めざせ!2020年のオリンピアン ハンマー室伏が独創理論を16歳に叩き込む

放送日 2015年8月4日(火) 22:55~23:20
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
22:55~

現役レジェンド、投擲種目でアジア人初の金メダリストとなった室伏広治が、競技歴1年半、去年高校1年生の歴代最高記録をマークした16歳の新星・服部優允を本気で指導する。室伏の独自の理論を「難しくてまったくわかない」と言う服部はついていけるのか。

スタジオに用意されたハンマー投げのサークルを見て、北川悠仁は「小さい」、ハンマーを「重い」「これ投げてるの?」とコメントした。朝原宣治はハンマーを練習で使ったことがあると語った。

キーワード
アテネ五輪
ロンドン五輪
ハンマー投げ

服部優允×室伏広治 (バラエティ/情報)
22:57~

服部優允は高校2年生。練習でも軽々と50m以上を投げる。回転によって生まれる遠心力を利用しているが、たった1年半でここまで飛ばせる選手はいない。陸上競技部顧問の大久保良正先生は「彼は回転能力に優れている。ハンマーの遠心力と体が釣り合っていて回転が安定している」と解説した。服部優允はハンマー投げに出会うまでは平凡な選手で、中学では砲丸投げや短距離を志したが成績はいまひとつだった。ロンドン五輪での室伏広治を見て、ハンマー投げが正式種目となる高校から始めると、持ち前の回転力で一躍有名選手になった。2年目の今年も上昇ムードを維持したいがこの半年は記録が横ばい状態。自己ベストが56m62のところ、高校総体予選では54m69の記録で服部も「あんまり良くなかったです。全然満足いかないです」と語った。筋力・体の軸の強化、フォームの改良に取り組んだが結果に結びつかない。

スタジオトーク。朝原宣治が「1位でもうかない顔をしていた。どんどん吸収できて伸びる時期はあるが、頭打ちになることがある。トップの選手はそれを超えなければならない。服部くんもまさしくその時期」とコメントした。

今回のオリンピアンは40歳にして現役の金メダリスト・室伏広治。人はどうすれば重いものを飛ばせるのか、自ら様々なトレーニングを考案し、独創的な理論を論文にまとめるなど徹底的にハンマー投げを探求してきた。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事なども務め運営にも深く関わっている。激務の合間に服部の映像を見た室伏は「クセもないし伸びる可能性があると思う」「他の体力データはないですか?日本の選手が失敗するのは体作り。今の彼に必要なトレーニングを教えてあげたい」とコメントした。

朝原宣治は室伏広治について「発想とかがすごく面白い。僕たちも突き詰めて競技をやっていたが、室伏くんは抜けている」「普段は非常に面白い。僕の結婚パーティで、ハンマー投げでブーケトスをやってくれた」と語った。

服部優允が東京を訪れた。指導当日、服部は「室伏さんは偉大な人なんで」と緊張していた。服部は室伏が普段練習している日本大学のグラウンドを訪れ、緊張したまま室伏に挨拶した。室伏は服部の運動能力全般のデータを見て「立ち幅跳び、立ち五段飛びが弱い。投てき選手は3mはほしい」と指摘した。下半身のバネを鍛えるバウンディングについて「あまりやっていない」と語った服部に、室伏は「苦手なんだから意識してやらないと」「ハンマーだけ投げてれば遠くへ投げられるわけではない」と厳しく指摘した。

室伏の厳しい指摘について、朝原宣治は「僕が服部くんだったらもう帰っちゃう」「でも、それだけ真剣に伝えたい、室伏くんらしい」と語った。

室伏の指導が始まった。室伏自身が普段から後輩と行っている「砲丸を両手に持ち、手首を返したままの状態で走る」を行った。室伏は「脚の筋肉を使う」「重心が下がって浮かない」と解説した。室伏は「ハンマー投げでは体をひねるけど、どこをひねる?」と服部に質問し、フォームを確認しながら体のどの部分を使っているかを詳細に指摘し「普段使わず、眠っている神経回路を開ける」作業を延々と行った。室伏は「肘の位置なんかも意識したことがなかったと思う。筋力的な負荷よりも意識できなくて難しい」「感覚として、自分の身体図式が頭の中でマッピングできることが重要」と語った。室伏は服部に10種類のメニューを教え、服部は「想像以上の難しさ」「自分の体がうまく使えないのが課題」と語った。

室伏の論文から抜粋した、ハンマーを遠くに飛ばすための理論を表す数式を紹介した。北川悠仁が「服部くん、大丈夫かな」とコメントした。

指導の後半。室伏は回転の中でハンマーに力を加えるタイミング「パワーポジション」の指導を始めた。服部が普段のフォームを見せると、室伏は「弱い」。「一瞬踏ん張る瞬間は必要」と指摘した。本来は回転しながらも一瞬で力を加えていくが、服部は回転しようとの意識が強くそれがおろそかになっているという。服部も頭では理解できたがフォームを実践できない。室伏はまず足だけの動き、回転しながら足を固定する動きなど細かく指導を行った。服部は「感覚が安定するようになって、いい感じになりました」と語った。服部が実際にハンマーを投げると、パワーポジションで力を加えることができていた。室伏も「いいじゃん」「投げるのは結果で、それまでに訓練をしておいて磨かないと」、服部は「今日はいい練習ができました」「自分のためのドリルを見つけることができた」と語った。

朝原宣治が「服部くんの顔がどんどん変わっていた。希望が見えた」「意識を変えるには、他人からの力が必要。特に若い人は難しい。服部くんは幸せ」とコメントした。

「めざせ!2020年のオリンピアン」の番組宣伝テロップ。

番組テーマソング:ゆず「HAMO」

服部くんが「高校、大学ではどんなことを考えて練習していたのか」「オリンピックを意識したのはいつか」と質問すると、室伏は「体を鍛えることも大事だけど、動き作りを徹底的にやっていた」「どうでしょうね。目先の目標を1個1個クリアしないとオリンピックは無い。このスポーツを本当の意味で好きになって、まだまだ伸ばしてもらいたい」と答え、「一投一念」との言葉をサインとともに書いた。

キーワード
ロンドン五輪
高校総体
日本大学
ゆず
HAMO

スポット

この番組で紹介されたアイテムは登録されていません。
  1. 前回の放送
  2. 8月4日 放送
  3. 次回の放送