先どり きょうの健康 ここまでできる!がん予防 十勝公開収録SP

放送日 2015年10月9日(金) 10:40~10:55
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
10:40~

オープニング映像。

北海道・十勝地方から、今回の「ここまでできる!がん予防」というテーマを伝え、おいしい空気も関係のある、きょうからでもできるがん予防術を紹介するとの内容を予告。

キーワード
十勝(北海道)
がん

ここまでできる!がん予防~十勝公開収録スペシャル~ (バラエティ/情報)
10:40~

7月5日、北海道大樹町生涯学習センターにて収録。ゲストの原千晶が、30歳のときに子宮頸がん、その5年後に子宮体がんを患って大きな手術と抗がん剤治療を経験したと話した。ゲストの国立がん研究センター がん予防・検診研究センター長、津金昌一郎氏が紹介され、きょうは多くのがんに共通する、誰でも生活習慣面で実践でき、確かな予防法について話をすると伝えた。1日目のきょうのテーマは「あなたのリスクは?」

5つの健康習慣を実践することでがんのリスクが半減すると、津金昌一郎氏が説明。日本人にとって大切な5つに絞り込み、この5つのうち実践している習慣が0~1の人のがん罹患リスクを100%とした場合、5つ全てを実践している人のリスクは男女とも約40%低くなるという結果が出たと述べ、さらにこの健康習慣の実践の度合いによって、自分が10年後にがんになる確率が分かるがんリスクチェックを国立がん研究センターのHPで公開していると、URLを表示しながら伝えた。

5つの健康習慣によるがんリスクチェックを帯広市の健康教室の人たちに行ってもらった。性別、年齢、身長・体重、喫煙の有無、飲酒の習慣、食事と1日の身体活動量の項目について回答するもの。これによって、今後10年のがんになる危険度が、自分と同じ年齢・性別の、健康習慣を実施しないグループと、健康習慣すべてを実践するグループの2つと比べて表示される。参加者の中で年齢と体形の近い2人の男性で比較すると、1人は14.3%なのに対し、もう1人は17.0%だった。2人の生活で明らかに異なるのは飲酒量だった。リスクが高いほうの男性が、試しに1週間の飲酒日数を変えずに飲酒量を半分に減らしてみると、14.9%まで低下した。

原千晶が、「本当にちょっとした心がけで変わる」と述べ、津金氏が、5つの健康習慣によるがんリスクチェックは、45~74歳までの日本人10万人の追跡調査に基づいて出したデータ、45歳未満の人がこの健康習慣を実践していればリスクは間違いなく低くなると説明した。がんは老化現象の1つで、高齢になればなるほどかかる確率は高くなり、ゼロになることはないが、健康習慣を実践していない人に比べれば低くなると述べた。

がんの予防において、禁煙は一番大事なポイントと津金氏が説明し、国民生活基礎調査(2013)から、成人の喫煙率は都道府県別に見ると、全国平均が21.6%なのに対し、27.6%の北海道は1位と紹介。また、国立がん研究センターがん対策情報センター(人口動態統計)によると、北海道は肺がんの死亡率でも1位になっている。(2013年 75歳未満/年齢調整死亡率)原千晶が、がんになる前の20代にはタバコを吸っていて、子宮頸がんになったときに、喫煙でリスクは高くなるだろうと医師に言われたと明かした。肺がんのほか、肝臓がん、乳がんなど喫煙の影響があるがんの一覧を表示しながら、ありとあらゆる臓器が喫煙の影響を受けると津金氏が解説。

成人の喫煙率(2013年) 国民生活基礎調査(2013年)より1位:北海道 27.6%2位:青森 25.9%3位:福島 25.1%4位:宮城 24.1%5位:福岡 23.6%

肺がんの死亡率(2013年 75歳未満 年齢調整死亡率)1位:北海道 18.02位:青森 17.53位:鳥取 17.24位:大阪 16.65位:三重・奈良 15.8資料:国立がん研究センターがん対策情報センター(人口動態統計)

がん予防の健康習慣2つ目は節酒。適度な飲酒は心筋梗塞や脳梗塞を予防する効果があり、ガンに対しても少量であれば大きくリスクを上げないことが分かっていると説明。肝臓がん、乳がんなどアルコールの影響するがんの一覧を表示。アルコールは胃と小腸で吸収されて肝臓でアセトアルデヒドという物質に変わり、これが顔を赤くしたり、気持ち悪くさせたりするこの物質に発がん性があることが分かっていると解説した。

がん予防の健康習慣3つ目は適正体重の維持。食道腺がん、肝臓がんなど肥満と関係あるがんの一覧を表示。一方、肺がんや閉経前の乳がんは、やせているとリスクが高まると言われていると説明した。

がん予防の健康習慣4つ目は体を動かすこと。仕事でも運動でも、体を絶えず動かすことによってがんのリスクが抑えられると、津金昌一郎氏が説明した。大腸がん、とくに結腸がん、乳がん(閉経後)など運動不足が影響するがんの一覧を表示。

がん予防の健康習慣5つ目は食生活。中でも、日本人において特に分かっているものとして、野菜・果物不足が食道がん、胃がんなど、高塩分・塩蔵食品が胃がん、赤肉・保存肉が大腸がん、熱い飲食物が食道がんに関わってくるとの一覧を表示。日本食は健康的と言われるが、唯一の欠点が塩分とされていると解説した。

紹介してきた5つの生活習慣でがんのリスクは低くなるが、日本の場合には細菌やウイルスの感染によるがんもあると津金氏が説明し、B型・C型肝炎ウイルスによる肝がん、ヘリコバクター・ピロリ菌による胃がんなど、がんの発生を引き起こすウイルス・細菌の種類とがんの種類の対照表を表示。最近では、C型肝炎ウイルスに感染していることが分かれば治療によって肝がんのリスクが下がることが明らかになっていて、一度は検査を受け、感染が分かれば治療を受けることが重要と解説した。原千晶が、自分の場合は、ヒトパピローマウイルスが原因と病気になってから知ったが、防げるがんであり、定期的な検診が感染によるがんを防ぐ一番の方法と感じると述べ、発病したときを振り返ると、5つの健康習慣を1つも守れていなかったかもしれないと思ったとコメント。津金氏が、きょう説明した5つの習慣は確実にがんと密接につながっているので、あやふやな情報には振り回されず、これらの習慣を実践していないのであれば実践することにより、明らかにがんになるリスクを遠ざけることができると伝えた。

次回の「きょうの健康」の予告をテロップ表示。

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