プロフェッショナル 仕事の流儀 野菜農家・浅野悦男

『プロフェッショナル 仕事の流儀』(-しごとのりゅうぎ)は、2006年1月10日に放送が開始されたNHK総合テレビジョンの情報・ドキュメンタリー番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2013年7月19日(金) 1:10~ 2:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
01:10~

一面に野菜畑が広がる千葉・八街。この地にある畑に第一線で働くトップクラスのシェフらが集まっている。この畑の主が69歳の浅野悦男で西洋野菜のパイオニアと呼ばれている。きょうはそんな浅野悦男に密着する。

キーワード
八街(千葉)

いつも1年生、自然のままに 野菜農家・浅野悦男 (バラエティ/情報)
01:13~

ある日の朝5時30分、浅野悦男は畑仕事に出る前に大好きな動物らへの餌やりを行う。69歳の浅野悦男だが服装はロックで農家からは想像できないイメージを持っている。

浅野悦男の畑はサッカーグラウンド3面半分の大きさ。ここでアランカブ、イエローズッキーニ、トレビス、グラウンドペチカ、ローズラディッシュ、ルッコラなど180種類の野菜を育てている。

浅野悦男の畑にある作業部屋にはレストランから発注をうけたFAXが大量に置いてあり、これまで多くのシェフが浅野の畑を訪れ野菜を使わせて欲しいと依頼してきた。三ツ星フレンチシェフのピエール・ガニェールもその1人、浅野は妻やスタッフと共に野菜を発送している。

浅野悦男の畑の土は栄養失調と言われる程に痩せている。化学肥料は使わず、有機肥料も最低限しか用いてない。日本の土壌では不足しがちなミネラル分を”かき”の殻で補っており、野菜を埋める前に麦わらを土に埋めている。浅野が自慢にしているジャガイモの「インカのめざめ」で、大きさがバラバラで量も少ないが、高品質だという。

5月6日、このとき浅野悦男はある壁にぶつかっていた。畑の中心にあるビニールハウスでは実験的に世界各地の野菜を育てているが、その中に全く育たない植物があった。それはハーブのナスタチウムの一種で昨年から栽培に挑んでいるが発芽すらしていない。しかし、浅野は焦る表情を見せておらず、ダメもとで育てているという。

ところが4日後の5月10日。浅野悦男がビニールハウスを覗くとナスタチウムの芽が出ていた。この状態は人間でいう妊娠状態で、妊娠がわかって初めての子が生まれる気持ちに包まれたているという。

浅野悦男には現在ハマっていることがある。それが去年始めたフェイスブックで、仕事の間に友人たちの話題をチェックするのが楽しみだという。さらに、自分の採れたての野菜を写真をとり知り合いのシェフに見てもらっている。

浅野悦男にとって栽培した野菜は自分の子どものようだという。それだけに、育てた野菜をただシェフに届けるだけでは満足せず、畑の一角に作ったテストキッチンで初物野菜を自分で調理している。これがプロフェッショナルのこだわりだとしている。

5月4日、大型連休のさなか浅野悦男は大量のニンジンを持ちだした。こどもの日のイベントで子どもらにニンジンを振る舞うことになっていた。知り合いの子どもらと一緒にニンジンを洗い、子どもらに野菜のことを知ってもらうのも農家としての役割だと考えている。

5月5日に千葉・茂原で行われたイベント当日。浅野悦男はニンジン本来の味を知ってもらうため、そのままジュースにし子どもらに与えた。しかし、素直な反応が続き”苦い”などの声が聞けた。しかし、1人の子は飲み進むうちに表情がかわり”おいしい”と言ってくれた。

プロフェッショナル 仕事の流儀 ホームページの紹介。

野菜農家・浅野悦男の畑には極上の野菜の秘密を求めて全国から視察が訪れる。この日は「インカのめざめ」のノウハウを惜しみなく披露した。

浅野悦男の半生を紹介。千葉・八街の農家で長男として生まれ、高校在学中には両親に代わって畑仕事を切り盛りするようになった。最も力をいれたのがサツマイモの栽培、20年かけて通常の2倍の値がつく高級食材に育てあげた。しかし、50歳間近にバブル崩壊となり自慢のサツマイモが二束三文でしか売れなくなってしまった。食いつなぐため、他の畑を手伝う生活を余儀なくされ虚しさが募った。

