NHKスペシャル 京都御所〜秘められた千年の美〜

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年1月1日(木) 7:20~ 8:20
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
07:20~

古都京都その中心にある京都御所。かつての帝が暮らした聖域であり、今なお限られた人しか立ち入る事のできないこの場所の撮影が許された。帝たちが座った玉座や、黄金の障壁画1800枚。平安の昔から続く匠の技、知られざる宝と四季折々の姿を4Kカメラで記録した。

キーワード
4Kカメラ
京都府

京都御所〜秘められた千年の美〜 (バラエティ/情報)
07:22~

京都御所の御殿の中には、特別な儀式の時に帝が座った高御座がある。この高御座は平成2年11月12日、皇居での即位の礼で使用され、天皇陛下がのぼられた。高御座の頂点には王者の象徴ともいわれる鳳鳳が飾られている。また八角形の高御座だが、「八」は古代の人々にとって神聖な数字だった。

紫宸殿の北西にある清涼殿は、帝が寝起きをし、様々な公務を行う場所だった。帝は起床すると、石灰壇で神への祈りを捧げる。石灰壇の脇には帝の食卓があり、30皿に及ぶ豪華な食事だった。佐藤全敏は、食べて見せることによって全国各地をくまなく統治支配している事を体現していたと述べた。

京都御所の御殿や庭は美しい状態が維持されている。2月、御所の景観を保つために松の剪定が行われた。職人の河原多加男さんは、長柄鎌という特殊な鎌を用いて作業を行った。

京都御所の御殿の屋根は檜皮葺で、手入れには手間も人出もかかる。全国から集めらた職人が檜皮を一枚一枚並べるが、わずかなズレも許されない。檜皮を貼り付けには竹の釘が使われ、職人はそれを口に含んで作業を行う。檜皮を集める専門の職人もいて、ロープ1本で体を支えながら作業を行うため、命がけの仕事だ。

帝から左に向かって見えるため「左近の桜」は御所の暗い歴史も見つめてきた。その最たるものが応仁の乱。帝の生活は困窮を極め、後柏原天皇は21年間も即位の礼を行えなかった。そんな帝を見るに見かねた商人が毎日、朝食を献上するようになり、商人が通う為に「道喜門」が作られた。

帝の住まいであった京都御所は、14世紀の今の場所に移った。広大な敷地の中に約20棟の御殿があり、貴重な建造物となっている。かつて、御所の正門・建礼門を通ることが出来たのは時の帝だけだった。正門の正面に建つのは紫宸殿で、重要な儀式が行われた。

帝がほとんどの時間を過ごした場所が昼御座で、重要な法律を決裁する等した。臣下が通る一角には、板を踏むと大きな音がなるように仕掛けがされていた。

商人の末裔は今も京都で店を構えている。川端知喜子さんに、古文書を見せてもらった。絵には壁が崩れたまま放置されるなど、御所の変わり果てた状況が描かれていた。その御所に救いの手を差し伸べたのが豊臣秀吉だった。

豊臣秀吉は帝の為に、京都御所の中に「御常御殿」を建てた。大小15の部屋があり、臣下と対面する部屋には、金箔で覆われた障壁があり、帝の席の背後には、狩野永岳による「桐竹鳳凰図」がある。

京都御所にある襖絵や屏風など、障壁画は1800枚にも及び、当時の一流の絵師が描いた。絵の一枚一枚には深い意味が込められ、鶴沢探真の「大禹戒酒防微図」は君主たるもの酒に溺れてはならないという戒めがある。

7月・祇園祭が行われる頃、京都は厳しい暑さにみまわれる。京都御所には、暑さを凌ぐための「御涼所」という場所があり、遣水とよばれる川も流れる。明治天皇は、この場所を懐かしむ歌を詠んでいる。

10月、表具師の松村正人さんが京都御所を訪れた。松村さんは襖絵に亀裂が入る前の予防の為の修理を任されている。裏打ちと呼ばれる重要な紙によって、本紙の絵は保たれるという。裏打ちの紙は京都・丹後半島に住む和紙職人・田中敏弘さんによって作られている。繊維が複雑に絡み、伸び縮みしない特別な和紙だ。

京都御所を管理する事務所の面々は、衣紋道と呼ばれる着付けの作法を学んでいる。ベテラン職員が講師となり、作法をを伝えるのだ。品川栄一さんは30年近く衣紋道を学び、昭和天皇の大喪の礼と今の天皇陛下の即位の礼でこの技を披露した。

11月、京都御所は1年で最も美しい季節を迎える。帝の為に作られた「御内庭」では、茶会などが催され、深まる秋の景色を愛でた。孝明天皇は「秋の日に 軒ばの紅葉 照りまさり 木々の梢に 時雨ふるなり」という歌を詠んでいる。

京都御所に誰も立ち入ることはない場所がる。日本書紀に三種寶物と記された三種の神器が納められていた場所だ。三種の神器は草薙剣の分身とされる剣と八尺瓊勾玉、八咫鏡だ。三種神器は皇居に移されたが、保管部屋は今もそのまま残っている。また、春興殿は八咫鏡を保管する為にだけに建てられたのだ。

キーワード
即位の礼
高御座
昼御座
檜皮葺
応仁の乱
後柏原天皇
天皇陛下
豊臣秀吉
御常御殿
狩野永岳
桐竹鳳凰図
鶴沢探真
大禹戒酒防微図
明治天皇
祇園祭
天皇
昭和天皇
孝明天皇
三種の神器
日本書紀
草薙剣
八尺瓊勾玉
八咫鏡
春興殿

エンディング (その他)
08:17~

エンディング映像。

  1. 前回の放送
  2. 1月1日 放送
  3. 次回の放送