NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク(4)万病撃退!腸が免疫の鍵

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年5月1日(水) 23:35~ 0:25
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
23:35~

オープニング映像。「第四集 万病撃退!”腸”が免疫の鍵だった」

人体 神秘の巨大ネットワーク4 万病撃退!腸が免疫の鍵 (バラエティ/情報)
23:39~

今日のテーマは腸。小さい頃は体が弱かったが田中選手は食あたりになったことはないと話した。腸丈夫!CGマーくんを紹介。腸の長さは成人で約8.5m、広げると畳20畳分。表面は絨毛がある。腸を毎日通過する食事として田中選手の妻の晩御飯を紹介、病原菌・ウイルスが入ることもあるとして外敵に晒されやすい場所と紹介。現在では腸は免疫力を司る臓器としても注目されている。

NYのメジャーリーグで活躍する田中投手はヤンキースのエース。強さを支えるのは強靭な肉体。体調不良で試合を休んだことはないという。免疫力を高めている秘密を腸内映像から探る。腸はピンクで透明な粘液に覆われ、絨毛に覆われている。絨毛内部の毛細血管は網の目のように走る。栄養は絨毛から血液へ運ばれ全身に巡る。腸には腸内細菌・免疫細菌が存在する。粘液を顕微鏡で拡大すると見える。

腸内細菌は約100兆個。免疫細胞は絨毛内部に存在。腸壁にも多く存在し、病原菌・ウイルスを排除する。全身に2兆個存在し、7割が腸内側にある。腸表面には腸内細菌が漂っている。病原菌が入ってくると免疫細胞が攻撃サインを出し腸壁が受け取ると殺菌部室を発しウイルスを殺す。

腸は免疫細胞を訓練する仕組みがある。免疫細胞は腸表面の絨毛のないくぼみから侵入出来る。腸壁の内側には免疫細胞が存在し、くぼみから入ってきた腸内細菌・病原菌などを免疫細胞のもとに運び敵・味方を学習させている。訓練によりインフルエンザ・肺炎などに対抗する力を備え、血液の流れに乗り全身に行き渡る。スタジオでは、毎週のように腸・細菌の論文が発表されていると話した。

腸は免疫を育てるが、免疫が暴走するとアレルギーなどの病気になる。その陰に腸の異常があることが研究により分かってきた。イギリス・ロッキンガムのナタシャさん(22)は五輪を目指していたが4年前に汗・涙などで体中に激しいアレルギー症状が出る病気にかかり、250回以上も深刻ショック状態で病院に運ばれている。食物アレルギーもあり、ブロッコリーなど数種類のみの食材が安全に食べられる。症状を引き起こしているのが免疫の暴走。暴走した免疫細胞の映像を紹介。免疫細胞を以上興奮させ体の細胞などを攻撃させるためアレルギー症状を引き起こす。ナタシャさんは25種以上の薬を飲んでいるが症状を押さえられず、いつ死ぬかわからない恐怖と戦いながら暮らすのは辛いと話す。専門家が便の検査をしたところ腸に異変があることが発覚。いくつかの腸内細菌が通常よりかなり少なかった。

日本・尾崎真由さんは4年前に多発性硬化症を発症。手足のしびれが寝ている間も常にあり、症状が進むと失明などの危険もある。原因は暴走した免疫細胞が脳を敵と勘違いし攻撃している。山村医師が便を分析し、患者の腸ではいくつかの腸内細菌が少なくなっていた。アレルギー・多発性硬化症の双方で特定の腸内細菌が減少していることがわかった。

研究者の多くが腸内細菌異常が関わっていると考えだした。タモリは若い頃ビールアレルギーだったが治った、小島は犬アレルギー、田中はアレルギーは今までないが妻は細菌アメリカンチェリーなどがダメになったと話した。アレルギーは突然発症すると解説。

腸内細菌は100兆個以上存在する。人体の細胞より多いく、1000種類ほどある。バクテロイデス菌などが有名。免疫暴走での病気を発症していた女性らの腸内では「クロストリジウム菌」が共通して少なくなっていた。100種類ほどあり、免疫制御の役割を持つ種類もある。

クロストリジウム菌が少ないと病気になる可能性がある。坂口氏の研究で、暴走している免疫細胞に対し暴走を抑える物質を発する腸内細菌「Tレグ」が発見。クロストリジウム菌がメッセージ物質を発し、免疫細胞をTレグに変化させる。Tレグは血流に乗り全身に広がり、暴走する免疫細胞を鎮める全身の免疫力をコントロールしている。

ナタシャさんらはTレグを増やすクロストリジウム菌が少ないと考えられている。細菌が免疫物質を制御するとも。シリーズ人体では臓器がメッセージ物質をやりとりしていると伝えたが、腸は全身の免疫をコントロールするため細菌を利用している。

どうやって免疫の暴走を抑えるためのクロストリジウム菌を増やすのか。アレルギー症状が収まるという神奈川・曹洞宗大本山總持寺で修行する若い僧侶ら60人からアレルギーが治った報告が続出。修行僧ら20人の便を調べた。修行僧らの腸にはクロストリジウム菌が存在しており健康な腸内細菌を持っている。毎日食べている精進料理に含まれる食物繊維でTレグを生み出せる。クロストリジウム菌が多いマウスに食物繊維を多く与えるとTレグが増え、食物繊維の少ないエサを与えた場合Tレグはあまり増えなかった。

キノコ・木の実や根菜など日本の食材には食物繊維が多い。長い年月で日本人の腸には食物繊維を好む腸内細菌が多いと考えられている。服部さんの最新研究では日本人の腸内細菌が優れた力を持つことが明らかになった。免疫力をコントロールする物質を出す能力が欧米の方に比べ日本人は多い。現代日本人はアレルギーなどの免疫暴走による病が増えており、食生活により変化したのではないかと考えられている。

アレルギーには腸が関係していると強く示している。腸内細菌との共存は人類が進化の家庭で会得してきたが60年ほどの食生活の変化で代わり、免疫の暴走という形で出ている。精進料理でない通常の食生活で食物繊維をとることが出来る。里田さんの料理で精進料理に近い食物繊維を田中選手は摂取していた。

腸メカニズムの解明で病気治療も変わっている。多発性硬化症で苦しむ尾崎さんは臨床試験に参加しTレグを生む物質を人工的に生み出したものを摂取している。動物実験はTレグ量の変化があり、臨床試験を受けている11人中9人でも多くなっていた。難病の根本治療法が出て来ると山村氏は語る。

腸の機能は生まれた時、母乳でビフィズス菌が成長する所から始まり次第に機能を成熟させていく。

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エンディング (その他)
00:23~

エンディング映像。

テロップ:腸のさらに詳しい情報は、NHK健康ch。

NHKオンデマンドで配信のお知らせテロップ。

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NHK健康ch

番組宣伝 (その他)
00:24~

「NHKスペシャル シリーズ人体II 遺伝子」の番組宣伝。

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