NHKアーカイブス イラク戦争から10年〜いま何を学ぶべきか〜

『NHKアーカイブス』(エヌエイチケイアーカイブス)は、NHK総合テレビジョンが2000年4月9日に放送を開始したテレビ番組である。2017年度より、『あの日 あのとき あの番組 〜NHKアーカイブス〜』(あのひ あのとき あのばんぐみ エヌエイチケイアーカイブス)に改題・リニューアル。NHKで過去に放送されたドキュメンタリーやテレビドラマの中から優れた作品を選出し、経年劣化した映像をデジタル処理で修復して、解説を加え放送する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2013年4月14日(日) 13:50~14:55
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
13:50~

2003年3月のイラク戦争の開戦から10年が経過した。当時のブッシュ大統領、フセイン大統領の映像を紹介。アメリカ軍などはバグダット(イラク)に侵攻し、ティクリット(イラク)を陥落させた。アメリカは開戦の理由としてイラクの大量破壊兵器の保有を掲げていた。国連安全保障理事会でイラク戦争の元となったパウエル国務長官の演説で、イラク人亡命者(暗号名カーブボール)の証言が決定的なものとなった。結果として大量破壊兵器は見つからなかったが、戦争後、内戦状態となったイラクは混迷が続いている。

キーワード
イラク戦争
ブッシュ大統領
フセイン大統領
バグダット(イラク)
ティクリット(イラク)
アメリカ軍
パウエル国務長官
国連安全保障理事会
カーブボール

イラク戦争から10年 ~いま 何を学ぶべきか~ (バラエティ/情報)
13:52~

今日のテーマはイラク戦争ということと、ゲストの東京大学の藤原帰一、NHK解説員の柳澤秀夫が紹介された。藤原は「イラク戦争は戦うアメリカから戦わないアメリカになった大きな転換期となった。」とコメント。

暗号名カーブボールというイラク人亡命者のイラクが大量破壊兵器を有しているというBND(ドイツ連邦情報局)への証言が、国連安全保障理事会でパウエル国務長官のイラク戦争に繋がる重要な演説に用いられた。またブッシュ大統領もこの情報を元に、イラクの大量破壊兵器保有を公に宣言した。元CIA特別顧問のデイヴィッド・ケイはこの情報は質の高い情報であったとコメント。

戦争に繋がる証言を残したカーブボールの行方をショピーゲル誌記者のジョン・ゲーツは探していた。またカーブボールの名前はラフィド・アフメド・アルワンであることが明かされた。ラフィドが大量破壊兵器に関する情報を証言していなかった可能性があるとして、BND本部を番組では訪れた。しかしBNDは取材を拒否したが、BNDのメンバーの1人が尋問の様子を明かした。カーブボールはイラクの秘密兵器の製造工程を語ったという。ドイツで追跡を続けるうちのカーブボールの最新の住所がわかった。するとカーブボールは何か怯えるように引っ越したことが判明。

スタジオで藤原はイラク戦争が始まる前にいくつかの疑惑が持たれ、情報の根拠がわからないといった議論が行われていたことを明かした。しかしパウエルが言うのだから根拠があるのだろうという風に収束されてしまったことを説明。そして改めて藤原はイラク戦争は不要な戦争であったと説明。

カーブボールの証言はBNDに実証されぬまま、CIAの手に渡ったという。そして2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件が発生し、世界は大きく変わった。アメリカはショック状態に陥り、フセイン大統領は世界をテロリストか、それ以外かという真っ二つに分けた。BNDの報告書はやがてアメリカで一人歩きを始めた。カーブボールの証言は9.11以降非常に重要な証言として変貌を遂げた。そしてブッシュ大統領はイラクが大量破壊兵器を有していると判断するに至った。

番組はカーブボールの祖国バグダット(イラク)を訪れた。バグダット(イラク)にある化学兵器が製造管理されていたとされる化学工学設計センターの中にカメラは潜入。カーブボールはこの現場で働いていたことが判明し、上司がカーブボールの印象について語った。カーブボールは当時不正の疑いをかけられ、ドイツに亡命したことが明かされた。そしてその彼の情報が国連安保理におけるパウエル国務長官の演説に使用された。しかし当初パウエル国務長官はこの情報に疑念を抱き、再三テネットCIA長官に情報の信憑性を確かめたという。しかし戦争後、生物兵器の痕跡すらアメリカは見つけることが出来なかった。また戦争強行に当時のシュレーダー独首相は猛反対し、アメリカは世界中から反感を買った。しかい2003年3月20日イラク戦争は世界の反対を押し切り開戦された。

カーブボールの行方を追い、ついに本人に遭遇。しかし警察を呼ばれ、十分な話が聞けないままに終わってしまった。イラクで大量破壊兵器が見つからなかったという事実はブレア首相など多くの政治指導者に対し、非難を浴びせさせる結果となった。また戦争の引き金となった重要証言を行ったカーブボールが嘘つきである性分をBNDがひた隠しにしていた実態も暴露された。

イラク戦争後、バグダッド(イラク)ではスンニ派とシーア派の対立が激化し、内戦状態となった。イラク避難民は現在220万人にのぼるという。その中で120万人余りが訪れているのが隣国のシリアである。

ダマスカス(シリア)はイラク避難民が多く訪れ、リトルバグダットと称されている。バグダッド(イラク)から逃れてきたシーア派とスンニ派の夫婦の避難生活の模様を伝えた。

カーブボールの方から取材陣に接触してきた。カーブボールはBNDから手当を支払うと約束した契約書を持ってきた。その契約書にはメディアとの一切の接触を禁じると記されていたという。

バグダッド(イラク)は未だ混迷が続き、アメリカ軍は武装勢力への警戒を一層強化しているが事態の沈静化は未だ測れない。

スタジオで柳澤はスンニ派とシーア派という宗派がある中で、秩序が乱れ混迷するのは当然であると説明。藤原はアフガニスタンやシリアと比較し、イラクはまだ政府が機能していることを説明し、改めてイラク戦争が戦わないアメリカへの転換点になったことを解説。

キーワード
イラク戦争
アメリカ
ブッシュ大統領
パウエル国務長官
国連安全保障理事会
カーブボール
CIA
BND
ショピーゲル
ラフィド・アフメド・アルワン
アメリカ同時多発テロ事件
フセイン大統領
パウエル
バグダット(イラク)
化学工学設計センター
テネットCIA長官
国連安保理
シュレーダー独首相
スンニ派
シーア派
バグダッド(イラク)
ケネディ上院議員
ブレア首相
シリア
ダマスカス(シリア)
アメリカ軍
イラク
アフガニスタン

エンディング (その他)
14:54~

NHKアーカイブスの次回予告。

NHKアーカイブスのHPアドレスがテロップ表示された。

キーワード
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