ブラタモリ 「東京・白金〜白金はなぜシロガネーゼの街になった?〜」

『ブラタモリ』(英称:BURATAMORI、通称:ブラタモ)は、NHK総合テレビで2008年から断続的に放送されている日本の紀行・バラエティ番組。司会を務めるタモリの冠番組でもある。ステレオ放送、解説放送・ステレオ2音声(2016年4月30日放送分から実施)、文字多重放送、ハイビジョン放送を実施[※ 1]。 レギュラー版の放送時間は、第3シリーズまでは毎週木曜22:00 - 22:48[※ 2]であったが、第4シリーズからは毎週土曜19:30 - 20:15(いずれもJST)へと変更された。パイロット版や特番の放送時間は#番組の推移節などを参照。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年6月22日(土) 19:30~20:15
放送局 NHK総合大阪

番組概要

東京・白金 (バラエティ/情報)
19:30~

今回は東京・白金。案内してくれるのは東京の都市の成り立ちを研究している岡本哲志さん。白金は山手線の内側で目黒や麻布十番などの駅に囲まれた一帯。大通りには高級住宅が立ち並び、明治学院や聖心女子大学など、ミッション系の学校もみられるオシャレで高級感あふれるエリア。シロガネーゼはイタリアのミラネーゼに文字って生まれた。なぜ白金が高級住宅になったのか。高級住宅地になるには「豪邸」「緑」「高台」「治安」の条件が必要だという。

キーワード
白金(東京)
麻布十番
明治学院
聖心女子大学
シロガネーゼ
プラチナ通り

オープニング (その他)
19:34~

♪オープニングテーマ「女神」井上陽水

オープニング映像。本日は「東京・白金」を調査。白金はなぜシロガネーゼの街になったのかタモリがぶらぶら歩いて解き明かす。

キーワード
女神
井上陽水
白金(東京)

東京・白金 (バラエティ/情報)
19:35~

タモリが向かったのは広大な緑地の一角。旧皇族の朝香宮鳩彦王と允子妃が住んでいた朝香宮邸で現在は東京都庭園美術館になっている。昭和8年に完成した邸宅は、ほぼそのままの形で現存している。東京都庭園美術館学芸員の板谷敏弘さんが案内してくれる。玄関を入ると、フランスのガラス工芸家のルネ・ラリがデザインしたガラスがあった。中に入ると、大広間があり、昔はダンスパーティーをしていた場所だという。建物全体がアール・デコ様式になっている。パリに留学していた朝香宮は当時最先端のデザインをいち早く自宅に取り入れた。天井は漆喰で見事に継ぎ目のなくアール(曲線)を出していて、職人がみると唸るという。タモリは、漆喰が好きだと言い、壁でも難しいと語った。昭和9年のフィルム映像では庭園で桶を使って遊んでいる家族の姿が映されていた。しかし戦後、それまで皇族に認められていた特権がGHQによって廃止され、朝香宮の場合、全財産の79%の財産税が課せられ、豪邸を持ち続けられる状況ではなくなってしまった。戦後活躍した吉田茂もここを気に入っていたといい、昭和22年~29年まで吉田外相・首相公邸として使用されていた。この書斎は吉田茂が特にお気に入りだったといい、公邸として政府が借りたことで戦後取り壊されることなく、元のままの姿が残った。

旧朝香宮邸の周りには、国立科学博物館附属自然教育園という広大な緑地が広がっているが、この高級住宅街の条件とされる緑も、失われる危機があったという。首都高速2号目黒線は、昭和42年に開通した高速道路は、元々の計画では自然教育園の上を通そうとしていたという。自然教育園は国の天然記念物で都内で自然観察の場で当時は文部省の管轄だったが、ここに高速道路を通すことを文部省が反対し、白金の住民もそれを後押しした結果、自然教育園の真ん中を通るルートは変更し、緑地のギリギリ外側を通すルートになったという。しかし変更したルートでも更にせめぎあいがあった。途中で歩道が行き止まりになっているところがせめぎあいの痕跡で、建設省は歩道も通そうとしたが文部省が押し戻し、行き止まりになったという。この緑が守られてきた理由は高速道路のルート変更だけではなく、様々な人の手に守られてきた歴史がある。

