アスリートの魂 己をかけたタックル レスリング 高谷惣亮

アスリートの魂(アスリートのたましい)は、NHK総合テレビジョン→NHK BS1で放送されたスポーツドキュメンタリー番組。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年7月23日(木) 1:30~ 2:15
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
01:30~

レスリング・高谷惣亮はタックルを武器に世界選手権で銀メダルを獲得した。ニックネームは「タックル王子」。しかし彼はある試合で自慢のタックルを避けられ、返し技で試合に敗れた。この経験から、現在彼は返し技を受けない新タックルに挑戦している。

キーワード
世界選手権
レスリング

己をかけたタックル レスリング 高谷惣亮 (バラエティ/情報)
01:33~

高谷の母校・拓殖大学はレスリングの強豪校であり、今でも週6日大学で練習を行っている。

高谷の階級はフリースタイル74キロ級で、最も選手層の厚い階級と言われている。この階級では力のある欧米人におされ、日本人はメダルを獲得することができていなかった。しかし2014年の世界選手権で高谷は74キロ級で銀メダルを獲得し、世界中に名前を轟かせた。

高谷のタックルは並外れた身体能力から生み出される。彼は垂直跳び71cmの記録を持ち、これはNBAの選手に匹敵する跳躍力である。また背筋力は264kgであり、両手のリーチは188cmもある。日本レスリング協会の西口さんも、すべてがずば抜けていて世界トップを十分狙えると絶賛した。

京都府京丹後市は高谷惣亮の生まれ故郷、ここはレスリングの日本代表を多く育ててきた。レスリング教室が開かれる。高谷選手は小6でここでレスリングを始めた。タックルを教わると教えていた高校生を倒すことができた。高谷選手はタックルを褒められ、ずっとタックルを突き詰めた。コーチの正田絢子さんは世界選手権を4回制した実力者、当時の高谷選手のタックルを見て驚いたと話した。その後、国内の大会で次々と優勝した。高谷選手は大学1年の時、原因不明の急性潰瘍で3か月の休養を取り、タックルは自分に不可欠なものだと思った。

高谷惣亮は2012年ロンドン五輪に出場、タックルは通用せず、初戦敗退。高谷選手はやりたいことができなかったとし、1日のほとんどをタックルに注ぐ日々を送った。他の競技の練習も取り入れ始めた。

そんな彼は現在、新たなタックルに挑戦している。そのきっかけは去年の世界選手権における決勝戦で、自慢のタックルが通用せず返し技をされて敗れたことである。もっとスピードをあげないと勝てないということで、極端に低い姿勢からのタックルに挑戦するようになった。陸上のクラウチングスタートの構えに似ていることから、クラウチング・タックルと高谷は名づけた。従来のタックルより0.18秒はやく相手をとらえるようになった。

しかしクラウチング・タックルには大きな課題があった。ロンドン五輪金メダリストの米満達弘さんによると、相手を倒すパワーが不足しているとのこと。はじめから低い状態で入ると反動が少なく、タックルに入る時の力強さがなくなってしまうという。

5月下旬、高谷惣亮は自衛隊体育学校へ、出稽古に向かった。高谷選手は実践形式のスパーリングで、新しいクラウチングタックルが通用するか確認した。タックルははね返された。成功と失敗の違いは頭を上げて胸をぶつけられているかだった。高谷選手はタックルの瞬間に世界選手権の決勝のことが脳裏に浮かんだ。かわされた時のことを考えてしまうようになった。大きな課題が浮かび上がった。高谷選手は大学の先輩である米満達弘さんに相談、米満さんはロンドン五輪で金メダルを獲得している。米満さんは失敗のことを考えるとマイナスになるが、失敗しても試行錯誤したと話した。高谷選手は部員の帰った道場で練習を続けた。恐怖に打ち勝つには練習しかなかった。

低い姿勢のタックルからでも相手を倒すほどの筋力をつけるため、国立スポーツ科学センターで過酷な特訓がはじまった。食生活も大きく見直している。体脂肪を減らして筋肉の質を高めようと、野菜を多くとるなど工夫をしている。1日の終わりには練習で気付いたことなどをメモしている。

6月20日の全日本選抜選手権で、高谷惣亮はトップクラスの集う大会で2回戦から登場。高谷選手は新タックルを試みるが、決まらなかった。高谷選手は勝たなければいけない重圧があった。準決勝開始早々、高谷選手はポイントを奪われたが、スイッチが入り、後半第2ピリオドで、新タックルを完璧に決めた。大量点で決勝進出を決めた。決勝の相手は国内ナンバー2の選手、高谷選手は大きくポイントをリードしたが、後半の張り手でむち打ち状態となり、防戦一方となった。首に力が入らないことで、タックルにいく恐怖心が湧き起こった。高谷選手は逃げて勝つことができたが、残り5秒で新タックルを出し、優勝した。高谷選手は9月の世界選手権に選ばれ、3日後には練習を再開し、タックルの進化を目指した。

キーワード
拓殖大学
八王子市(東京)
世界選手権
レスリング
NBA
京丹後市(京都)
急性潰瘍
ロンドン五輪
自衛隊体育学校
全日本選抜選手権

エンディング (その他)
02:13~

エンディング映像。

次回予告、陸上十種競技、右代啓祐選手。

キーワード
右代啓祐
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