えぇトコ “本物”が輝き続ける町 〜秋の京都・東山〜

『えぇトコ』は、2012年4月13日より、近畿地方2府4県のNHK総合テレビジョンで放送されているNHK大阪放送局制作の紀行番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年11月26日(土) 10:05~10:49
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

秋の京都の街並みを京本政樹と増田恵子が散策。2人が向かったのは清水寺5倍の広さを誇る「青蓮院門跡 将軍塚青龍殿」。ここは京都盆地の東、東山連邦にあり神社仏閣が立ち並び、風光明媚で抜群の見晴らしと有名。かつて皇族や武士が居を構え、今に繋がっていてお茶屋お花、建物に庭など日本のカタチは東山で花が開いたと言われている。

今回のえぇトコは、京都の観光地の中でも抜群の人気を誇る東山山麓。そこには生き続ける本物…これが生活を豊かにし心に潤いを与えてくれる。確かな技から紡ぎ出される京都の本物に出会う。がま口の神業や石灯籠を手で作り出す名工の極意、極太の堀川ごぼう、達人が生む驚きの味を紹介する。

キーワード
青蓮院門跡 将軍塚青龍殿

”本物”が輝き続ける町 〜秋の京都・東山〜 (バラエティ/情報)
10:08~

早速、2人は東山連邦と呼ばれる比叡山から南へ12キロに渡り連なる山々を散策。そして1つ目に向かったのは「曼殊院門跡」で、日本の美の宝庫と呼ばれていて皇族や公家が住職を務めてきた寺院である。建物は「釘隠し」や「引き手」など細かい工夫が紹介された。ここで手仕事の結晶である「日本庭園」には「枯山水」は、ここで花が開いたと説明。

続いて、2人は哲学の道と呼ばれる散歩道を散策。京本は「昔からの風情が残ってますよね。守ってらっしゃるという職人さん達の技と似てますよね」と散策を楽しんでいた。

続いて、2人は東山を守る人に会う為、京都・京都市左京区北白川琵琶町に向かった。そこにいたのは石灯籠を作る職人さん達だった…ここで東山の本物の1つ「石灯籠」が紹介。人が造ったものでありながら草や木など自然に溶け込んだように見える事と説明。この石灯籠を作る石灯籠職人の頭領 西村金造さん78歳。代々続く石工店の4代目主人で桂離宮や京都御所、金沢 兼六園の琴柱灯篭など全国の様々な庭園や寺社の灯籠を手掛けた人物である。全て作業は石頭と呼ばれる土でノミを叩く手仕事で、1つの灯籠を作るの期間は約2か月と説明。そして5代目となるのは息子の西村大造さん52歳…そのキャリアは32年だが、親から見たら経験も浅い、死ぬまで勉強であると伝えられた。また材料には花崗岩を使い、それを割って形にしていくのである。その作業の流れを聞いた京本と増田は驚きの声をあげていた。西村さんは「石にも目があるから、それを見極めることが大事」と説明した。また、東山は白川石と呼ばれる良質の産地のため作れると伝えられた。ここで石を削る作業に京本が挑戦。西村さんは「あんた、筋えぇわ」と言うと京本も喜んでいた。ここで「ビシャン」という道具が紹介。石の表面を叩く事で滑らかになっていくと説明。

続いて、2人は石灯籠を集めている場所に案内して貰う事にした。そこには60年かけて古今東西の灯籠が並べられていた。奈良の東大寺 大仏殿に使われた礎石、1300年の時を経て自然と一つになっている。また古い石だけでなく、10年前に出来上がった石塔も置かれていた。西村さんは「常に自然に溶け込むよう手仕事で風合いを施す事が重要なんです」と説明した。また、この教えは先代で名人とうたわれた父 西村光造さんの言葉であると伝えられた。

続いて2人は京都・京都市東山区大和大路通を散策。ここで看板が出ていないお店を発見、ここは木の器が並べられた桶屋さん。早速、触らせて貰うと桶の軽さに驚きの声をあげていた。ここは東山の本物2か所目で、お店の奥の作業場には数々の道具が並べられていた。桶職人 川尻洋三さん66歳は、江戸時代から続く老舗桶屋の五代目と紹介。妥協のない美しさが日本だけでなく海外でも人気である。この150年変わらない技を1人で守り続けていると説明。また、かつては水の運搬など桶は重要なもので町内には二軒くらいあったと伝えられた。