ルッコラという野菜の需要が増えたと聞いた浅野さんは、早速ルッコラを育てて都内のレストランに販売。試食したシェフの1人は絶賛し、それをきっかけに新たな西洋野菜の栽培を求められるようになった。しかし、新たな野菜は種を撒いても発芽すらしない。まともに収穫するには、3年以上かかることもあったという。

来る日も来る日も畑にのめり込み、極上の野菜を追求し続けた浅野さん。すると、一人のシェフは「生産者の味がする」と高く評価。その言葉を聞いた浅野さんは、あまりの嬉しさに涙を流して喜んだという。再出発から16年、浅野さんは多くのシェフから尊敬される人物となった。

浅野さんの畑のあちこちには植物が自生しており、風で飛んだ種から芽を出した野菜もある。浅野さんはこれらも収穫するのだという。

4月24日、浅野さんは新しい野菜の栽培に取り組んでいた。それがシーアスパラガスで、海岸付近の塩分を含んだ土で育つ変わった食材。特殊な植物だけに栽培は難しく、これまで失敗に終わってきた。しかし、今年は種が発芽、立派に育てあげたいとしている。

4月29日、浅野さんは苗を植え替えるための土を用意。前回の失敗を教訓に軽石と海水を混ぜた。約1か月後、成長を見守ってきたシーアスパラガスは4倍以上の高さになり、順調に育っていた。この段階で収穫を行い試食すると、想像以上に独特な味に困惑した表情をみせた。

浅野さんがシーアスパラガスの栽培にこだわるのは、東日本大震災がきっかけ。津波で多くの農地が海水に浸かり、今尚作物を育てられない農家に心を痛めていた。しかし、このシーアスパラガスなら海水に浸かった農地でも育てられるのではないかと、浅野は期待を抱いている。

浅野はシーアスパラガスを表へ出して、今度は雨を受けさせてみた。被災地の畑で育てるには、厳しい自然に耐える強さが必要なのだという。そして二日後、シーアスパラガスの一部は組織が壊死してしまい、枯れ始めた物も出現。外で育てるのは簡単ではないという。

6月3日、浅野悦男さんは外でのシーアスパラガスの栽培を続けていた。直接畑に植える地植えを試したいとしており、本来自生している海岸の環境を取り入れることにした。海水を撒き、苗に願いを込めて植えた。地植えをして5日が経過した6月8日。色素がプランターの苗より薄まっており、味を確かめると磯の風味が弱まっているように感じた。

翌日、浅野悦男さんは東京・麻布十番でフレンチシェフをしている生江史伸さんにシーアスパラガスを調理してもらうことにした。完成した料理は海の幸の中にプランターのシーアスパラガスが混ぜられており、地植えしたものはサラダとして提供された。シェフは地植えしたシーアスパラガスも魅力的だと太鼓判を押した。

6月26日、浅野悦男さんはその後もシーアスパラガスについての試行錯誤を続けていた。そこには新たに若い芽が活き活きと伸び始めている姿があった。さらに、嬉しい出来事があり宮城で取り組みたいという話が出ているという。いつか希望の野菜に育てあげたいとしており、その夢を追い続けてきょうも畑に立っている。

浅野悦男さんにプロフェッショナルについて伺うと、今で全て会得して完璧に出来る人はプロだが、自分の中のプロは終わりはなく成長を続けていく事。物事に満足することは意識していないと話した。

キーワード
アーティチョーク
アランカブ
イエローズッキーニ
トレビス
グラウンドペチカ
ローズラディッシュ
ルッコラ
チョコレートベル
ピエール・ガニェール
かき
インカのめざめ
ナスタチウム
フェイスブック
ニンジン
こどもの日
茂原(千葉)
プロフェッショナル
バブル崩壊
八街(千葉)
サツマイモ
ミント
からし菜
フェンネル
シーアスパラガス
東日本大震災
麻布十番(東京)
宮城県

次回予告 (その他)
01:57~

プロフェッショナル 仕事の流儀の次回予告。

スポット

この番組で紹介されたアイテムは登録されていません。
  1. 前回の放送
  2. 7月19日 放送
  3. 次回の放送