都心に広がる東京ドーム4.2個分の緑はいったいどの様に守られてきたのか。そのヒントは、そこで育つ植物に隠されている。国立科学博物館附属自然教育園 名誉研究員の矢野亮さんが登場。まずはこの自然教育園のルーツを探ることが出来る珍しい植物の元へ案内してくれた。絶滅危惧種のトラノオスズカケは元々四国・九州に生えている植物。この自然教育園の敷地は江戸時代、今の香川県に縁があった大名の別宅だったので、故郷から持ってきたものがあったという。さらに江戸時代からある樹齢約350年のクロマツは、格好のいい松を作ろうと盆栽みたいに曲げたという。江戸時代、大名屋敷になったことで広大な庭園として緑が守られた。白金という地名の由来も、この園内の敷地に銀がたくさんあり、室町時代に銀をしろかねと言ったことから来たという。しかしタモリは昔からこの説は納得し難いと反論。銀をいっぱい持っていることが知られると隠すと思うと話した。

室町から江戸時代までは広大な屋敷の庭として、豊かな自然が残されてきたが、その後明治に入って大名屋敷がなくなったときになぜ大規模開発の手が入らなかったのか。ジャヤナギという木が明治時代に植えられたというが、明治時代にはここは弾薬庫だったといい、火薬を作るために必要な炭がいるためだという。その後、大正6年には御料地になり、昭和24年には国の天然記念物に指定された。現在は武蔵野の原風景を確認できる貴重な自然として守られている。ここの週3日月半分以上は来ているという常連の本多菊太郎さんは、いろんな野鳥を撮っているが、オオタカもいると写真を見せた。

続いては白金が高級住宅街になった条件となる高台。やってきたのは、三光坂。タモリはよく写真を撮ったという。その後やってきた聖心女子学院は、明治43年開校のミッションスクールで卒業生には上皇后美智子さまもいる。中には入らず、門の前の私道だというアプローチを歩く。現在の聖心女子学院の敷地は、江戸時代の大名屋敷の敷地をピッタリ同じ。実はこの白金の高台には江戸時代に大名屋敷の区割りがほぼそのまま残っている。昭和初期に建てられた、時計メーカーの創始者の個人宅は、大名屋敷の敷地をまるごと使っているといい見に行く。タモリは事前にGoogleで見たという。今は海外の不動産業者の手にあるという。一体なぜこの場所に大名屋敷の区割りが残ったのか。その理由はこの複雑な地形。白金の高台はこの複雑な地形のため、大規模な開発が入りにくかったため、明治以降も大名屋敷の区割りが守られた。

白金に残った江戸の区割りと道があるメリットにつながっているという。岡本哲志は、坂はあるはクランクはあるで、通り抜けたくないと話す。今度は江戸時代から残る高台への坂道を登ってみることに。林アナは、入って行きづらい、一人だったらやめておこうと思っちゃうかもしれないと話す。岡本はそういう場所なので外から入りづらいという場所であり、治安が守られやすいと話した。緑や高台、治安という条件を求めて、実業家などのセレブが次々とこの白金に豪邸を構える。それらの広大な敷地にある庭園などは今もホテルや結婚式場として残されている。こうして白金は高級住宅地としての確固たるステータスを確立した。

さらにシロガネーゼが行き交う高級住宅地の秘密がある。その秘密が分かるのがプラチナ通り。道幅が広いののに、以外に交通量が少ない道。道が行き止まりになっていることが原因だが、元々環状第4号線の計画では品川駅まで抜ける予定だったが予算が足りなくなり、ここでストップしたため、白金の高級感が保たれたという。岡本は高級住宅地の最後の条件として「ほどよい静けさ」を挙げた。しかし今、長らくストップしていた環状第4号線を品川駅まで道路を通す計画が再始動している。タモリは三光坂を朝4時頃に撮っていたら、彼氏にフラれた直後の女の子にあったという思い出があると語った。

キーワード
白金(東京)
旧朝香宮邸
朝香宮鳩彦王
允子妃
ルネ・ラリ
アール・デコ
財産税
吉田茂
首都高速2号目黒線
建設省
文部省
トラノオスズカケ
クロマツ
ジャヤナギ
クサガメ
カワセミ
オオタカ
上皇后美智子さま
Google
畠山一清
久原房之助
藤山愛一郎
シロガネーゼ
プラチナ通り
環状第4号線

エンディング (その他)
20:13~

エンディング映像。

♪エンディングテーマ「瞬き」井上陽水

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キーワード
瞬き
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