ議員だ。梁振英行政長官とも親交のある親中派の議員だ。

香港では中国資本が大量に流れこんで、中国の存在感が強くなってきている。また香港の不動産は高騰し続けている。公営の集合住宅には所得の低い人達が暮らしている。その1人の黄達興さんは兄弟と支えあって暮らしてきた。アルバイトで月に10万円程度稼いでいる。黄達興さんは貧乏暮らしに慣れてしまったと語った。ただこうした声は政府には届いてない。実際に梁振英行政長官の、純粋に多数決をしたら低所得者のための選挙になるという発言に多くの市民が反発した。

抗議運動は長期戦になってきたと伝えた。学生たちは幹線道路にテントを建てて中心街を選挙し始めていた。警察の動きを警戒する日々になっている。

林永耀さんは抗議運動の現実をFacebookに載せるためにビデオ撮影をしていた。そこで抗議活動の様子を伝えた。若者たちを脅かすのは警察だけではなく、学生運動に反発する人達がしばしば襲撃をしてきた。黄達興さんもテントでの抗議運動に参加した。黄達興さんの体調を心配したバイトの先輩が差入を持ってきてくれた。黄達興さんは人の優しさが身にしみると語った。

若者たちの抗議運動が始まって1ヵ月になった。そこで団結を呼びかける歌が披露された。

11月上旬には北京でAPECの会議が開かれた。梁振英行政長官は北京を訪れて、習近平国家主席と会談した。この時に学生たちが動き出した。北京に代表を送って政府に直接要求を伝えようとしたのだ。しかし学生たちは飛行機の搭乗すら認められなかった。

成果の出ない抗議運動に内部から批判の声が上がり始めた。広報の活動をしてきた鄭凱文さんはこの様子を複雑な思いで見ていた。さらに一部の若者が議会へ突入して11人が逮捕されたと伝えた。これによって市民の心は学生から離れていったと伝えた。

学生と市民の間に疲労感が漂い始めた。親中派のレジーナ・イップ議員は香港の警察との間で強制排除への準備を始めていたと伝えた。レジーナ・イップ議員は、中国政府は舞台の裏から香港政府に指示を出すと伝えた。中国は今回のことを危機管理のトレーニングとしていると伝えた。

モンコックでついに香港政府が動き出した。翌日に強制排除をすることを学生たちに通告したのだ。林永耀さんはこの日もビデオで記録をしていた。強制排除前夜は若者たちに緊張が走っていた。そして政府による強制排除が始まった。現場の様子を林永耀さんは撮影していた。そこには執行官がバリケードを撤去する様子が伝えられた。林永耀さんは何も出来なくて悔しいと語った。鄭凱文さんも仲間が心配で現場に駆けつけた。しかしできることは何もなかったと伝えた。警察との衝突で若者たちの多くが負傷した。この日モンコックの占拠は終わった。

アドミラルシティでは7000人の警察官が強制排除に乗り出していた。そこで自らテントを片付ける若者たちの姿があったと伝えた。鄭凱文さんも去ることにしたと伝えた。鄭凱文さんはこれからどうしたらいいかわからないと語った。最後まで残った学生は座り込みで抵抗した。そこには黄達興さんの姿があった。黄達興さんは怒りしか無いと語った。一人ひとり連行されていった。リーダーの周永泰氏はこれからも民主化運動を続けますと語った。若者たちの戦いは終わった。

香港の庁舎前の幹線道路は日常の戻っていた。林永耀さんは自宅に戻って高校に通い始めた。林永耀さんは友人に今回の体験を伝えたいと語った。林永耀さんは運動に参加して自信を持つことが出来たと語った。黄達興さんは逮捕されたがその後釈放された。黄達興さんは諦めずにやっていきたいと語った。

キーワード
アドミラルティ(中国)
モンコック(中国)
デモ
香港(中国)
江沢民国家主席
華春蛍報道官
梁振英行政長官
Facebook
アドミラルシティ(中国)
北京(中国)
APEC

エンディング (その他)
00:56~

デモで歌われていた「傘をさそう」の曲が流れ、学生たちによる香港デモの様子と共にエンディング。

キーワード
傘をさそう
デモ
香港(中国)

スポット

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  1. 12月23日 放送