時論公論 「習近平主席 権力独占か?」加藤青延解説委員

放送日 2016年10月28日(金) 23:55~ 0:05
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
23:55~

オープニング映像。

ニュース (ニュース)
23:55~

中国共産党の重要会議で、習近平国家主席に対して絶対権力者を意味する党の核心と初めて位置づける初めてのコミュニティが採択された。今夜は習近平国家主席への権力集中や権力独占の動きが一層加速することになるのかを考える。今回の中国共産党の6中全会で最も注目されたのは、習近平国家主席の立場を表す枕詞が格上げになったこと。習近平国家主席はわずか4年で長期に渡り業績を積み上げてきた大物指導者と肩を並べる地位に上り詰めた。では、党の核心と認められたことでその立場はどう変わるのか。これまでは党中央の総書記として取りまとめ役だったが、党中央の核心と位置づけられたことで絶対権力と考えられてきた。人民日報は社説で、党・軍・人民の願いを反映したもので党と国家の根本利益となるものだ、などとしている。今回の6中全会は、退役軍人が大規模抗議を行うなどの抵抗勢力とのせめぎ合いの中で開かれた。

では、習近平国家主席は今回の6中全会を有利に取り仕切ろうとしたのか。今回のテーマにその作戦が込められていたという。今回のテーマは「厳格な党内統治と監督」だった。会議では「党内政治生活の準則」と「党内監督条例」の2つを決めた。これらの方針が、習近平国家主席の政策に抵抗や反発をしてきた人達を牽制するなどの道具になったと見ることも出来る。今後、習近平国家主席は絶対的な権力者として中国に君臨することになるのか。実は6中全会のコミュニケには、「党内民主は等の生命」「党内民主の抑圧は不可」など習近平氏が独裁者のように暴走することへの歯止めも書き込まれている。今回のコミュニケには、習近平主席への権力集中について、アクセルとブレーキを同じに踏むような内容が盛り込まれている。加藤青延は、中国共産党が今後どのような方向に進むかについて、来年の党大会に向けて今後注目スべき3つの点を挙げる。習主席の任期延長、李克強首相の地位は安泰といえるのか、対外政策は強硬になるのか。習近平主席としては来年の党大会に向けて新たな最高指導部に加わるメンバーの中に少しでも多く自分の息の掛かった指導者を集めようとするだろう。来年の党大会に向けて党内の権力争いはいよいよ最終ラウンドに入ったといえるのではないか。

キーワード
中国共産党
習近平国家主席
北京(中国)
人民日報
6中全会

エンディング (その他)
00:04~

エンディング映像。解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURLと、NHKオンデマンドの告知テロップが表示された。

キーワード
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