美の壺 私の富士山

『鑑賞マニュアル 美の壺』(かんしょうマニュアル びのつぼ)は、NHKテレビで2006年4月7日から放送されている教養番組(美術評論番組)。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年1月1日(木) 4:30~ 5:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
04:30~

オープニング映像。

File276 私の富士山 (バラエティ/情報)
04:30~

富士山をスペースシャトルから見た毛利衛さんが大興奮していた。日本の心の故郷と言われている富士山。その姿はあらゆるもののモチーフとなっている。今回は、富士山の美について見つめる。

富士山には、多くの雨が降り注ぎ、その水が周辺に様々な美しい風景を生み出している。水は富士山の絶景には欠かせないものである。それは意外なところにもあり、銭湯にも富士山の絵が描かれており、日本人の信仰のひとつの表れである。一つ目の壺は、富士は水とともに輝くである。

富士山と水の関係は、芸術の世界にも色濃く表れている。葛飾北斎の富嶽三十六景や歌川広重の富士三十六景がそうである。これらの多くが水と一緒に表現されている。山中湖畔で写真を撮っている冨塚晴夫さんは、撮りやすいがゆえに似通ってしまうのが富士山写真の難しさだという。そのため、冨塚さんはあえて富士山を脇役にすえて描くようになった。この日冨塚さんが写真を撮りに行ったのは、午前4時である。この時にしか撮れない写真として月光に輝く湖面である。続いては、冨岡さんとっておきの場所で、湖に立ったさざなみと富士山の写真である。

夜明け前に富士山を目指す登山客で、御来光が目当てである。富士山は古くから日本人の信仰となってきた。富士山の噴火は、神がなせるものだとして、御神火とも呼ばれていた。戦国武将は、富士を不死と読み変えて、ゲン担ぎとしていた。それらの絵は、山頂が3つに分かれており、聖なる絵である聖画といっていい。2つ目の壺は、描かれた富士に信仰を見るである。

街で富士山のイメージに一番近い絵を選択してもらうと、100人中半数以上の人が三峰を選ぶ結果となった。三保の松原からの富士山は、三峰ではなさそうである。三峰の山頂が見えるポイントがあり、富士山南西側の山麓の静岡県富士宮市が三峰である。このイメージとなった理由が、富士山本宮浅間大社にあり、富士曼茶羅図の絵が三峰の山頂で、極楽浄土に迎い入れられるとさていたからである。こういったことが、今にも受け継がれている。

富士山の形をした平鉢も三峰型である。また、茶人に人気であった富士形釜で、内側に沿った末広がりの形をしている。すでに江戸時代には富士山は人気のモチーフであった。人々は遊び心でたくさんの富士山を描いた。最後の壺は、富士はデザインされてここかしこである。

現在、富士山デザインにとりつかれた人がいて、仲條正義さんである。仲條さん70歳を前にして富士山のグラフィックデザイン制作に挑んだ。台形は難しいが、それを解決したのが、葛飾北斎の富嶽三十六景であった。大きさや絵の中の配置見るものを飽きさせないアイディアに大いに刺激を受けたという。仲條さんは、台形の富士山と様々な意匠とを組み合わせ、今までにない富士山を描いた。

富士山のデザインに違ったアプローチをしているのが、池ヶ谷知宏である。富士山をモチーフにした日用品を発表し注目を集めている。そのデザインは一風かわった方法である。訪れたのは、静岡市立日本平動物園で、富士山を探しきたという。色々な三角のものを写真に収めている。誰もがそのイメージを共有できるのが富士山の魅力だという。それは、雪のかかり方にもある。さらに特徴があり何か動きを加える事で、富士山が現れるというものである。富士山は、人と人をつなぐツールとも成り得る。

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毛利衛
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富士田子浦蒔絵額
富士曼茶羅図
富士山図
富士宮市(静岡県)
三保の松原
青花富士山形平鉢
富士形釜
扇面貼交手筥
凱風快晴
五百らかん寺さざゐどう
相州梅沢左
尾州不二見原
諸人登山
甲州三島越

エンディング (その他)
04:58~

エンディング映像。

今回のツボと音楽は番組HPでご覧頂けます

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