衆院選 列島ドキュメント 2017

放送日 2017年10月23日(月) 8:35~10:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

衆院選 列島ドキュメント2017 (ニュース)
08:35~

東京11区。自民党の下村博文氏。文部科学大臣などつとめてきた。ことし7月の都議選では自民党は大敗していた。今回は下村氏は選挙区に張り付いていた。一方希望の党は新人の宍戸千絵氏を送り込んだ。大手オフィス機器会社の社員。また立憲民主党と共産党も候補者を擁立し票の奪い合いに。終盤では希望の党劣勢に。下村さんは組織票を固める。下村氏が当選。

神奈川16区。希望の党から立候補した後藤祐一氏。先行離党組の1人。自転車で走り回り支持を集める。連合の支援がなかったため厚木高校のOBのちからが頼みの綱。対するは自民党の義家弘介氏。教育政策ではなく地域経済の振興を訴えた。応援に小泉進次郎氏も。希望の党に逆風があり、後藤さんも有権者の変化に直面していた。最終日には小池代表が応援に駆けつけて、後藤さんは従来の支持層を少しでも取り戻そうと訴えた。政治家としての自身の選択を問われ続けた選挙戦。結局、後藤さんは小選挙区の議席を失った。

栃木3区の選挙戦を振り返った。希望の党の新人・渡辺美由紀氏は51年間議席を守り続けてきた渡辺家の娘で税理士や医師など複数の資格をもつ異色の候補者だ。兄・喜美氏の不祥事で3年前に衆議院の議席を失い、“王国”復活のため美由紀氏に白羽の矢が立つも知名度はほぼなく、復活の切り札は「希望の党」だった。今回、喜美氏は徹底して美由紀氏を支えた。対する”王国”の牙城を崩した自民・簗和生氏は地元密着型の議員として支持を広げてきた。一方の美由紀氏は希望の党の逆風に頭を悩ませ、喜美氏は昔からの支援者の票を集める作戦に乗り出した。しかし結果は簗氏の勝利だった。

小郷知子があいさつ。安達宜正が解説。希望の党結成にはじまり失速に終わった。野党分裂が与党に利した。自公で3分の2を超える312議席を獲得。また立憲民主党が野党第一党に。3極の対立。自民党と希望の党の対決となった選挙区をみる。

衆院選についてトークを展開した。小郷知子が「小池さん率いる希望の党、都議会選挙の時は都民ファーストの会だったが、あの時の勢いはどこに行ってしまったのだろう」など話し、安達宜正が「今回何が都議選と違うというと大きく2つある。1つは無党派層、もう1つは公明党の支持層」など話した。

立民、維新、そして自民の激しい争いとなった大阪10区の選挙戦を振り返った。立民・辻元清美氏はリベラルの立場を貫きたいと希望の党へは合流しないといち早く宣言した。新党での初選挙を迎え事務所は混乱した。辻元氏自身も他選挙区の応援へ駆けつける事が増えた。維新・松浪健太氏はこれまで辻本氏と4回激しく戦っており対決姿勢を鮮明にした。また大阪10区には各党の代表が相次いで応援に駆けつけ、辻本氏の元には政治信条の異なる人も駆けつけるようになった。一方で松浪氏は希望の党との関係の説明に追われた。結果は辻本氏が勝利した。

衆院選、大阪10区の選挙戦についてトークを展開した。安達宜正が「当選者がいつも変わるすごい激戦区。なぜかというと無党派層の奪い合いなんですね」など話した。

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下村博文氏
宍戸千絵氏
前田順一郎氏
小堤東氏
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希望
立民
共産
衆院選
後藤祐一氏
義家弘介氏
小泉筆頭副幹事長
小池代表
渡辺美由紀氏
渡辺美智雄さん
渡辺喜美さん
小池百合子代表
簗和生氏
希望の党
立憲民主党
自民党
厚木高校
矢板(栃木)
公明
下村博文
小池東京都知事
維新
辻元清美氏
松浪健太氏
大隈和英氏
松井一郎代表
枝野幸男代表
亀井静香元自民政調会長
辻元清美
松浪健太
小池都知事
公明党
民進党
連合

