時論公論 2014年7月9日放送回

放送日 2014年7月9日(水) 0:00~ 0:10
放送局 NHK総合大阪

番組概要

ヘイトスピーチ どう向き合うか (ニュース)
00:00~

橋本淳解説委員が、在日韓国・朝鮮人への差別を煽る「ヘイトスピーチ」にどう向き合うべきか解説した。日本では7年前、在日韓国・朝鮮人を標的にした団体が結成され、週末を中心に複数の団体が日の丸や旭日旗を掲げ、品位のない言葉で罵りながら「日本から出て行け!」と叫んでいる。警察庁はこれらの団体を「極端な民族主義・排外主義的な右派系市民グループ」と定義付けている。

今回。在日韓国・朝鮮人を標的にした団体の中で中心的な「在日特権を許さない市民の会」が、京都市の朝鮮学校に対して行った街宣活動をめぐり、学校側が民法の不法行為に当たるとして団体を訴えたことで訴訟となった。裁判所は団体に対し、学校の損害賠償や街宣活動の禁止を命じる判決を言い渡した。今回の判決では、ヘイトスピーチを直接罰する方規定がない中、民法の不法行為として認定したことだが、今回のような特定の団体に対してでしか訴訟をおこすことはできず、在日韓国・朝鮮人という不特定多数に対する被害の救済や処罰は難しいとされている。

現在、ヘイトスピーチを法規制できないかという動きが強まっている。安倍首相は「日本人は和を重んじ、排他的な国民ではなかったはずだ」と話している。しかし、政府は憲法が保証する表現の自由とのバランスの問題から法規制に消極的になっている。

ヘイトスピーチを叫ぶ団体は、インターネットをつかた自らの稼働を紹介し、それを観たユーザーが差別的な書き込みを新たにすることで活動が広まっていった。実際にデモに参加した人に話を聞くと、軽い気持ちで参加して一線を越えてしまったのではないかと話していたという。また、ヘイトスピーチの内容も最近は過激化しており、1994年にルワンダでラジオからのヘイトスピーチがきっかけで虐殺が起きたような危険性がヘイトスピーチにあることを理解しなくてはならない。また、ヘイトスピーチがまかり通ることで、社会に排他的な風潮が広まることも懸念されている。今年に入っても浦和レッズのサポーターが排他的な横断幕が掲げたり、長崎の被爆者に対し学生が「死にぞこない」と暴言を放つなどの事件が起きている。偏狭な民族主義に陥らず、観葉で慎み深い心がけが求められている。

キーワード
在日韓国朝鮮人
ヘイトスピーチ
在日特権を許さない市民の会
安倍首相
憲法
浦和レッズ

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