国会中継 参議院平和安全法制特別委員会質疑

国会中継(こっかいちゅうけい)は、日本の国会の会期期間中に随時放送される中継番組であり、現在では、通常はNHK(日本放送協会)の総合テレビとラジオ第1で「国会中継」のタイトルで放送されているテレビ番組・ラジオ番組と、株式会社ドワンゴのニコニコ生放送でNHKと同一タイトルでライブストリーミング配信しているインターネット番組を指す。ただし、過去にはNHK以外の放送局が委員会審議を中継した例もある。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年8月4日(火) 9:00~11:54
放送局 NHK総合大阪

番組概要

参議院平和安全法制特別委員会質疑 (ニュース)
09:00~

安全保障関連法案を審議する参議院の特別委員会の模様を伝える。自由民主党の山本一太による質疑。山本一太はこの法案に向けた決意を安倍総理を聞いた。安倍総理は「国民の命と幸せな生活を守るための法案で、今国会で成立させたい」と述べた。

山本一太議員は維新の党から安全保障関連法案の対案が提出される事があれば、必要に応じて柔軟に対応する可能性を排除すべきではないのでは?と質問。安倍総理は「各党がそれぞれの責任で対案を出してもらい、国民に比べてもらうことで議論が深まる」と述べた。

山本一太議員は安倍総理の外交哲学を解説し、戦争を繰り返さないとの思いを安倍総理に聞いた。安倍総理は「日本が地域の平和と安全のために汗を流し、子どもたちの平和を守る事になる」などと述べた。

山本一太議員は拉致問題を含め、北朝鮮が安全保障問題において脅威となっていると指摘し、「対話と圧力」について説明を求めた。安倍総理は「備えをしているという事は国民の安全につながる」などと述べ、対話と圧力について説明した。

山本一太議員は中国との戦略的互恵関係のコンセプトに基づく、対中戦略などの説明を求めた。安倍総理は「経済的関係を理解して上で両国の発展を築いていく。国際法を順守し、問題が起きた時には平和的に解決する。日中韓首脳会談につなげる努力も行いたい」などと述べた。

山本一太議員が「中国の東シナ海ガス田開発」というパネルを解説し、日本が海洋開発を率先して進める枠組みを作ることが戦略的互恵関係にもつながるのでは?と質問。安倍総理は中国の東シナ海ガス田開発について「遺憾である」と述べ、枠組みについては政府として検討すると答えた。

山本一太議員が安全保障関連法案に関する「各政党の2つの共通認識」と「存立危機事態」いうパネルと解説し、外国への攻撃が日本の存立に直結するケースについて質問。安倍総理は国際安全保障環境が変化しており、日本のミサイル防衛に大きな支障が出た場合は、日本の存立が脅かされた事になる、などと説明した。

山本一太議員は今後、存立危機事態も起こりえるだろうと述べ、「存立危機事態に対する考え」というパネルを解説し、海上警備等で朝鮮半島有事に対応できるのか?と質問。安倍総理は存立危機事態に該当する事態において、警察活動だけでは困難であるなどと述べた。

山本一太議員は「個別的自衛権で対応できる」との意見をどう思うか質問。安倍総理は、公海上にある米艦に対する攻撃は基本的には我が国に対する武力攻撃とは認定されない、政府としては新三要件に当てはまる場合は、限定的な集団的自衛権行使の行使をできるようにする事が適切であると考えた、などと述べた。

山本一太議員は朝鮮半島有事の時には限定的な集団的自衛権の行使が現実的ではないかと確認。安倍総理は国際安全保障環境の変化により、存立危機事態も起こりえると考えた、などと述べた。

山本一太議員はアメリカの戦争に巻き込まれるのではないか?と質問。安倍総理は新三要件に当てはまったとしても、政策的に自主的な判断をし、国会の承認も必要になり、アメリカの戦争に巻き込まれる事にはならない、などと述べた。

山本一太議員は安倍総理に安全保障関連法案成立への決意を聞いた。安倍総理は安全保障環境は大きく変化しており、日本は多くの国と共に、地域の平和と安全を形作らないと、日本の平和は守れないなどと述べた。

自由民主党の佐藤正久による質疑。佐藤議員は憲法学者による安全保障法制を考える有志の会が提出した要望書についてどう思うか質問。安倍総理は今後提言を受け止めながら、しっかりと議論を進めたいなどと述べた。

自由民主党の佐藤正久による質疑。佐藤議員は「平和安全法制」というパネルを紹介。国際平和協力法と国際平和支援法を比較し、自衛隊員のリスクを下げる大事な視点であると述べ、特別措置法ではなく、なぜ一般法を整備したのか?と質問。安倍総理は国際的は平和協力活動に積極的に参加できるようにするために整備した、などと述べた。

佐藤議員が「特措法にもどつく派遣 一般法に基づく派遣」というパネルを解説し、イラク特措法の場合は違った対応をしたのかと質問。中谷元防衛大臣は、法律が成立するまでは準備などができなかったなどと述べた。これを受け佐藤議員は「自衛隊員のリスクを減らすためにも一般法のほうが大事だと思う」などと述べた。

佐藤議員が一般法で対処した南スーダン活動について質問。中谷防衛大臣は速やかに現地調査チームを派遣をし、国連等と具体的な派遣先の調整などができた、などと述べた。

佐藤議員が「PKO法における武器使用権限の変遷」というパネルを解説し、現場の自衛隊員の実情を訴え、自衛隊員のリスクを下げる事が大事では?と安倍総理に見解を聞いた。安倍総理は法律の不備を埋めるのは立法府の責任で、今回はそのための法整備である、などと述べた。