台風21号関連ニュース (ニュース)
09:00~

台風21号はこの時間関東北部を北東に進んでいて、関東、東海、北陸、東北では非常に激しい風が吹いていて、東北では非常に強い雨が降っている。県道が陥没した和歌山・海南、男性が中洲に取り残された多摩川から、現場の様子を中継で伝えた。

台風21号は午前3時頃、静岡県御前崎付近に上陸した後、午前9時には福島・いわき市付近を北東に進んでいる。東海、関東甲信越、北陸、東北の広い地域が暴風域に入っている。宮城・岩沼では37.5mmの雨量を観測するなど、各地で大雨が降っていて、氾濫危険水位に達した河川もある。また三宅島坪田で47.3mの最大瞬間風速を観測するなど、強風も吹いている。今後も、大雨、強風には警戒が必要。

交通情報。北陸新幹線は長野-東京の上り線で運転見合わせ、山形新幹線は福島-新庄で正午頃まで運休するなど、各交通機関に影響が出ている。背景に山形駅などの映像。

各地の被害情報。和歌山 紀の川では、土砂が住宅に流れ込み男性1人が行方不明に。福岡・東区では建設現場の足場が崩れ、男性1人が死亡。これまで86人が負傷していて、各地で被害が出ている。

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紀の川(和歌山)
土砂災害
台風21号
太白区(宮城)
千代田区(東京)
石巻(宮城)
浦和区(埼玉)
北陸新幹線
山形新幹線
東海道新幹線
JR東日本
山形駅
新大阪駅
東京駅
湘南新宿ライン
川越線
武蔵野線
八高線
青梅線
横浜線
上野東京ライン
横須賀線
総武快速線
中央線
JR山手線
小田急線
特急ロマンスカー
千代田線
西武秩父線
羽田空港
海南(和歌山)
多摩川
氾濫危険水位
館山(千葉)
富山港
JR浅香駅
東大阪(大阪)
東区(福岡)
富津(千葉)
竜王町(滋賀)
堺(大阪)
金沢(大阪)

気象情報 (ニュース)
09:10~

台風21号情報を伝えた。今後、土砂災害、暴風・竜巻などに警戒が必要。

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台風21号
土砂災害
暴風
竜巻
増水
高波
高潮

衆院選 列島ドキュメント2017 (ニュース)
09:14~

北海道11区。立憲民主党の石川香織氏。2人の子どもの母親。夫は政治家だったが公民権が停止されているため急遽妻が出馬した。野党共闘で安倍政権に対抗した。対するは自民党の中川郁子氏。議員だった夫が亡くなった後地盤を引き継いだ。ただ今回は厳しい戦い。野党が一本化され、過去の交際報道が逆風となっていた。一方石川香織氏は子育て世代へのアピール。集会に託児スペースを設けるなど工夫した。石川香織氏が当選。

高知2区。無所属の新人 広田一氏。参議院議員を2期務めた。民進党県連の代表だったが、民進党が分裂したため無所属で立候補。相手は農林水産大臣を務めた自民党の山本有二氏。広田一氏には野党の大物が応援に入った。野田前首相も。高知2区では共産党は立候補をとりさげ事実上の野党共闘となった。そして投開票日、広田一氏が当選。高知県の衆議院選挙の選挙区で21年ぶりに自民党以外の候補者が当選した。

大阪16区。公明党の副代表をつとめる北側一雄氏。20年以上の地盤。今回共産党が候補者をおろし野党が一本化された。相手は立憲民主党の森山浩行氏。大きな風がふいていると感じていた。北側氏は自公連立の成果を強調。山口代表も応援に。また二階幹事長も応援に。北側一雄氏が当選。

