超絶 凄(すご)ワザ! 超絶 凄(すご)ワザ!「凄ワザAfterスペシャル」[字][再]

放送日 2016年11月23日(水) 9:20~ 9:48
放送局 NHK総合大阪

番組概要

凄ワザAfterスペシャル (バラエティ/情報)
09:20~

死闘を演じた技術者たちのその後に密着した。世界各国から最新の文具が集まる見本市「国際文具・紙製品展」で、人だかりのできているブースがあった。そこでバイヤーが手にしていたのは新型の鉛筆削り器で、筆箱を落としても折れない鉛筆の凄ワザをきっかけに生まれたものだという。さらに、ハイテク分野では、災害現場で活躍しながらも長く飛べないという課題を抱えているドローン。「究極の竹とんぼ作れ」の滞空時間対決で番組記録を更新した技術がドローン開発者の目に止まり、ドローン用の新しいプロペラが開発された。そして今回、新プロジェクトが始動する。挑戦する免震のプロフェッショナルに密着した。

千原ジュニアと池田伸子は鳥取県を訪れた。今回の舞台は、国の登録有形文化財となっている若桜鉄道。列車は1時間に1本ほどのローカル線だ。そこに挑戦者の松田真次さんと三谷祐二さんが登場した。球状サスペンションを開発した免震のプロで、その高い技術は小惑星探査機「はやぶさ」のサンプル輸送でも活躍した。番組では、2014年に台車の免震に挑戦し、究極の台車を作り出した。この2人の活躍を見て依頼して来たのが日笠保雄さん。日笠さんは、鉄道を盛り上げようと仲間たちと数々のイベントを行ってきた。今回は列車の中でレコードをかけて多くの人を呼びたいというが、音が飛んでしまう悩みがあった。依頼を受けた松田さんと三谷さんは7月、現場へ足を運んだ。列車に乗ってレコードをかけてみると、やはり音が飛んでしまった。直線の最高時速は60キロ。さらに大きなカーブも襲う。こうした激しい揺れの原因となるのはレール。中古品で、長さを半分に切断して輸送したため継ぎ目だらけになっていた。だが、松田さんは「修正できる」と勝算があるようだ。

製作初日、縦横あらゆる揺れにどう対応するのか。選んだのは、あらゆる方向の振動を吸収できる球状サスペンション。元になるのはステンレスの板バネで、今回は9枚の板バネを使ってレコード台を支えることにした。製作10日目、神奈川県産業技術センターで実際に試作品を揺らして実力を試す。若桜鉄道の揺れを再現すると、大きな揺れでレコードに針を置くことすらできなかった。原因は共振。サスペンションが揺れを増幅してしまっていた。松田さんと三谷さんは調整を行うが増幅は抑えられない。想定外の大きな揺れにサスペンションは機能せず、実験は終了した。松田さんは「甘く見ていた」と本音を漏らし、三谷さんは「列車に乗って自分も一緒に揺れていたから揺れ幅を小さいと錯覚していた。不覚だった」と分析する。

挑戦の舞台となる鳥取・八頭町の若桜鉄道は、昭和5年に開業した。沿線地域はかつて林業で栄え、最盛期には1日4000人が利用した。しかし、過疎化によって乗客は4分の1にまで激減した。そんな地元の鉄道を守りたいと日笠さんが願うのには理由がある。4歳で脳腫瘍を発症した息子・洋祐さんの唯一の趣味が、列車を見ることだった。17歳で洋祐で他界するまで、2人はここに通い続けた。若桜鉄道にはかけがえのない思い出がつまっているのだ。

製作12日目、振動試験での失敗から悩み続けていた松田さんは、新しいアイデアを三谷さんに伝えた。サスペンションは、ある一定の振動が加わると吸収できなくなり逆に増幅させてしまう。そこで、硬さが違う2種類の板バネを使用し、1つが振動を増幅させようとしても、もう1つが抑えてくれると考えたのだ。列車の揺れを再現して実験すると、揺れの増幅を防ぐことはできた。しかし、針はまだ飛んでいる。

ついに本番を迎え、松田さんと三谷さんは列車の中で完成品を披露した。ギリギリまで改良を施したという完成品は、サスペンションが1つになっていた。そして、新たに取り付けたのはゲル。これは、番組で台車対決をした対戦相手のゲルメーカー・エクシールコーポレーションのものだという。本番6日前、松田さんはゲルメーカーの花岡貴文さんに連絡し、協力を願い出ていた。花岡さんはすぐに快諾し、作業に取り掛かった。新たに作ったゲルは伸縮性7倍という非常に柔らかなものだった。松田さんは、「揺らさない」ことにこだわらず、ゲルで「揺れの角を取る」作戦に変更したのだと説明した。いよいよ列車が出発。レコードでカーペンターズ「イエスタデイ・ワンス・モア」をかける。出だしは順調で、最初の難関となるS字カーブでも針飛びはなかった。続いての難関は、共振が最も起こりやすい最長2キロの直線。ここでも音は途切れずにクリア。そして、最後の難関は800m魔のカーブ。40秒間も続く横揺れだが、最大の揺れにも耐えることができた。ここで実験は終了。大成功をおさめた。

ついに究極のレコード台が完成した。終点の駅はお祭り騒ぎだ。松田さんと三谷さんは喜び、日笠さんは「レコードコンサート列車を実現させたい」と語った。

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国際文具・紙製品展
江東区(東京)
鳥取県
若桜鉄道
登録有形文化財
小惑星探査機「はやぶさ」
板橋区(東京)
海老名市(神奈川)
神奈川県産業技術センター
共振
八頭町(鳥取)
洋祐さん
共振周波数
エクシールコーポレーション
カーペンターズ
イエスタデイ・ワンス・モア

エンディング (その他)
09:47~

エンディング映像。

NHKオンデマンドで配信します。

「超絶 凄ワザ!」のHPとツイッターのアドレスのテロップ。

超絶凄ワザ!の次回予告。

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NHKオンデマンド
超絶 凄ワザ!

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