NHKスペシャル ゴーン・ショック 逮捕の舞台裏で何が

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年11月25日(日) 21:00~21:50
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
21:00~

オープニング映像が流れた。

ゴーン・ショック 逮捕の舞台裏で何が (ニュース)
21:00~

日産自動車前会長の巨額の不正はどのようにして行われたのか。事件の鍵は中東レバノンにある、約17億円が投じられた3階建ての高級住宅。不動産登記に記されていた所有者はフォイノスインベストメンツという企業。取材班がさらに調査を続けると、日産から約60億円を出資された「Zi-A」というペーパーカンパニーが不正の温床となっている可能性が浮かび上がった。大胆なリストラ策で日産をV字回復させた前会長。今回の“ゴーン・ショック”には世界でも衝撃が広がっている。一方で、日産の組織的な陰謀を疑う声もあがっている。NHKは徹底取材で事件の全貌に迫った。

ペーパーカンパニーであるジーア社の役員には、日産前会長と共に逮捕され、一連の不正行為を指示したとみられる側近や、実行役とされる日本人幹部らの名前が記されていた。関係者によれば、日産内部で不正の疑いが浮上したのは今年3月ごろ。監査役や役員が前会長にまつわる不透明な資金の流れに不信感を抱き、極秘に調査を始めた。海外などでの調査が進むにつれ、レバノンやブラジルの住宅を購入するためジーア社を通じて20億円余りが支出されていたことが発覚。前会長は家族旅行の代金まで会社に負担させていたほか、株価連動報酬40億円分を公表していなかった。調査メンバーは取締役会での不正追及は難しいと判断し、刑事責任を問うことを決断。実行役の1人とみられる外国人の執行役員X氏に司法取引を持ちかけた。

ことし2月、前会長のルノーCEO再任が決定すると、海外では日産とルノーが合併を協議していると報じられた。さらに翌月、前会長はルノーと日産それぞれの研究開発部門を統合すると発表。日産側のルノーに対する不信感はピークに達し、開発部隊の人間は相次いで辞職した。かつてはルノーの出資を受けて深刻な経営危機を脱するも、売上高や販売台数などではルノーを大きく上回っていた日産。社内にはルノーの傘下に入ってしまうのではという懸念が広がっていたという。長年にわたり前会長の取材を続けてきた井上久男氏は「外国人が日産を植民地支配していると社内の中は見ていた。支配力が強まるともっとさらに酷いことが起こるののではないかと、我慢の限界ということではないか」と話す。

かつて破綻寸前だった日産をV字回復させ、世界第2位の自動車連合に押し上げた前会長。カリスマ経営者の逮捕は日本のみならず世界に衝撃を与えた。今夜は独自取材から逮捕の舞台ウラと事件の核心に迫る。前会長は世界各地の豪華な住宅や家族旅行の代金を会社に負担させていたという。一連の不正が明らかになるきっかけとなったのは、ペーパーカンパニー「Zi-A社」だった。

2018年6月ごろ、日産前会長逮捕の半年前。不正をつかんだ日産側が東京地検に接触、証拠提出を伝えた。その中には極秘のメールも含まれていた。検察幹部は会長の名前と金額に驚いた、不正の証拠は固く躊躇はなかったなどと証言している。逮捕の1ヵ月前、特捜部は捜査体制を拡充、前会長の動向を見極めようとした。逮捕の11日前の映像を公開。前会長はルノーの経営強化をアピールしていた。そして逮捕。社長は2時間後の会見で解任の提案を伝えた。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。有馬嘉男は、「日産は繰り返し、『クーデターではない』と否定していますが、御覧頂いたとおり周到に準備されていたことがわかります。中西さんは今のVTRどのようにご覧になりましたか?」などと中西孝樹に質問した。中西は、「このタイミングで元会長の体制が崩壊したということを考えると、クーデター説があってもおかしくはない」などと述べた。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。田中泉は、「日産が指摘している元会長の不正は大きく3点、有価証券報告書の虚偽記載、投資資金の私的流用、経費の不正支出です。この内逮捕の容疑となったのが虚偽記載で、逮捕容疑は平成22年度からの5年間で役員報酬をあわせて50億円あまり少なく記載していたこと。しかし元会長はこの容疑を否認しています。そして投資資金の私的流用。日産は60億円を子会社のZi-A社に投資名目で出資していました。しかし実際には住宅の購入費などにあてていたとされています。最後に経費の不正支出。数千万円の家族旅行の代金など私的な目的で会社の資金が支出された疑いも出ています」などと述べた。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。有馬嘉男は日産が元会長の告発にふみきった経緯について、「ルノーが日産の合併にふみきるんではないかという危機感があったため。かつてと違って今は、販売台数も売上高も日産がルノーを上回っています。一方ルノーの純利益の約半分は、日産の貢献によるもの。ルノーは日産への議決権を持っているが、日産はルノーへの議決権がなく、さらに日産の取締役9人のうち日産の出身が3人であるのに対し、ルノーは4人だった」などと述べ、「こうしてみると日産は実力ではルノーより上なのに、経営のグリップをにぎられているように見えます。日産側には危機感があったんでしょうか?」などと中西孝樹に質問した。中西は、「元会長の私利私欲のために自分たちが踏み台にされてしまうのではないかと、日産の未来を案じる声が強くなっていたと思います」などと述べた。

