サキどり↑ 「旅するケーザイ in 北九州」

『サキどり↑』(Sakidori)は、NHK総合テレビジョンにて2011年4月10日から2017年3月26日までされていた日曜日朝の情報番組である。公式サイトによると、「最先端の現場で見つけてきた、暮らしを良くする『種』となる『サキどり』情報」について、司会やゲストが話をかわして「明るい未来のヒント」を探るというもの。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年11月3日(火) 1:30~ 2:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
01:30~

今回の舞台は福岡県北九州市。市内にはことし世界文化遺産に登録された製鉄所があるほか、数多くの”イチバン”がある。

門司港や小倉城、製鉄所、魚町銀天街など福岡県北九州市の見どころを伝えた。

キーワード
北九州(福岡)
世界文化遺産
北九州市(福岡)

旅するケーザイ in 北九州 (バラエティ/情報)
01:32~

観光船に乗って洞海湾を一周した。この船では、若戸大橋や旧官営八幡製鐵所、世界文化遺産に登録された官営八幡製鐵所 旧本事務所など、北九州市の観光名所を海側から楽しむことができる。ツアーガイドをつとめる近藤政一さんは8年前、地元の製鉄会社を早期退職して地域の産業を紹介する旅行会社を立ち上げた。洞海湾は高度経済成長期、北九州工業地帯の発展に伴う環境汚染が問題となり、一時は「死の海」とまで称されていたが、半世紀後の現在は水質も改善し、漁も行われるようになった。

北九州市漁業を営む大成隼人さんは、洞海湾の海中にあらかじめ沈めておいた網を引き上げる方法で魚を獲っている。この日はオコゼとアオガニがかかった。湾にはこのほかにも、マダイやスズキなど100種類以上の魚が暮らしている。洞海湾での漁について大成さんは「海はきれいになっている。港でもいつも釣りをしている人もいるし、魚の種類が豊富になっているのは事実」と話した。

片山千恵子は、大成さんの船で獲れたてのアオガニをごちそうになったことを明かした。また今回片山と一緒に北九州市をまわった片岡利文氏は、市民や行政、企業などが協力して北九州工業地帯の発展による環境汚染を乗り越えたことについて触れ、このとき培われた”水・環境技術”がベトナムをはじめアジアの56都市に販売されていることを伝えた。立ち上げられたプロジェクトの総数は110にも及ぶという。

魚町銀天街は昭和26年、日本で初めて公道の上にアーケードを設置した商店街として知られている。しかし石油ショックを境に製鉄業が冷え込み人口も減少したため、商店街の衰退もいち早く進んだ。現在の北九州市の高齢化率は28.2%で、全国の政令指定都市でもトップとなっている。

魚町銀天街では、新たに店を開いてくれる若い経営者を育成するための拠点を3年前に開いた。フロア全体が小さな区画にわけられていて、若い経営者たちが工房やお店を切り盛りしている。そのうちの一見「宇宙屋」では、宇宙をテーマにした雑貨を制作・販売している。店主の小田島万里子さんは家賃の安さを決め手に店を開き、現在はアクセサリー屋店主の久保田キコリさんとルームシェアをしている。あてがわれる区画は、起業家の希望する家賃によって決まるという。商店街や行政は、場所の提供のほか、商品企画やマーケティングの専門家をまねいた起業家向けの塾を開講をするなど店を開きたい若者に対し積極的な後押しをしている。その成果から、商店街では空き店舗の利用が活発になってきていて、商店街の梯輝元理事長によれば、新しく起業した人や従業員として雇われた人の数は300名を超えたという。

魚町銀天街の取り組みについて片岡利文氏は「今の20代、30代の中には、チャンスさえあれば自分で起業したいと思う人は実は大勢いるような気がする。北九州市では、そういう若者の背中を少し押す取り組みをしている」と話した。魚町銀天街では、ここ5年間で通行人の数が3割増えたという。

北九州市は地方自治体としては一番初めに、「東京ガールズコレクション」の共同開催を果たした。このイベントには若い女性を中心に1万人以上の客が押し寄せ、会場には北九州市に本社を置く航空会社のPRブースや地元の浄水器メーカーなどのブースが置かれた。また、小倉織と呼ばれる伝統の生地をつかった着物のファッションショーも行われた。

八幡東区に住む小倉織作家の築城則子さんは、30年前に骨董店で出会った布切れに感動したのをきっかけに、一度は途絶えていた小倉織の文化を蘇らそうと奔走した。小倉織の魅力について、築城さんは「シンプルな中に濃密な世界がある」と話し、また自身が小倉織を作り続ける理由について「生きている人間が次につなげる意識がなかったら伝統は途絶えますので、常にアバンギャルドな部分を持っていないといけないと思います。守っていただけだったら伝統にならないはず」と語った。

スタジオの片岡利文氏は「日本の各地域にはその土地や、そこで暮らす人々の生活に刻み込まれた”産業の遺伝子”というものがあると思う。今回の北九州市であれば”近代製鉄”や”小倉織”だったり。”近代製鉄”でいうと、北九州市は150メートルのレールなど世界一の技術を持っている。土地にある産業の遺伝子を、現代に一番ふさわしいかたちで蘇らせてくれれば、地域の経済も発展する可能性があるのではないか」と話した。また片山千恵子は「北九州市を旅してみて、奥の深い街だなと思った。日本が乗り越えなければいけない課題をすでに乗り越えようとしている、そんな都市だなと思った」とコメントした。

キーワード
北九州(福岡)
旧官営八幡製鐵所
世界文化遺産
高度経済成長期
洞海湾
アオガニ
オコゼ
北九州市(福岡)
ベトナム
北九州工業地帯
政令指定都市
高齢化率
小倉織
八幡東区(福岡)

エンディング (その他)
01:57~

番組HPとツイッターの情報をテロップ表示。

ジョン・カビラは今回のエンディングナンバーに、マイリー・サイラスの「The Climb」を選んだ。「いろんな坂を登って超えて、登り続ける」という意味を込めた選曲だという。

Music:“The Climb”(2009)/Miley Cyrus

先月、北九州市の百貨店が放送紙に小倉織のデザインを採用した。一度は姿を消した伝統産業が街の新たなシンボルに育ちつつある。小倉織作家の築城則子さんは「今までよりもはるかに多くの人に小倉織を知って使っていただけるという。新しい扉が開けたかなと思います」と話した。また魚町銀天街の路地裏にある映画館は、レトロな外観ながら、「ジミー、野を掛ける伝説」など新しい映画を上映して街の人々の憩いの場となっている。

次回予告。

キーワード
サキどり↑
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The Climb
マイリー・サイラス
Miley Cyrus
北九州市(福岡)
小倉織
ジミー、野を掛ける伝説
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