福島スペシャル 畑の味のフレンチ

放送日 2014年7月21日(月) 5:15~ 5:40
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
05:15~

福島県いわき市の街の一角に小さなフランス料理店がある。お客様は1日1組限定で、地元の野菜をその日に味わってもらうため。首都圏の3割の人が今も福島の食べ物を買わないという。地元で美味しく食べ続けて入ればいつか変わるとシェフは考えている。

キーワード
いわき市(福島)

畑の味のフレンチ (バラエティ/情報)
05:16~

シェフの萩春朋は家族を連れ、自ら畑に足を運ぶ。その日一番美味しい野菜を手に入れるため、シェフは何軒も農家を回る。この日は6時間も時間をかけ初夏の始まりを告げる野菜が集まった。

メニューを決めるのは仕入れの後、野菜に合わせて料理を考える。相談相手はかつて和食の料理人だった妻。今夜の1組を迎える準備を進める。しかしシェフは味付けを決めかねていた。野菜本来の味を引き出す塩を10種類以上から悩んでいた。

夜7時、1日1組の客が来店。ギリギリまで味付けが決められなかったがトマトをソースの代わりに選んだ。この日生まれた料理を紹介した。

萩さんのこだわりを生んだのは原発事故。地元食材を軽く見ていた自分への罰。本当にいい食材をお客さんに食べてもらうことで、料理人の残りの人生で罪滅ぼしをしたいと明かした。震災前は地元いわきで1日200人以上が訪れる店をやっていたが、原発事故後、1か月以上1人の客も来なかった。野菜を料理に添える材料としか見ていなかったが、地元農家を飛び込みで訪ねるようになり、野菜本来の味を農家から教わった。

原発事故後、長らく水揚げがなかった地元の港では去年から試験的に漁が始まった。萩さんは魚の美味しさを引き出す方法を聞きに漁港へやって来た。たまたま声をかけたいわき地区漁協女性部の久保木さんに料理を教えてもらえるよう頼み込んだ。ヤナギムシガレイの塩焼きの作り方と浜ならではの食べ方を教わった。教えてくれたお母さんたちを試食に招くことにした。

いわきの野菜と魚を両方活かした料理を目指す。ヤナギガレイとトマトの味がギュッと詰まった特製スープにヤナギガレイの身を入れて味を染み込ませソテーした。素材の良さを活かしてほしいと話していたお母さんたちに受け入れてもらえるのか。

迎えた試食会、試行錯誤の上、萩さんは作り方を大きく変えていた。最後にこだわったのは素材の良さをとことん引き出すこと。この料理に「ヤナギガレイ いわき思い出の味」と名づけた。浜のお母さんたちの想いに答えた料理を作り、お母さんたちも満足していた。萩さん夫婦は、生産者が頑張っているのに料理人が頑張らなきゃ恥ずかしいと話す。

原発事故後もなかなか手にとってもらえない福島の食材。地元で美味しく食べ続けていればいつか変わると信じ、萩さんは今日も腕を振るう。

キーワード
トマト
いわき(福島)
ヤナギムシガレイ
カブ
ヤナギガレイ
スナップエンドウとトマト 仔牛添え
新たまねぎのブラマンジェ
アスパラガスと稚アユの苦み
カブとアンコウの毛ガニスープ
焼はまぐりと空豆 海と山の出会い
ヤナギガレイ いわき思い出の味

エンディング (その他)
05:39~

エンディング映像。

  1. 7月21日 放送
  2. 次回の放送