ニュースウオッチ9 2019年3月11日放送回

『ニュースウオッチ9』(読み:ニュースウォッチナイン、英語:News Watch 9)は、NHK総合テレビジョンで月曜日から金曜日の21時台(JST)に生放送されている報道番組。略称は“NW9”。なお、番組名は『ニュースウォッチ9』ではない。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年3月11日(月) 21:00~22:00
放送局 NHK総合大阪

番組概要

ニュース (ニュース)
21:00~

宮城・石巻市から中継。今も東日本大震災の追悼行事が行われている。石巻市の死者・行方不明者は3601人で、その数と同じだけ灯籠が並べられている。

全国では今も5万1778人が避難を余儀なくされている。東電の福島第一原発では、廃炉を担う作業員たちが原発構内へ機材を運ぶ準備などを進めていた。双葉町では、除染廃棄物の中間貯蔵施設の建設が進んでいる。田中信一さんは、50年余暮らした我が家を双葉町に持っていたが、中間貯蔵施設施設のため今月中に解体される予定。田中さんは「致し方ないと思っているが、悔しくて寂しくてどうしようもない」などと話した。

1万5897人が死亡し、2533人が行方不明、3701人が関連死した東日本大震災。宮城・名取市の閖上小中学校では、8年前の3月11日に何があったのかを先生たちが生徒に説明した。校長の八森伸さんは、子どもたちへの防災教育に強い思いを抱いている。学校の敷地には、閖上中学校の生徒14人の名前が刻まれた慰霊碑が建てられている。8年前、八森さんはこの中学校の教員だった。閖上地区では700人以上が犠牲になったが、当時下校していた教え子たちも犠牲になった。しかし学校教育の中で津波の恐ろしさをどう伝えるのか、常に難しさがあるという。学校の資料室には津波の写真や映像はない。心に深い傷を負っている子どもも少なくないためだという。

14歳の小畑陽樹さんは、震災当時は6歳。津波に襲われた当時を鮮明に記憶していた。震災後、数年間の記憶は曖昧だという。子どもの心への配慮を重視している学校だが、地震から8年が経ち1年生は全員が震災後に生まれた世代に。きょうの全校集会で、校長の八森さんは初めて津波のことを話した。集会の後は、学年ごとに分かれて防災授業が行われた。

国が定めた復興期間は10年間。これまでに30兆円を超える復興予算が投入された。8年目の現在は総仕上げの時期で、災害公営住宅は計画の98.4%が完成し、宅地の整備も94.5%完了している。そんな中、計画と現実に大きなズレが出ているところもある。震災前、2万4000人が暮らしていた岩手・陸前高田市では17メートル超の津波に襲われ、約3800棟が全壊した。震災後は土地のかさ上げが進められ、最大12mかさ上げされた。総事業費は1500億円で、ゼロから町を作り直す被災地最大規模の事業となった。そして今、このかさ上げ地に新しい町が出来つつある。

新しい町の姿を複雑な思いで見つめる人もいる。ある男性は、「昔に何があったか、カーナビで確認することがある。陸前高田で育ったので昔の町が非常に好きだった」などと話した。菓子店を経営する菅野秀一郎さんは、去年4月にかさ上げ地に店を再建した。震災前、中心部にあった菅野さんの自宅と店は津波で全壊し、弟を亡くした。かさ上げ工事が始まったころ、菅野さんは「復興だから前よりもっといい町に。店が増えたり人が増えたりするような町がベストだが、難しいこと」などと話していた。しかしかさ上げした土地には空き地が広がっている。震災後、市は住民の希望を元に約50haの土地を用意したが、利用予定は2割程度。工事が長引く間にかさ上げ地以外に自宅を再建した人が増え、計画とずれが生まれている。

宮城県石巻市の中継映像とともに東日本大震災の追悼式の様子を伝えた。追悼式に置かれた「がんばろう!石巻」と書かれた看板はいまも石巻の人々の”心のより所に”なっていった。

空き地について、市は売却や貸し出しを望む人と利用したい人を結びつける新制度の運用を始めた。すし店を経営する阿部和明さんは、町に人がなかなか戻らない現状に不安を感じているという。菅野さんは、「生まれ育ったまちをみんな失ったが、ここを新たなふるさとにするために一人ひとりがやれることを頑張っている」などと話した。かさ上げした町をなんとか盛り上げたいと、商店主たちはお客さんを呼び込むアイデアを出し合っている。

会見を開いた近畿大学などの研究グループ。ロシアで発見された氷漬けのマンモスの遺伝子が活動する力を保っていることを世界で初めて確認できたと発表。その研究結果はイギリスの電子版サイエンティフィック・リポーツで掲載された。マンモスは約1万年前に絶滅したとされるユーラシア大陸から北米大陸まで広く分布していた。ここ数十年次々とマンモスが発見されている。今回実験で使用したマンモスは9年前に極めて保存状態がいいマンモス。約2万8000年前に6歳程度で死んだと推定され肉や体毛などが残った状態だった。研究ではクローン技術を使ってきた。細胞から核と呼ばれる部分を取り除きアジアゾウの卵子からゾウの遺伝子を取り除き核を入れる。そこでアジアゾウに再び卵子を戻し赤ちゃんを誕生させようという。今回はマウスを使い前段階の実験を行った。研究グループはアジアゾウが絶滅に瀕していることから遺伝子情報から細胞を復元する技術などを検討。東京工業大学の准教授は今後効率よく核を取ってくる具術も洗練される必要があるなどとした。