佐藤議員は武力行使の一体化を避ける事で自衛隊員のリスクが下がると指摘し、「安全性と活動の円滑性を考慮して実施区域を決める」という文言の見解を質問。安倍総理は部隊が円滑かつ活動できる要件は重いものなどと述べた。

佐藤議員は「国際平和支援法の『国際的な正当性』」というパネルを解説し、実施区域を設定することで自衛隊員のリスクは軽減するのではと質問。中谷防衛大臣は自衛隊員が活動をする区域の指定は、戦闘現場から間合いを取り、攻撃を受けない安全な場所で活動することは従来と変化はない、などと述べた。佐藤議員は湾岸戦争における米軍などの後方支援の事実確認を質問し、安全な地域での後方支援拠点の必要性を訴えた。

佐藤議員は、政府が戦闘が行われていない地域での弾薬、発進準備中の航空機への燃料補給は、武力行使に当たらないと評価した理由について質問し、横畠裕介内閣法制局長官がこれに答えた。

佐藤議員が「自衛隊の海外活動におけるリスク軽減の取組の例」というパネルを解説し、リスクを軽減するために現地住民との関係性構築の必要性について質問。中谷防衛大臣は派遣先の住民と良好な関係構築は自衛隊員の安全にもつながるなどと述べた。

佐藤議員が「法改正による国造りの支援」というパネルを解説し、テロ対策上極めて有効だと思うと述べ、見解を聞いた。中谷防衛大臣は極めて効果的な支援となり、テロの温床化防止にもつながるなどと述べた。

佐藤議員は自衛隊員リスク軽減について安倍総理に質問。安倍総理は出来る限りリスクを軽減していく努力を行うなどと述べた。

民主党の小川勝也による質疑。小川議員は安保関連法案に関して失言をした礒崎首相補佐官について、辞表は提出されたか、参考人質疑のあとに話をしたかなどと質問。安倍総理は職務を遂行してもらいたい、などと述べた。

小川議員は自民党の武藤貴也衆議院議員がツイッターで「戦争に反対する人は自己中心的である」などと投稿した問題について追及。安倍総理は議員の発言詳細は知らないが、党としての考え方は示しているなどと述べた。

小川議員は安保関連法案と憲法との関連性において、憲法9条を読むように安倍総理に求め、日米安保条約の第5条と第6条の関係性の説明を岸田外務大臣に求めた。

小川議員は「限定的な集団的自衛権」「日本の集団的自衛権による武力行使」というパネルを紹介し、「弾道ミサイル発射警戒時の米艦防護」の説明を求めた。中谷防衛大臣は存立危機に状況において米艦の護衛を可能にした、などと述べた。

小川議員は米国のイージス艦等が、日本に守ってもらわないといけないような単独行動はあり得るのかとなどと質問。中谷防衛大臣は日米のシステムを使用しなければ、ミサイルには対処できないなどと述べたが、小川議員は非現実的な例であるなどと、さらに追及し、審議が中断する場面もあった。

小川議員は米艦船が攻撃を受けた場合に、日本のイージス艦船はどのように攻撃するのか、なぜ日米安保条約があるのか、米艦船が攻撃を受けたら反撃できないのでは、などと追及し、中谷防衛大臣がこれに答えた。

小川議員は限定的な反撃能力で米艦艇を守る事はありえないなどとと追及。中谷防衛大臣は的はずれな答弁を繰り返し、審議が中断する場面もあった。

小川議員は相手が自衛権を行使して武力行使をして、我が国が武力攻撃する事態をなんとゆうか、米艦船の防護は日本の先制攻撃になり得るのでは、戦争と呼ばれるものではないのかなどと追及。安倍総理は存立危機事態攻撃を排除するのが、今回の法律であるなどと答えた。

小川議員は横畠内閣法制局長官の限定的な集団的自衛権行使に関する答弁に虚偽があったのではと指摘。横畠長官は昨年7月以前には内閣法制局及び政府は、限定的な集団的自衛権を認めるという考えはなかった、などと述べた。

小川議員は歴代内閣法制局長官が限定的行使集団的自衛権行使は違憲であるとしてきたと説明し、横畠長官が内閣法制局が担うべき役目を果たしていないなどと指摘した。

民主党の櫻井充による質疑。ウィキリークスによるアメリカの盗聴問題を受けて、国家安全保障会議は開かれたのか?危機管理上大きな問題があるなどと追及。安倍総理は米側に事実確認をしていくなどと述べた。

櫻井議員は平成12年の安倍総理の憲法に関する基本的な考えについて質問。安倍総理は現行の憲法がGHQによって作られたのは間違いなく、私達の手で憲法を議論する事も必要であると答えたものである、などと述べた。櫻井議員はさらに追及した。

櫻井議員は「教科書『あたらしい憲法のはなし』より」というパネルで憲法前文を解説し、かつて安倍総理がこの前文について「白々しい」と発言していた事を追及。安倍総理は日本も主体的な役割を果たすと示すべきと考えた、などと述べたが、櫻井議員はさらに追及した。

櫻井議員は「第3次アーミーテージ・ナイレポート」に「日本は単独で掃海艇をどう海峡に派遣すべき」と書かれている事を指摘し、アメリカの依頼でホルムズ海峡の機雷除去を行う事になったのでは?ホルムズ海峡機雷敷設の可能性が低くなった場合、限定的集団的自衛権の例から外すのか?などと質問し、安倍総理がこれに答えた。

櫻井議員は過去の中谷防衛大臣の発言に関し、邦人救出の可能性は全くなく、それを例に出すのはおかしいなどと指摘。中谷大臣は現在と過去の認識は異なるなどと述べた。

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第3次アーミーテージ・ナイレポート
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