NHKスペシャル 人類誕生 第2集「最強ライバルとの出会い そして別れ」

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年5月13日(日) 21:00~21:50
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
21:00~

5万5000年前、誕生の地・アフリカを出たホモ・サピエンスの前に、ヨーロッパに君臨していた別種の人類ネアンデルタール人が立ちふさがった。両者は以降1万年にわたって同じ土地で睨み合い、地球の覇者の座を争ったが、ある時ネアンデルタール人がこつ然と姿を消した。屈強な肉体と高い知性を兼ね備えたネアンデルタール人の敗北は、人類学者の間でも疑問視され、類進化における最大のミステリーとなっている。そして今日、そのネアンデルタール人の遺伝子を受け継ぐ現代人が存在するということが新たに判明した。人類誕生の第2集となる今回は「最強ライバルとの出会い そして別れ」と題し、謎の絶滅人類ネアンデルタール人の謎に迫る。

キーワード
ホモ・サピエンス
ネアンデルタール人
遺伝子

人類誕生 第2集「最強ライバルとの出会い そして別れ」 (バラエティ/情報)
21:03~

700万年前に最初の人類サヘラントロプス・チャデンシスが誕生して以来、20種類以上もの人類が生まれては絶滅を繰り返した。最後に現れたのが、主にヨーロッパで進化したネアンデルタール人とアフリカで誕生したホモ・サピエンスだ。これまでネアンデルタール人は全身毛むくじゃらの姿と考えられてきたが、近年の研究でネアンデルタール人は現在の人類とは別種の人類であり、筋骨隆々で色白、金髪碧眼の人もいたことが明らかになってきた。子どもも、ほとんど現在の白人の子どもと変わらない容姿をしていたことがわかっている。ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は同じ祖先からまったく違う進化を遂げた遠い親戚のようなもので、同時代に生きた最大のライバルだった。まずは2つの人類の出会いに迫る。

イスラエル北部にあるマノット洞窟で、5万5000年前のホモ・サピエンスの頭蓋骨が見つかった。そこからわずか40キロ先のアムッド洞窟ではネアンデルタール人の頭蓋骨が見つかり、人間の祖先とネアンデルタール人が隣り合って行きていた証拠になる。

ネアンデルタール人が集まり、ストーンサークルを作っていた遺跡が発見された。従来考えられていたより、遥かに知的だったと予測される。頭蓋骨をみても、ホモ・サピエンスよりも脳が大きい。かつて体は頑丈でも知能は低いと考えられていたネアンデルタール人だが、屈強な体と高い知能を持ち合わしていたという。

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの特徴を、スタジオで解説。ネアンデルタール人は体ががっしりしていて胴長短足だが、それは寒冷地に適応した進化だという。

ネアンデルタール人が繁栄したのは氷期のヨーロッパで、厳しい環境を生き抜くために独特の狩猟方法を編み出していたという。骨を研究すると、ネアンデルタール人の狩りが肉弾戦だった証拠が見つかった。獰猛で大きな獲物を狩猟する再現VTRが流れ、体当たりで狩りをする様子がみられた。

ネアンデルタール人と違い、ホモ・サピエンスは大型動物に挑む体ではなかったので、狩猟方法は小型動物を獲物にしたものだった。

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスを比べると、今まではホモ・サピエンスが優秀だから生き残ったと考えられていたが、体と脳を比べてもネアンデルタール人が勝っていた。

ホモ・サピエンスは道具の革命を行い、「アトラトル」という、遠くへ矢を放つことができる道具を生み出していた。ホモ・サピエンスの石器は複雑な道具を作っていたが、ネアンデルタール人は道具の進化がみられない。ホモ・サピエンスは100人規模の集団で暮らしていたのに対し、ネアンデルタール人は家族単位の小さな集団で暮らしていた。「アトラトル」という道具が生み出されたのは、集団生活での情報共有があったからだと考えれる。

ネアンデルタール人は肉、それに対してホモ・サピエンスはバラエティ豊かな食材を食べていたと伝えた。食べたものが歯に詰まり、それが一緒に化石になったものを分析して分かったという。

ホモ・サピエンスは集団生活によって、ネアンデルタール人との運命を逆転していく。3万5000年前にサピエンスはロシアで400人の大集団を作っていた。スンギール遺跡からは死者のための埋葬品が発掘され、原始的な宗教が生まれていたと推測される。原始宗教の痕跡は、この頃のサピエンスの遺跡から相次いで見つかっている。宗教が人のつながりを作り、巨大な社会を生み出す原動力となった。ハインリッヒイベントという大規模な気候変動により、森は消え、生き物は激減。サピエンスは集団同士の交流によって、この危機を乗り越えた。サピエンスが勢力を拡大する一方、ネアンデルタール人の生息域は狭まっていった。

ジブラルタルは、ネアンデルタール人の終焉の地と考えられてる。絶滅に瀕したネアンデルタール人が残したハッシュタグと呼ばれる謎の線が、ゴーラム洞窟で4年前に見つかった。専門家は、一族が生きた証を残そうとしたのかもしれないと語った。

長谷川眞理子は集団力について、ネアンデルタール人は△、サピエンスは◎と評価した。人類最初の戦争は、サピエンス同士で始まったと考えられている。1万年前のサピエンスの頭蓋骨には石の斧で殴られたとみられる痕が残っている。

マックス・ブランク進化人類学研究所では、ネアンデルタール人の骨からDNAの復元に成功。スヴァンテ・ペーボ博士は、アジアやヨーロッパの人々に約2%ネアンデルタール人のDNAが受け継がれていることを突き止めた。一方、サハラ砂漠以南の人々にはネアンデルタール人のDNAはほとんどなく、アフリカを出たホモ・サピエンスがネアンデルタール人と交わり、世界中に広がったと考えられる。ネアンデルタール人との混血は、5万5000年前、中東の森で行われたのかもしれない。ネアンデルタール人の遺伝子は、免疫遺伝子や高緯度適応遺伝子など、その後数万年にわたるサピエンスの発展を助けた。

高橋一生のDNAを分析した結果、ネアンデルタール人由来のDNA含有率が2.3~2.4%と測定された。日本人のほとんどが2%程度ネアンデルタール人のDNAを持っているという。

キーワード
ネアンデルタール人
白人
ホモ・サピエンス
サヘラントロプス・チャデンシス
アルディピテクス ラミダス
アウストラロピテクス・アファレンシス
アウストラロピテクス・セディバ
パラントロプス・ボイセイ
アルディピテクス・カダバ
アウストラロピテクス・アナメンシス
パラントロプス・エチオピクス
エルサレム
マノット洞窟
アムッド洞窟
テルアビブ大学
宗教
マックス・ブランク進化人類学研究所
DNA
アトラトル
ローズマリー
フランス
スペイン
スンギール遺跡
カスタネ岩陰遺跡
エル・シドロン洞窟
ウラジミール・スーズダリ博物館
イギリス
オックスフォード大学
モスクワ国立大学
ブリュニケル洞窟
ストーンサークル
ハインリッヒイベント
レ・コッテ遺跡
デューク大学
ウラジミール(ロシア)
モスクワ(ロシア)
ショーヴェ洞窟
マンモス
ホッキョクギツネ
ジブラルタル博物館
ジブラルタル
ゴーラム洞窟
ミュンヘン(ドイツ)
ライプチヒ(ドイツ)
ロシア
クロアチア
ヴィンディヤ洞窟
サハラ砂漠

エンディング (その他)
21:47~

エンディング映像。

「NHKスペシャル」の次回予告。

番組宣伝 (その他)
21:49~

「NHKスペシャル」の番組宣伝。

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