時論公論 「暗号資産フェイスブック参入の衝撃」櫻井玲子解説委員

放送日 2019年7月17日(水) 23:40~23:50
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
23:40~

オープニング映像。

暗号資産 “リブラ”の衝撃 (ニュース)
23:40~

計画に対し、各国からは心配する声が相次いでいる。お膝元のアメリカではトランプ大統領が、暗号資産は好きではない。フェイスブックが銀行になりたければ規制の対象とすべきだとツイート。先進7カ国で作るG7の議長国フランスもリブラが各国の通貨に替わる事態が起こってはならないとし、今夜から開かれている会議でも議論が行われる。IMFも計画に警鐘を鳴らす報告書を発表。1民間企業の計画段階にすぎない構想に波紋が広がっている。

この計画が注目される1つめの理由は圧倒的なスケール感。フェイスブックを使う20億人が自分のアカウントを使ってリブラを使うようになれば超巨大な金融サービスが誕生する可能性がある。2つめは提携するパートナーの豪華さ。リブラ協会のメンバーにはUberなどが名を連ね、今後は加盟社を100社にまで増やすとしており、リブラだけで生活できるリブラ経済圏が誕生するのではないかという声もあがっている。3つ目は、リブラを複数の国の通貨と連動させた裏付けのある暗号資産にしようという点。リブラ協会にはリブラの発行量と同じ価値の通貨などを積み立てておき、リブラとドルなどを一定の比率で交換できるようにするとしている。

フェイスブックが、来年からリブラと呼ばれる独自の仮想通貨を発行すると発表し注目を集めている。これに対し各国からは懸念の声が相次いでおり、今夜からフランスで開かれている会合でも主要なテーマの1つとして議論が行われている。フェイスブックの思惑などについて今夜は考える。リブラの目的は世界共通のグローバルな通過を作り大勢の人々を助ける金融インフラを作ることだという。

リブラ計画への懸念1つめは、「フェイスブックに対する信頼性」。フェイスブックが数千万人分のデータを流出させる事件を起こしたことを指摘する議員が相次ぐなど、フェイスブックの信頼性について懸念の声があがっている。2つめは「マネーロンダリングの可能性」。計画の中には仮名で複数の口座がつくれると読み取れるくだりがあり、匿名で口座を作れるなら送金システムが犯罪に利用されるリスクがあるのではないかなど懸念が広がっている。3つめが「各国の金融政策におよぼす影響」。国はそれぞれの通貨を発行しその流通量を調節することで景気を引き締めるなどしているが、リブラが国の通貨とおきかわっていけば制御がきかなくなるのではないか?などの懸念があがっている。フェイスブックは、消費者や金融当局を納得させる仕組みを作れるかを問われることになりそうだという。

キーワード
フェイスブック
リブラ
IMF
リブラ協会
マーク・ザッカーバーグ
Uber
トランプ大統領

エンディング (その他)
23:49~

解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURL、NHKオンデマンドの告知テロップ。

エンディング映像。

キーワード
NHKオンデマンド
解説委員室ホームページ

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