NHKスペシャル ブループラネット 第3集「海辺 せめぎ合う海と陸の生命」

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年9月20日(木) 1:00~ 1:50
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
01:00~

魚が海鳥を襲う。マグロ×アシカ。地球の表面の7割を占める海は、今世紀に入っても、新たな発見が続く領域。4年をかけて海を撮影した記録は、生き物たちの目線でこれまで誰も見たことのなかったスペクタクルを捉えた。第3週の舞台は、海と陸が出会う「海岸」。ここは海の中でもっと激しい変化にさらされる場所。岩場は潮の満ち引きで海と陸が入れ替わり、2つの世界の生き物が激しい戦いを繰り広げる。砂浜は、海と陸を行き来する生き物たちを砂のクッションが優しく支える。そして断崖は陸から海へ進出した鳥たちが、次の世代へ命をつなぐための貴重な舞台。

音楽:ハンス ジマー、ラッセル エマニュエル

キーワード
ハンス ジマー
ラッセル エマニュエル

第3集 海辺 (バラエティ/情報)
01:03~

大海原を進むと突然海岸が現れる場所がある。それが、太平洋に浮かぶ、ガラパゴス諸島。海底火山の噴火が作り出した絶海の孤島。島の海岸に暮らす、ガラパゴスアシカ。アシカは陸から海に進出した哺乳類で、普通は小魚やイカなどを獲物とする。アシカはマグロの群れの後方を泳ぎ島に誘導していく。行き止まりまで追い込んで捕まえようという。しかしマグロの速さは時速60キロ。やすやすと捕まるほどやわな相手ではなく逃げられてしまう。アシカは岸辺に戻ってきて仲間を呼んでいる。今後はチームプレーで王者に立ち向かおうという。アシカたちが群れでマグロを海岸の方に追い込み始めた。突然一頭のオスが逆方向で泳ぎだし、出口をブロック。マグロが群れを崩し始め、アシカはその中の一匹に狙いを定めさらに追い込む。遂にアシカがマグロを捉えた。マグロを捉えるこのアシカの行動はガラパゴスの海岸でしか確認されていない。

海と陸が出会う場所、海岸。世界の海岸線の総延長は62万キロともいわれており、これは地球の15周分に相当する。場所によって表情も様々で、砂浜や岩場などがある。

中でも岩場は最もも激しい変化に見舞われる場所で、1日2回かならず訪れるのが潮の満干。月の引力が地球の海水を引っ張り、海面の高さを大きく動かす。満潮と引き潮。陸は海になり、海は陸となる。引き潮は海の生き物たちにとって試練の時。急いで逃げ場を求める。避難したのは岩のくぼみに残された潮だまり。

潮だまりで、時間を縮めてみると、知られざる命のドラマが見えてくる。僅かなスペースに閉じ込められた生き物たち。食うものと食われる者のせめぎあいが始まる。イソギンチャクは潮だまりの暴れん坊で、カニや魚、時にはトゲを持つウニをも丸呑みして消化してしまう。カサガイは、岩に身体を貼り付け、敵の攻撃に備える。カサガイにせまるのは、マヒトデの仲間。腕の先端で僅かな匂いを察知し獲物の居場所を突き止める。体全体で覆いかぶさり、ひっくり返して食べてしまう。しかしカサガイの中にはヒトデから身を護る術を身に着けたものもいる。ヒトデがツカムことにできない柔らかい膜を張り出し、攻撃を交わす。ところがこのカサガイも逃れられないのが、ウバウオ。数時間で現れては消える潮だまり。そこでは知られざる命のドラマが繰り広げられている。

潮の満干に応じて変えず移り変わっていく岩場の環境。その変化の中でチャンスを見出したのが、海から陸へ暮らしを移したカニ。イワガニの仲間は、潮が引く時間が近づくと決まって波打ち際へやってくる。お目当ては、海の中から現れた岩。大好物の海藻でびっしりと覆われている。時間限定の貴重な食事場に向かって、カニたちは一斉に進んでいく。途中の岩場で一休み。だがその時、アラシウツボの仲間に襲われる。潮が満ち始め、カニは先を急ぐ。やっと半分まで来たところでなんとウツボが岩場に上がってきた。さらに、マダコが現れた。タコも体内にあるエラを湿らせておけば陸に上がることができる。ウツボに襲われ必死に抵抗したカニはなんとか逃げ切った。たどり着いたカニたちは急いで海藻を食べ始める。潮が満ち切る前にいま来た道を再び戻らなければいけない。陸にも海にも変わる岩場は、2つの世界の生き物が戦いながら生きる場所。

中米コスタリカの海辺に広がるのは、砂浜。毎年、砂浜を目指してやってくるのが、ヒメウミガメのメス。大海原から産卵のためにやってきた。海からの来訪者を柔らかな砂のマットが優しく迎え入れる。ウミガメは砂を掘り、卵を産み落とす。そして、砂のぬくもりで2ヶ月に渡って卵が暖められる。

インド洋に浮かぶ砂の島で命をつなぐのは、アジサシの仲間。1年の大半は大海原を飛びながら暮らし、繁殖期だけ海岸にやってくる。砂浜に勢揃いしているのは巣立ちを控えた雛たち。砂浜は雛たちの訓練場。これから始まる大海原での暮らしに備え、砂浜の周りで飛ぶ練習を繰り返す。まだうまく飛べない雛が水面に降りた。すると、水しぶきとともに、雛が次々と海の中にさらわれていく。犯人はロウニンアジ。隊長2m近くになる、巨大な魚。雛が巣立つこの時期、海の世界の新参者を狙ってこの海岸に集まってくる。彼らの狩りは実に巧妙で、狙いを定めると水中から後をつけ、射程距離に入ると、飛びかかり、勢い余って宙を舞うものもいる。海の生き物と陸の生き物の厳しい生存競争が、ここにはある。