新潟5区から立候補した自民の泉田裕彦さんは前の新潟県知事だ。泉田さんは知事時代、国や東京電力に対し、歯に衣着せぬ発言で知られていた。原発再稼働についても慎重な姿勢を示していた。ところが、再稼働を進める自民党の公認を得たことで有権者の間には戸惑いが広がっていた。柏崎刈羽原発は今月、国の審査に事実上合格し、新潟5区では再稼働に対する関心が高まっていた。反原発を明確に打ち出したのが大平悦子さんだ。応援にきた野党の国会議員も泉田さんを批判した。公示から2日後、泉田さんは長岡市で街頭演説を行ったが、厳しい声が上がった。選挙戦終盤になると再稼働の議論はまだすべきでないと積極的に訴えるようになった。そして泉田さんが当選となり、「原発政策の欠陥がある部分を与党の中から直していく」と述べた。

赤嶺政賢さんは辺野古への移設阻止を掲げ党派を超えて翁長知事を支えるオール沖縄の候補として戦った。前回は全選挙区で「オール沖縄」勝利となったが、移設工事は進められていて、赤嶺さんは危機感をつのらせていた。公示の翌日、アメリカ軍のヘリコプターが沖縄本島北部の民間地で炎上する事故が起きた。赤嶺さんは翁長知事と共に繰り返されるアメリカ軍のトラブルに講義しようと訴えた。自民党の國場さんは沖縄の声を政府に届けることができる政治家が必要だと訴えた。赤嶺さんの陣営には初めて共産党以外の政党や団体の人達も加わった。オール沖縄の勢いが今後どうなるのか注目される。

大分2区で3期目を目指す吉川さん。解散前の党の議席は2つで当落は党の存亡にも直結する。二人三脚で支えたのが吉田党首だ。対するは自民党の衛藤征士郎さん。大分で当選11回を果たしてきた。過去2回、小選挙区では衛藤さんには及ばず比例代表で復活当選した吉川さんは、今回は野党間の候補者調整がまとまって事実上の野党統一候補になり、雪辱をはたすチャンスだった。しかし、九州北部豪雨や台風18号で選挙区の広い範囲が被災した。自治体が災害復旧に奔走する中、公務員の組合から思うような支援を受けられずにいた。15日にはテレビ討論会に出演するために上京した。候補が不在の間吉田党首が代役となった。二人三脚で最後まで訴えたが、結果は落選となった。

自由党代表の小沢一郎さんは無所属での立候補を決断し、野党勢力の結集を最優先した。最大の政治理念が政権交代可能な二大政党制の実現だ。今回は公示三日後という異例の速さで岩手に入った。共産党にも共闘を呼びかけた。しかし全国規模では思うように進まない野党共闘の厳しい現実に本音ものぞかせた。自民党は一気に攻勢をかける。地盤を崩そうと、安倍総理大臣などが岩手入りし、若手候補を全面支援した。選挙戦最終盤、再び小沢さんは選挙区入りした。20か所以上で街頭演説を行い、政権交代を訴えた。小沢さんは現役最多となる17回目の当選を果たした。

立憲民主党の躍進。54議席を獲得。ひとつは自民党との対立軸を明確にしたこととのこと。もうひとつは共産党、社民党との選挙協力。それが効果的に現れたのが北海道。

愛知7区の選挙戦を振り返った。不祥事が報じられ無所属出馬した山尾志桜里氏は、有権者から厳しい質問を受け、信頼回復が選挙戦の争点となった。一方、これまで山尾氏と争ってきた自民・鈴木淳司氏だは公明党の支援も受け組織戦を展開した。山尾氏はSNSなどを活用し、待機児童問題などで今後も政権と対峙していきたいと訴えた。結果は山尾氏の勝利だった。

安達宜正氏によると北海道では野党共闘に積極的だったという。というのは共闘すると勝てる可能性のある選挙区が多かったからとのこと。民進党の参議院議員は希望の党への合流に否定的とのこと。

