時論公論 2016年10月27日放送回

放送日 2016年10月27日(木) 23:55~ 0:05
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
23:55~

オープニング映像。

相次ぐ不正アクセス システムに共通する課題 (ニュース)
23:55~

企業のコンピュータシステムから不正アクセスによって顧客情報や機密資料が流出する事故が相次いでいる。佐賀県の教育システムから生徒の成績を含む1万人以上の個人情報が流出した事件に関する第三者委員会の調査がまとまり、提言書が公表された。今夜はこの提言書を通じて、サイバーセキュリティに必要な対策について考える。

佐賀県ではコンピュータを使った教育システムの構築に力をいれてきた。県立の中学校と高校が利用できるSEI-Netは、インターネットを通じて宿題を提出したり学校の予定を確認したりできる。しかし、17歳の無職の少年と友人の高校生らが不正アクセスし、成績情報を含む1万4000人分の個人情報を盗み出したとして逮捕などされた。自分のパソコンを持ってきてパスワードを入れてもログインができないと、生徒が教員に相談。教員は確認するため教員用パスワードを入力したが、このログイン画面は偽物で、入力内容は騙し取られてしまった。 少年らはこのパスワードを使い、教員しか見ることの出来ないネットワークに侵入し成績などの個人情報を盗み出した。さらに他の学校のパスワードを推測できる情報も書かれていた。

今回の犯行は、パスワード管理が甘かったことが原因といえる。そして重要なパスワードなどの情報が安易に保存されていた。これらの情報はサポート業者が引き継ぎメモとして保存していた。

日本年金機構やJTBでの個人情報流出では、本物そっくりの偽メールでウイルスに感染させるという手口が使われた。この2つのケースでは大量の情報がセキュリティの甘いコンピュータに保存されていた。

不正アクセスを防ぐ対策として、パスワード管理の重要性を利用者全員に教育が大切。パスワードを盗む詐欺的な手口を知っておくことも大事。最後に、重要情報はそのまま保存せず暗号化するなどの対策が必要。今後、自宅から利用するコンピュータシステムは増えていくことになる。システムを安全に使いこなすITリテラシーが備わっているか、利用者全員が試されている。

キーワード
SEI-Net
不正アクセス
日本年金機構
JTB

エンディング (その他)
00:04~

渋谷の様子のエンディング映像。解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURLと、NHKオンデマンドの告知テロップが表示された。

キーワード
NHK解説委員ホームページ
NHKオンデマンド

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