熱帯・亜熱帯の砂浜には緑が広がる場所もある。マングローブは塩水に耐え、砂や泥の海岸沿いに広がる。木の根はいくつにも分かれていて、水中に安定した足場を築く。根の周りを泳ぐたくさんの魚達。マングローブの足元は安全なシェルター。サメが現れた。そしてワニまで。でも、根の間に入り込めば大丈夫。しかし、平穏な時間は長くは続かない。

潮がひきはじめると、みるみる干上がっていく。否応なく、シェルターから追い出される魚たち。この時を待ち望んでいたのが、海底の砂地から現れたトラフシャコ。獲物が通過する瞬間、長い腕で一気に狩る。オスは捉えた獲物を巣穴の奥深くに運ぶ。そこにはなんとトラフシャコのメスがいた。メスは狩りをせず、オスが運んでくる食べ物に頼って暮らす。こうして繁殖に向けてひたすらエネルギーを蓄える。生き物たちの驚くほど多様な生き方を、海岸に敷かれた砂地が支えている。

絶え間なく打ち寄せる波。その力は長い年月をかけて海岸を削り、断崖を作り出す。侵食のスピードは地質によって様々。ヨーロッパでは年間3mものの早さで海岸が削られている場所もある。荒波で硬い部分が削り出され、壮大な自然の造形が生まれる。

北極圏にそびえ立つ、要塞のような断崖を子育ての場に利用するのは、ウミガラスやパフィンなどの海鳥。毎年、数万羽が集まってくる。狐など陸からの天敵を寄せ付けない。さらに目の前には豊かな北の海。ここは子育てにうってつけの場所。ニシツノメドリ(パフィン)は普段は大海原で暮らしているが、子育ての時期だけこの断崖にやってくる。繁殖期にあると毎年同じ相手とつがいになり、協力して子育てを行う。オスとメスは、交代で漁に出る。漁場に到着すると、翼を羽ばたかせ、水中を飛んでいる。ウミガラスも時には1分以上潜る。パフィンやウミガラスの翼は、水の中で動きやすいよう、小さくなっている。魚を捕らえると大急ぎで巣へと戻る。その獲物を横取りするのが、クロトウゾクカモメ。クロトウゾクカモメは海に潜ることができないので、海賊のように泳ぎが得意な鳥の獲物を横取りする。水の中に適用したパフィンの翼は、空を飛ぶのにはあまり適しておらず、奪われてしまった。他のパフィンは、クロトウゾクカモメに追われたが、最後の力を振り絞り逃げ切り、断崖にたどり着き、真っ先に雛のもとへ魚を運んだ。荒波が削り出した断崖の特殊な地形。陸と海の境界にそびえ立つこの地があるからこそ、海鳥たちは行きていける。

ペンギンは飛ぶことを完全に捨てて、海に進出した鳥。そんな彼らも年に一度、繁殖のために必ず陸に上がらなければならない。しかし、ペンギンたちが上陸できる海岸はごく限られている。絶海に浮かぶサウスジョージア島は、氷河が削った険しい地形の島。ペンギンたちが上陸に選ぶのはこの島の一角に広がる貴重な砂浜。30万羽ものキングペンギンが向かう先は雛たちが待つコロネ。しかしその先にミナミゾウアザラシという大きな壁が立ちはだかる。浜辺で眠るミナミゾウアザラシたちを起こさないようにペンギンたちは慎重に歩く。ミナミゾウアザラシのオスは繁殖期を迎えて気が立っていて、縄張りを巡るオス通しの戦いが始まった。巻き込まれたひとたまりもない。なんとかアザラシの密集地帯を切り抜けた。この島の海岸でキングペンギンにはもう一つ大事な仕事がある。くちばしや足を使って、羽を抜き始めた。冷たい海を泳ぎ続けると羽毛は痛み、水を弾かなくなってしまう。そのため、ペンギンは1年に一度陸に上がって羽毛を生え変わらせる必要がある。新しい羽毛がないと、冷たい海では凍えて死んでしまう。羽毛が映えるまでペンギンたちはただ、じっと空腹に耐える。1ヶ月後、羽毛が鮮やかに映え揃った。ペンギンたちは海へと旅立っていく。南極の海を自在に潜り、飛ぶことをやめた鳥・ペンギン。その命を支えていたのは、この海岸の存在だった。

海と陸が出会う場所、海岸。2つの世界の狭間で陸と海の生き物たちが、互いに入り乱れて壮絶な戦いを繰り広げていた。4年間に渡って生き物たちの営みを見つめていると、彼らに忍び寄る危機を否応なく思い知らされた。北極圏は近年、温暖化などで氷が消え始めている。過去30年で、夏、北極海に浮かぶ氷の面積は40%も減った。その変化は、セイウチに大きな変化を与えている。まだ幼いセイウチの子供は時折冷たい海から上がって、体を休ませなければいけないが、そのときに必要なのが海に浮かぶ氷。ところが手頃な大きなの氷はどれもセイウチでいっぱい。限られた休息場所を巡る争いが絶えなくなっている。このまま氷の減少が続けば、大西洋では絶滅の恐れがあると心配されている。

キーワード
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マダコ
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ヒメウミガメ
ロウニンアジ
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ニシツノメドリ
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01:49~

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