時論公論 「問われる“プラスチック社会”」土屋敏之解説委員

放送日 2018年11月14日(水) 23:40~23:50
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
23:40~

オープニング映像。

問われる“プラスチック社会” (ニュース)
23:40~

加速する脱プラスチックの動きについて、土屋敏之解説委員は地球温暖化、石油資源の消費などが背景にある中、近年になって注目されているのは海洋プラスチックだと話す。殊に魚や海鳥の体からマイクロプラスチックが検出され、食物連鎖を通じて人体にも影響を及ぼすと懸念されるなか、ウィーン医科大学は「8カ国の人の便からプラスチックが検出された」と発表。マイクロプラスチックの分布予測では日本近海も密度が高く、日本からは年間2~6万トンのプラゴミが海洋流出しているという推計もある。また、1人あたりの容器包装プラ廃棄量で、日本は世界2位の多さ。

プラスチック廃棄物の有効利用率に着目すると、大半がサーマルリサイクル。ゴミを燃やして出る熱を何らかの形で利用することで、国際的には熱回収で、リサイクルとは別物。プラスチックを再生樹脂として循環利用するのは6%に留まる。こうした中、環境省はプラスチック資源循環戦略の案をまとめた。レジ袋有料化の義務化、2030年までに使い捨てプラスチックの排出を25%減らすなどが盛り込まれる。だが、地球温暖化対策に繋がるとは言えない面がある。そもそもプラスチックは再利用を前提に作られておらず、石油から作るほうが高品質で安価なケースが多い。土屋氏はより分別・再利用しやすい製品とすべきで、廃棄せざるをえない場合に備えて環境負荷の少ない素材を使うべきなどと提言。来年のG20ではプラスチック問題が議題にのぼると予想され、議長国となる日本は国際協調に向けたリーダーシップが求められる。そして、土屋氏は私たちもライフスタイルを見直す必要があると語った。

キーワード
マイクロプラスチック
サーマルリサイクル
プラスチック資源循環戦略
環境省
地球温暖化
プラスチックごみ

エンディング (その他)
23:49~

エンディング映像。

解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURL。NHKオンデマンドの告知テロップ。

キーワード
NHKオンデマンド
解説委員室ホームページ

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