桶は複数の板を元から繋がっていたかのように合わせるのが重要、熟練の技である。合わせる板の側面を斜めに削り、専用の定規で目指す角度に揃える手仕事となる。川尻さんは、特殊な竹釘を使用し隣の板との境目が分からない作る様子が紹介されると、京本と増田も感動していた。川尻さんは「木の性格に沿うた仕事となってくる…昔からの形になりますわね。楽しいですよ」と語った。

続いて2人は京都・京都市東山区三条通を散策。そこで「がま口」の看板を発見すると増田が「ちょっと良いですか」と店内に入っていった。ここが東山の本物3つ目「がま口」と紹介。豊富なデザインで若者にも人気で、ここががま口ブームの火付け役となったと言われていると伝えられた。また、ここの人気はがま口の重要となる口金で、増田も「しっかり作ってらっしゃる」と感動、職人さんが隣で作業をしているとの事で会わせて貰う事にした。口金職人 50年の松井博一さん75歳は、最後の調整を一人で行うほどこだわりのある方、1日で2000個を手掛ける事もあると紹介。ここで口金の微妙なバランスで使い勝手も変わると伝えられた。

続いて、2人は食べ物の本物4つ目となる、京野菜を見させて貰う事となった。江戸時代から続く野菜農家の音川次春さん80歳、奥さんの峯子さん73歳と1年を通じて約30種類の野菜を育てていて、料亭や老舗旅館でも使われていると紹介。音川さんは「比叡山の伏流水が使える最高の場所やん」と語った。早速、2人は旬の野菜を使った「かぶらの炊いたん」に増田は「みずみずしくて凄い美味しい」と感動していた。また「水菜とお揚げの炊いたん」もシャキシャキ感が美味しいとコメント。ここで音川さん夫婦が一番食べて欲しい京野菜「ごぼう」を使った野菜が登場。京野菜で有名な堀川ごぼうを使った「堀川ごぼうの肉詰め」に増田は「初めての感じです…美味しい」と感動していた。ここで京本は「実は野菜は得意ではないんですが、これは美味しい」とコメント。ここでレシピも紹介された。

堀川ごぼうの作り方が紹介。通常の10倍の太さがある為、作り方にもポイントがある。音川さんは「ごぼうは種をまいたら真っ直ぐに生えるもの、堀川ごぼうも一緒だけど6月に一度、抜いて浅い場所で横にして育てる事で土の抵抗が減り太る」と伝えられた。ここで奥さんから「妥協しない、納得ないと出さないんです…頑固です」と明かされると、音川さんも笑顔で頷いていた。音川さん夫婦は結婚して50年…ご主人の気持ちを理解する奥さんは「凄い短気で怒られるけど、イヤと思った事は一度もないです」とかたった。

次に2人は「きららつけ」(きらら漬け)と書かれた提灯が吊るされている店を発見し、話を伺うことに。きらら漬けとは、昔茶店だったこの店がお茶請けとして出していたお漬物。店の前は雲母坂という比叡山への参道で、この坂からきらら漬けという名前が来ているという。そのためこの店は創業約320年。この1軒のみで作られてきた、小なすを白味噌で漬けたきらら漬けを2人は試食させてもらい、「甘みが良い」「いくらでもいただける」などとコメントしていた。代々長男にのみきらら漬けの作り方を教えてきているため作る量が限られているが、それは商売はあまり大きくすると潰れてしまうため大きくするなという家訓があるため。現在は十五代目がその味を一人で背負っていこうとしていた。

続いて、2人は見慣れない字が掲げられた看板を発見。「おんみす」と読むといい、ここでは神社などでも用いられてきた御簾が作られていた。創業200年の御簾作りのこの店には、京都だけでなく多くの有名な神社から依頼が。八代目の前田平八さんは「受け継いだ道具・技で作るのが老舗の心得」といい、約100年前から伝わる将棋盤は使い続けてすり減っていた。前田さんの2人の息子は、4年前共に父のもとに弟子入り。息子たちは、違う就職も考えたが父親が死んだら仕事が途絶えると思い弟子入りしたという。今では両面から同時に布を縫い付ける袋縫いも2人は息ピッタリにこなし、ばらつきのある何百本もの竹を美しく揃えるまでになっていた。また、竹の節を使い模様を生むという代々の技も披露。伝統を守りつつ先代や自分をも超えようという思いがあるという前田さんは、「伝統産業はアレンジは良いが基礎は曲げたらだめ」と話していた。

キーワード
曼殊院門跡
哲学の道
石灯籠
三条通
堀川ごぼう
田邊佳一さん
きらら漬け
田邊佳己さん
前田平八さん
前田平宗さん
前田平志朗さん

エンディング (その他)
10:47~

エンディング。

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