広島3区の選挙戦を振り返った。無所属出馬の塩村文夏氏は都議会議員時代に自民党議員からセクハラやじを受け知名度が上がり、民進党から公認を受けるハズだった。民進党が分裂し多くが希望の党に合流したが、塩村氏は合流しなかった。また広島では知名度は低く、山あいの地域にも足を運んだ。対する自民・河井克行氏は圧倒的な組織力で支持基盤を固める堅実な選挙戦を展開した。塩村氏の元には民進・蓮舫代表を応援に駆けつけるも形勢逆転にはならなかった。

公明党が最も強いのは大阪と言われているとのこと。公明党は神奈川6区で小選挙区での当選を逃した。一方、柏崎刈羽原発のある新潟や、米軍基地のある沖縄の選挙戦を取材。

小郷知子が「地方では人口減少が進んでいるが、こうした中で問題となってきた”一票の格差”の是正に向け、小選挙区の区割りが見直された」など話した。

三重3区の選挙戦を振り返った。選挙区の区割り変更に伴い西部が地盤だった自民・川崎二郎氏と、東部が地盤だった無所属・中川正春氏が同選挙区で争う事となった。ベテランの川崎氏は多くの有権者を抱える相手候補の地盤を”息子とともに”戦うも、知名度のない地域での選挙戦に苦戦を強いられた。一方、文科相など歴任した中川氏も相手候補の地盤に切り込み票の切り崩しを狙った。希望の党を選ばなかった中川氏を地元の若手県議らが支援した。また知名度を少しでも上げるため地域の細かな行事にも精力的に参加し、後半は地元で票固めに奔走した。対する川崎氏は最終盤まで相手の地盤で支持を訴えた。結果は中川氏の勝利だった。

青森のリンゴ産地の浪岡地区のリンゴ農家・福士悟さん(69)は今回の選挙の投票先に悩んでいた。これまでの区割りで浪岡地区は弘前などりんご生産地と同地区だったが、新しい区割りで都市住民の多い青森市中心部と同地区に入った。福士さんはこれまではりんご産業応援に熱心な議員を選んできた。候補者の1人の演説を聞きに行った福士さんは「リンゴ産業について言及されて安心した」と話した。また、当選した自民党候補について福士さんは「リンゴに対してもう少し勉強し頑張ってもらいたい」と話した。

沖縄1区の自民の國場さんは比例で議席を獲得している。今回の選挙で注目となった社民党の選挙戦や小沢一郎さんの選挙戦をみていく。

今後の政治についてトークを展開した。安達宜正が「安倍総理大臣は国政選挙で5連勝なんですね。来年秋には自民党の総裁選が行われるが、安倍3選があるのかどうかが一つの焦点となる」など話した。

岩手3区の自民・藤原さんは比例で議席を獲得している。無所属で立候補し、選挙戦を戦った人たちの戦いを見ていく。

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石川香織氏
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泉田裕彦氏
大平悦子氏
赤嶺政賢氏
共産
吉川元氏
社民
衛藤征士郎氏
小沢一郎氏
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共産党
社民党
野田前首相
東京電力
山尾志桜里氏
柏崎刈羽原発
高知県
宿毛(高知)
黒潮町(高知)
いの町(高知)
鈴木淳司氏
民進党
北海道
塩村文夏氏
社民県連合
民進
東京都議会
山口那津男代表
二階幹事長
河井克行氏
普天間飛行場
蓮舫代表
公明党
大阪府
川崎二郎氏
中川正春氏
翁長知事
新潟県
沖縄県
國場幸之助氏
秀人さん
沖縄社会大衆党
辺野古(沖縄)
高江(沖縄)
鈴鹿(三重)
伊賀(三重)
國場さん
小沢一郎さん
弘前(青森)
青森(青森)
吉田忠智党首
九州北部豪雨
台風18号
北九州空港
藤原崇氏
安倍首相
小泉筆頭副幹事長
盛岡(岩手)
藤原崇
選挙
新党大地
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