石巻市で飲食店を営んでいた男性に今の心境を聞いた。男性のお店は全壊し、一緒に切り盛りしていた妻は目の前で津波に流された。震災後に妻の消息は掴めず、店の再開の目途が立たないまま男性は徐々に気力を失ったという。そんな時店の前に建てられたのが「がんばろう!石巻」書かれた看板だったという。そして再起を決意した男性は焼きそばの移動販売を始め、全国の復興イベントを行ってきた。震災から8年が経ちイベントが終わった今、客は次第に減少し先行きへの不安を募る。そんな中、度々男性が足を運び続けた場所は「がんばろう!石巻」の看板だった。

安倍内閣 を「支持する」としたのは42%だったのに対し「支持しない」としたのは36%だった。支持する理由は”ほかより良さそう”が47%だった。また不支持の理由で”人柄が信頼できず”が44%だった。またゴーン前会長の保釈を受け長期間の勾留についてどう思うか聞いた。”証拠隠滅などを防ぐためにやむをえない”としたのが41%などとなった。2回目となる米朝首脳会談は”非核化・制裁解除をめぐり立場の違い”が明らかとなり合意には至らなかった。これに対し合意したほうまた日本と北朝鮮との首脳会談について”できるだけ早く開催するべき”としたのが28%などとなった。また辺野古沖の埋め立てを当投票では”反対票”が多くを占めたが予定通り移設を進める方針。この政府の方針について評価するとしたのが24%など。また毎月勤労統計の不正問題で組織的な隠ぺいはなかったという報告書をまとめた。再検証により問題の解明ができたか訪ねたところ”十分解明された”が1%である程度解明されたとしたのが11%などだった。また東日本大震災などを受けて災害などの備えに教訓が活かされているか訪ねた所”活かされている”としたのが半数以上となった。また各党の支持率を紹介した。

宮城・石巻市の中継映像とともに、「がんばろう!石巻」看板を造った黒澤さんに話を聞いた。「地域の人を励ましたい」などの想いで造ったとのこと。友達や家族など周りの人を亡くしてしまった人達に対して「がんばろう」というのがテーマだったという。「今後も被災者たちのためにも責任を持って継続して行っていこうと思う」などと述べた。スタジオでは桑子さんが「私達も8年の日々の重みを感じて生きたい」などとコメントした。

保釈から5日が経ち日産元会長は動き出した。逮捕後は日産の会長を解任されているが、いま取締役にとどまっている。取締役の義務があるとし、あすの取締役会への出席を希望。東京地裁に許可を求めたという。一方で社内調査を行っている日産は来月に臨時株主総会を開き、日産元会長を取締役から解任する方針。取締役会の出席について日産社長は「出席する資格はあると聞いている」とコメントした。だが日産側は出席を反対する意向を検察に伝えていた。きょう東京地裁は取締役会への出席を却下した。また羽田空港に姿を見せたのはルノーの会長。関係者によると、日産など3社の経営体がつくる新たな会議体を設ける方向で調整を続けていることが明らかになった。明日の共同記者会見で発表される予定。

来月7日に行われる大阪W選挙。自民党はこの内知事選挙に元大阪府知事の小西禎一氏を擁立することを決定した。所謂大阪都構想を巡って松井知事と吉村市長は先週辞職願を提出。市長選には松井氏が、知事選には吉村氏が立候補することになっている。自民党は市長選の候補者の調整を急ぐとともに大阪維新の会に批判的な勢力の結集を図りたい考え。

各地で家事による犠牲者が相次いでいる。青森県弘前市では今日未明住宅が全焼し焼け跡から4人の遺体が発見された。警察は亡くなった4人は家の男性の娘と孫3人とみて確認を急いでいる。また高松市では男性の住宅が全焼し焼け跡から2人の遺体が発見された。死亡の2人は男性夫婦ではないかと見て確認を急いでいる。

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気象情報 (ニュース)
21:44~

北海道釧路の中継映像とともに、気象情報を伝えた。

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SPORTS (ニュース)
21:48~

高速リンクと呼ばれるアメリカのソルトレークシティの会場では、前日に日本新記録を出した高木美帆選手が得意の1500mで世界新記録である1分49秒83を出した。疲れが蓄積しやすい大会で高木美帆選手は、これまでの世界記録を1秒以上更新したことになるという。

ノルウェーで行われたジャンプW杯で、個人総合ランキングトップに立つ小林陵侑選手は、5試合を残して総合優勝を決めていた。ジャンプ男子のW杯で日本男子が総合優勝となったのは初めてとなった。小林選手の地元やかつての恩師は、小林選手の活躍を称えていた。

東日本大震災から8年、白鵬や親方などが黙祷して被災者を追悼していた。今日34歳となった白鵬は、毎年のように被災地で土俵入りを披露した。白鵬は4年ぶりに3月11日の土俵で白星をあげていた。

貴景勝は腰の思い錦木と戦い、一方的につき切って勝利していた。2連勝の貴景勝は、大関昇進へ重圧を感じさせない戦いぶりだったという。

大相撲の二日目、中入後の勝敗を伝えた。

御嶽海と高安は対決し、御嶽海がひいた瞬間に高安が2分間近い相撲を制して勝利した。

世界ランキング1位の桃田賢斗は高身長で元世界1位の強敵、アクセルセンに挑んだ。ネット際のショットで攻めた桃田選手は今大会での初勝利をあげた。

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ニュース (ニュース)
21:59~

東日本大震災から8年をむかえた宮城県石巻市では、復興を支援するボランティアの人々が訪れて花を手向けていた。

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