逮捕された日産の元会長は、経営の合理化を進め日産の経営を立て直したカリスマだが、そのカリスマ性にかげりが出ていたことが取材でわかった。取材に応じた日産社員によれば、「日産では逆らう人もいないのでチェック機能もないし、やりたい放題やっていた」などと述べた。また、元会長の強引な経営に対する不満も日産社員の中で出ていたという。業績の良し悪しに関わらず毎年支払われる多額の役員報酬が、不信感に拍車をかけた。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。有馬嘉男は、「なぜ元会長は変わってしまったんでしょうか?」などと中西孝樹に聞いた。中西は、「経営のトップに長い間いすぎたことが、不正の温床を作ってしまったんだと思います」などと述べた。また、田中泉は元会長が役員報酬の虚偽記載をした理由について、「特捜部は役員報酬の開示ルールの変更が背景にあるとみています。元会長は高額な報酬への批判をおそれて虚偽の記載をしたとみられています」などと述べた。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。有馬嘉男は、「日産はなぜ、長らく元会長の不正を見過ごしていたんでしょうか?」などと真山仁に聞いた。真山は、「言い出すタイミングを逸してしまったと考えられます」などと述べた。

日産の元会長逮捕について、フランスでは波紋が広がっている。逮捕の翌日、パリではマクロン大統領がルノーの今後について「フランス政府は株主としてルノーの提携関係の安定と、グループ会社社員の安定を心配しています」などとコメントを発表した。日産とルノーは元会長を要として、開発や調達を補い合うことで利益をあげていたため、ルノーの筆頭株主であるフランス政府は元会長の逮捕に危機感を覚えている。株主コンサルタントは、「ルノーと日産の連携がうまくいくことは非常に重要で、フランス政府は元会長を失うわけにはいかない状況になってしまっていた」などと述べた。フランスでは、事件が日本側による陰謀ではないかという不信感が広がっている。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。有馬嘉男は、「近く、日産とその関連企業のトップが協議をするという話がありますが、ルノーとその筆頭株主のフランス政府はこれからどういう動きをするんでしょうか?」などと中西孝樹に聞いた。中西は、「日産の再支配を目指すシナリオと、両社がウィンウィンとなる関係を目指すシナリオの2つがあると考えています」などと述べた。

日産の元会長が逮捕された事件についてのトーク。有馬嘉男は、「中西さんが考えたシナリオについてどう思いますか?」などと真山仁に聞いた。真山は、「両社がウィンウィンとなる関係を目指す。というシナリオは甘いと思います。下手するとフランスとの外交問題にもなりかねないので、日本は早くからどういう構えをするかを考えたほうが良いと思います」などと述べた。

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モブージュ(フランス)
リオデジャネイロ(ブラジル)

エンディング (その他)
21:48~

エンディング映像が流れた。

番組宣伝 (その他)
21:49~

NHKスペシャルの番組宣伝。

あなたとともに 公共放送の映像が流れた。

ヤングナフェスの番組宣伝。

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