NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン第2回「働き方」

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年3月15日(木) 0:15~ 1:15
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
00:15~

マツコは、有働由美子にあさイチ降板の話をふるが、その話は置いといて、と話を変え、全然使えなくなるからしばらく黙ってもらっていいですか?とコメント。社会問題解決型AIのひろしが導き出した分析結果を元に番組で提言を出したのでこれに向き合ってもらうという。AIが出した提言は「仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け!?」というもの。

今回のテーマは「働き方」。国会でも長時間労働や賃金の問題で侃々諤々激論が続いている。解決の糸口が見つからないこの問題に、NHKが開発したAIひろしが立ち向かう。AIが学習したのは日本全国21万人分のデータ。働き方から生活習慣に至るまでの事細かな情報。そしてある企業の社員50人の働き方を2ヶ月間追跡し丸裸に。効率の良い働き方の秘密を探った。さらに人類の英知5000万本の学術論文も読み込んだら、人間では考えつかない結果をはじき出した。その結果「仕事で忙しい人は道の駅に行け!?」などの提言を導き出した。オープニング映像。

キーワード
あさイチ
AI
三菱総合研究所

AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン (バラエティ/情報)
00:19~

AIひろしが導き出した「仕事で忙しい人は道の駅に行け!?」など4つの提言は、多様なビッグデータからAIひろしが分析した結果から導いている。働き方の問題点について「長時間労働」「給料が上がらない」「ストレス・人間関係」「生産性の低さ」の4つを考えていく。東京大学教授の坂田一郎は今回の分析結果だと、なんでそうなったのかの因果関係は教えてくれないので、そういったことを我々が楽しめればと語った。明治大学准教授の飯田泰之は、人間の無意識な思い込みを打ち破るためにも空気を読まないAIのデータ分析は重要だとした。

AIの一つ目の提言は「お金にゆとりがなくても蛇口をこまめに閉めなければ仕事に満足できる!?」というもの。どうしてAIがこのような解析結果を出してきたのか、その脳内を見ていく。企業の業績は上がっているのに、平均給与はなかなか増えず約10年間横ばいの状態が続いている。さらに残業の抑制で、年間8.5兆円の賃金が削られるという試算(大和総研)もある。ワーク・ライフ・ダイヤグラムでは、家庭や職場でどんな選択や生き方をした人が仕事に満足したのかが分かるようになっているという。ワーク・ライフ・ダイヤグラムを作るためにAIひろしが学習したのは、民間のシンクタンクが全国の20歳~69歳までを対象に行なった膨大なアンケートの結果。ダイヤグラムを辿っていると、お金にゆとりがない人の中で仕事に満足している人は25%ほどだが、この人達の中で、幾つかの質問をして、蛇口をこまめに閉めるという質問にNOと答えた人の仕事満足率は81%にもなることがわかった。

マツコは自身について、蛇口を「閉めちゃうな」「意外と節水型」等と話した。AIひろしが見つけ出したお金にゆとりはないのに仕事に満足しているグループの人たちが、職場や家庭でどんな選択や生き方をしているのかをまとめたボードが登場。マツコは蛇口をこまめに閉めない以外は、比較的当たっているとコメント。坂田は、データには仕事に関することもたくさん入っているが、このボードに書いてあることは仕事の話は一つも出てこないので、生活などのほうが満足度に効いているとした。NHKディレクターの阿部博史はワーク・ライフ・ダイヤグラムの蛇口の部分だけを抜き出して説明。「蛇口をこまめに閉める?」でYESにすると40.3%の満足度、NOの人は81.0%の満足度という結果になり、マツコは「今日から垂れ流しにするわよ」と話した。

石川・白山市にやってきた。今回のアンケートで「蛇口をこまめに閉めない」と回答していた一人、光田雅人さんは「ここは井戸があるんですよ、これが一日中出しっぱなしになっていても懐は痛まないってパターン」だと語ると、マツコは「井戸じゃん!」と突っ込んだ。光田さんは2年前訪問看護の事業所を開業したが、利用者数は伸び悩み赤字が続いている。光田さんは経済的には本当にゆとりがないが、ただ仕事嫌って思うことはないという。光田さんはやりかけやりかけという感じで、なんでもほったらかし。しかし一緒に働く人は、光田さんについて「几帳面ですね、丁寧で」「真面目な方」と語る。光田さんは利用者が使う器具を自ら製作しているが、利用者の意見を聞いて、一つの器具の修理に6時間をかけた。

マツコは、自身について意外と散らかり放題で、気にならないという。有働アナは綺麗にしているという。飯田泰之は、アインシュタインは、最後まで自宅の電話番号を覚えられなかったと言われていて、大切なこと以外は最低限でよいという姿勢が仕事の満足度を上げるのではないか、と分析した。NHK記者の大越健介は、この項目はほとんど当たっているという。長嶋茂雄さんもそうだという。NHKディレクターの阿部は、蛇口を閉めない人を詳細に見ていくと「ほとんどイライラしない」「寝つきがよい」という人が大半で、虫歯を治療しないという人が75%もいるという。マツコは街頭インタビューをよく見るが、歯のない人はみんな幸せそうだと語った。

給料が上がってほしいが、そのためには生産性を上げることが重要。労働生産性とは、人数・時間でどれだけの利益をあげられるか。日本はこの生産性が世界でも低く、主要7カ国の中でも最下位。次は、AIひろしが発見した、仕事の効率を最大限アップさせる驚きの方法が登場。「仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け!?」という提言を取り上げる。

「仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け!?」という提言をAIひろしはどうやって導き出したのか。人型ロボット・ペッパーの開発メンバーが設立した家庭用ロボットを開発している企業にやってきた。どんな働き方をすれば効率よく、しかも独創的な製品を生み出せるのか。その答えを探るためAIひろしは社員50人2ヶ月分のデータを収集した。まず名札型センサー(AI技術協力:日立製作所)で出退勤時間などを逐一記録。さらに社内メールやメッセージの送受信データから目に見えないコミュニケーションも浮き彫りにした。今回は仕事の効率を測るために没頭度という指標に注目した。GROOVE Xの林要CEOは「もはや没頭している人しか戦えないグローバルの競争になっている」「没頭しているときはすごく継続してパフォーマンスが出る、この状況をいかに作るかが大事になってくる」などと話した。今回没頭度を測る方法は、名札型センサーで体の揺れによる加速度を測定。さらにその日仕事に没頭できた殻を自己申告してもらう。どれが没頭度を大きく作用するかを分析していくと、「ごぜsン中の会話時間で聞き役となるのが12分以内」「午後の会議時間が16分以内」「一日の勤務時間は11時間54分以上」の条件を満たした80人は没頭度が高いという。その一人であるシステムエンジニアの郷直美さんの没頭度の変化を見てみると、午後に没頭度が高いときが出てきた。そして夕食後、出勤から11時間経った夜9時にピークに達した。郷さんを含む飲め80人の没頭度を平均してみると、たしかに長く働けば働くほど没頭度のピークが高くなっているのが分かる。

「11時間54分以上働くと仕事の効率UP」をテーマにスタジオトーク。飯田泰之はワーカーズハイになる時があり、そういう時は定時に切り上げないほうがいいのではないかとコメント。坂田一郎は「職種によっては勤務時間に柔軟性が必要だと示しているのではないか」と分析した。また、大越健介は「製造業など柔軟に働けない多くの職種では長時間労働が健康問題に直結しやすいため規制をしっかりする必要がある」とした。

勤務時間や健康をめぐる問題は国会でも論戦中。過労死や健康被害を防ぐため残業時間の上限を超えると罰則をつける制度は上限ラインを月100時間にするかどうか検討が続いている。一方で裁量労働制の拡大や高度プロフェッショナル制度の導入も議論されている。飯田泰之は関東・中京・近畿圏などでは勤務時間に加え、通勤時間も考慮する必要があると指摘。マツコは「なぜ時間のかかる中央林間に住むのか。亀戸にすればいいのに」と嘆いた。

長時間働かなくても仕事の効率を上げる方法を調査。午後7時以降に送信するメールの文字数を23文字以内にした場合没頭度が20ポイントUPするという。またメッセージを受信する側に注目すると、送信していないにもかかわらず気が散ってしまうためか没頭度が低下することがわかった。朝の始業前に471文字以上受信した人は1日の没頭度は32ポイント低いという分析結果が出た。

長時間働かなくても仕事の効率を上げる方法は、「始業前の受信は471文字以内」、正午から午後2時は「受信が286文字以内」と「送信が376文字以内」。また午後7時以降は「送信が23文字以内」と紹介。飯田泰之は長文のメールを受信した場合は返信するのも長文になってしまうと説明し、この長文のやりとりが仕事の効率を下げている可能性があると指摘した。また、実験で社内メッセージの文字数を減らした人のうち没頭度があがった人は62%にのぼったという結果を紹介。会議については午前中は多少長くても効率に影響がなかったが、午後4時以降は16分以下がいいという。

AIが論文5000万本、ニュース250万件を学習。一人一人の働き方に最も影響を与えることは「仕事に対する満足度」だという。AIの分析から読み解いた提言として、仕事の満足率を上げるために「ストレスだらけの人は結婚・出産祝いを贈れ」「仕事で忙しい人は道の駅に行け」と紹介。

「ストレスだらけの人は結婚・出産祝いを贈れ」という提言に関するトーク。マツコは「実践してる。無意識のうちに幸福感を得ようとしている」と話した。

築地市場で働く田口耕平さんは大のプレゼント好き。SNSで同僚の誕生日などをチェックしているという。普段は社員に声をかけガムなどを渡したりもしている。

スタジオトーク。飯田泰之は「プレゼントをあげてることは、その行動が相手に対する自分の気持ちを変える効果がある」と話した。マツコは「ものすごく参考になる。自分の性格とかメンタルとか関係なくどんな人だってできる」とコメントした。

「仕事で忙しい人は道の駅に行け」という提言について調査。南房総市には道の駅が8か所ある。この道の駅で話を聞いたところ、77%に人が「忙しいのに仕事に満足している」と答えた。

坂田一郎は「生活と仕事の境目がなくなってきている。自分で行動を決めることの大切さをAIは示したのではないか」と話した。マツコは「仕事で満足を得るためにオフの時間ていうのが大事なんだなというのがすごくわかった」とコメントした。

キーワード
ビッグデータ
AI
東京大学
明治大学
大和総研
白山市(石川)
長嶋茂雄さん
アインシュタイン
ペッパー
日立製作所
東急田園都市線
亀戸(東京)
築地市場
南房総市(千葉)

エンディング (その他)
01:12~

エンディングトーク。マツコは「ある意味、生きるってのは働くこと。働き方を改革することは生きるとは何ぞやと問いかけてるのと一緒」とコメントした。

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