プロフェッショナル 仕事の流儀 「家電の命、最後まで〜電器店主・今井和美〜」

『プロフェッショナル 仕事の流儀』(-しごとのりゅうぎ)は、2006年1月10日に放送が開始されたNHK総合テレビジョンの情報・ドキュメンタリー番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年7月30日(火) 0:20~ 1:10
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
00:20~

オープニング映像。今回は故障家電のプロフェッショナル今井和美について迫る。持ち込まれる家電は生産が終わり、部品や設計図もない電化製品。9割5分を超える修理成功率を誇っている。

家電の命、最後まで 電器店主・今井和美 (バラエティ/情報)
00:22~

家電修理の今井和美は現在60歳、普段から良く笑っている。作業場は自宅脇にあり、修理の腕を頼って全国から依頼が殺到する。多くが他では直せないと断られ、行き場を失った家電たち。依頼の電話は多いときで1日200件、修理は全て1人で行っている。

この日、今井が向かったのは食器洗い乾燥機が壊れたというお宅。数ヶ月前から排水不良の症状が出ており、販売店に相談したが18年前のもので修理は出来ないと断られた。作業場に持ち帰ると設計図も見ずに分解、大抵の製品は構造が頭に叩き込まれている。目をつけたのは水の量を検知するセンサ―、基盤が腐食していた。ホールICの型番が読み取れなかったが、自ら回路図を描いてパズルを埋めるように、どの型番だったのかを予想。基盤を修復させた。さらに今後壊れる可能性がある部品を探して全てに手を施す。修理を終えてると家族の元へ届けた。2週間かけて修理代は5万円、家族の帰りを迎えたかのような依頼者の笑顔が報酬だという。

メーカーですら直せない家電をいとも簡単に直してしまう今井和美。その秘密は50年にも渡る膨大な経験値にあり、これまで手掛けた電化製品は1万点を超える。仕事を選ぶ時、経験した事のない物を選ぶと決めている。

この日向き合っていたのもはじめての家電、23年前に製造された電子手帳。部品を取り寄せることが必要だと判明、そこで依頼者に部品を取り寄せて直すかを確認。今回は部品を取り寄せずに返却、今井は少し残念そうな表情をみせた。

この日、今井の元に緊急の依頼が入った。依頼者は10年以上の付き合いになる地元の町工場、壊れたのは40年近く使い続けてきたコンピューター。故障続きでその度に今井が修理して命をつないできた。コンピューターを変えるには2000万円をかけて生産ラインを一新することになり、最悪の場合は廃業になることもある。壊れたのは蓄電器だとすぐに突き止め、同じ型のコンピューターから部品を移植させた。今回も直すことができ、町工場の人たちからは神様と呼ばれている。

今井は1958年に三重と奈良の堺にある山里で生まれた。小学4年生の頃、親戚の家でラジオに出会い人生が変わった。本で作り方を学びながら部品を買って自作した。新聞配達でお金を貯めると東京の秋葉原で部品を買いあさり、無線機や測定器などを自作。いつの間にか近所では有名な電気少年になっており、町工場からミシンの修理を頼まれると部品を探して直して見せた。高校に入学するも高い次元の知識を求めて1日で退学、職業訓練学校で学んだ後に大阪の電気店に就職。ここで社長から「直すな」との指示、販売店だからより売ったほうが成績が伸びるという現実を知った。

20歳の頃に実家に戻り小さな電気店を開いた。ここでもメーカーからの販売ノルマがあり、直してばかりだったので販売数は最下位だった。成績が悪いため修理部品も思うように卸してもらえず、収入は不安定。アルバイトをしながら生計を立てた。それでも今井は自分にウソをつかないと直し続け、行き場を亡くした多くの家電が持ち込まれるようになった。気づけば誰よりも必要とされる存在になった。

この日、今井の元に運ばれてきたのは40年前の高級カセットデッキ。さっそく分解して故障の原因を探ると、モーター不良であることを突き止めた。修理を依頼したのは藤野隆一さん、このカセットデッキは自分にとって一生物だという。モーターは部品も設計図もなく、いつものように分解して故障の原因を探った。内部までサビが侵食、特殊な薬剤でサビを落としていく。モーター自体は回るようになったが、制御回路に組み込むと再び回らなくなった。1つ直せば別の不具合が明らかになり振り出し、修理は底なし沼の様相を呈していた。それでも今井は笑顔、1つ1つ故障を直してくとカセットデッキは再び音を取り戻した。ところが、仕上げの予防修理を行っていると再び音が鳴らなくなり再び原因を探り修理、息を吹き替えした。

4日後、藤野さんの元にカセットデッキが届けられた。音はちゃんと鳴り始め、藤野さんは「昔のやつがそのまま音に出るというのは、いちばん嬉しい」と笑顔を見せた。

今井和美はプロフェッショナルについて「お客さんの要望に必ず答える。答えられるように一生懸命努力すること」と話した。

番組HPと番組Twitterの告知。

NHKオンデマンドの告知。

キーワード
カセットデッキ
番組HP
番組Twitter
NHKオンデマンド

エンディング (その他)
01:09~

「プロフェッショナル」の次回予告。

スポット

この番組で紹介されたアイテムは登録されていません。
  1. 前回の放送
  2. 7月30日 放送
  3. 次回の放送