クローズアップ現代 2015年9月1日放送回

放送日 2015年9月1日(火) 1:00~ 1:26
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
01:00~

オープニング映像。先週24日に上海市場で起きた株価の急落により、世界同時株安となった。インドは中国向けへの輸出が相次いでキャンセルとなり在庫の山になり、オーストラリアの資源会社は利益が8割ちかく減少した。中国経済の専門家は実体経済が不透明で、中国の経済はこれからものすごく不安定化すると話す。

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世界同時株安

中国経済 “減速” 同時株安の衝撃 (ニュース)
01:01~

中国経済が減速していることにより株式市場の値動きは不安定で、今日の東京株式市場終値は1万8890円48銭となっている。また、上海総合指数は3205.99ポイント。2007年の主要国の貿易総額1位はアメリカだったが、2014年には中国が1位となり、各国が中国依存を強めていった。対中国貿易が1位の主な国は、日本、アメリカ、ブラジル、オーストラリアなど先進国、途上国問わず中国との貿易が大きな比重を占めている。また、日本の貿易額の2割を中国が占めている。中国経済の成長が減速すると世界経済への影響が大きく、上海市場での株価急落は世界中に中国経済に対する疑心暗鬼を広げている。

中国経済、上海市場の急落に迫る。多くの投資家達は集まって株の情報を交換していた。投資家は大きな損失を被っていて、上海の不動産会社では住宅の購入をキャンセルしたいとの声が相次いだ。

中国経済の減速に迫る。背景には習近平国家主席の政策の転換がある。李克強首相は、改革を進化させ構造の調整をしなければ安定した発展は達成しがたいとしている。製造業は大量生産から高品質化を目指している。しかし、製造業が集積している東莞では工場の閉鎖が相次いでいる。

中国経済を長年研究している柯隆さんは、新しい産業が生まれるために必要なイノベーションが起きにくいと指摘している。習近平国家主席の腐敗撲滅も経済減速の要因となっているとの指摘もある。国民の大きな不安となっている政府などの腐敗問題、公共事業などで汚職がはびこってきた。そのため地方幹部が摘発を恐れて予算執行に及び腰となり経済の成長を妨げている。

国谷裕子らが中国経済の減速についてトーク。西濱徹さんは、中国が輸出や投資で経済成長を行っていたが、新たな形にしなければならない状態でブレーキをかけようとしたが思ったよりもブレーキが強かった状態だと解説。電力と鉄道輸送の伸び率から、政府の見立ては無理があるのではないかと話した。中国政策の株価政策について、市場メカニズムを無理して止めなければならないことが影響を与えていると語った。今の中国は、消費よりも投資が大きく縮小させると経済に大きな影響があり、投資や輸出などから脱却できていないことに要因がある。

続けて西濱徹さんは、情報の行き来などが重要で、情報に関しては統制されていることから自由に行き来できない状態になっていると指摘。国有企業が重石になっていることもあり、国有企業でも民営化するなどを行わないとイノベーションが生まれにくいと語った。

中国経済の減速が資源国への波紋を呼んでいる。資源価格は下落し、鉄鉱石の輸出量が世界一のオーストラリア、リオ・ティントでは、利益が8割減少した。リオ・ティントは、資源価格の下落で資源会社の倒産が相次いでいて、極力コストを抑えて耐えるしか無いとしている。

中国経済の減速が資源国への波紋を呼んでいる。中でも影響が大きいのが中国への依存度が高いアジアの新興国。インドでは、10年間で中国への輸出量を2倍に伸ばしていた。しかし取引している中国企業10社のうち8社から断られるようになり、在庫は日本円で1億8000万円分となっている。サラーフ会長は先行きが真っ暗だと語る。中国を最大の輸出先とするタイでは、国全体の景気が冷え込んでいる。輸出の低迷によって景気は減速し、タイのGDP伸び率は悪化している。

中国経済の減速によって各国の経済が減速する中、世界が注目しているのがアメリカの利上げにある。アメリカは落ち込んだ景気を下支えするために大量のマネーを供給してきた、景気が順調に回復しているため利上げされるのではないかと注目されている。利上げの影響で世界経済が不安定になる懸念がある。中央銀行の関係者によるシンポジウムでは、利上げを巡って注文の声もあった。

国谷裕子らが中国経済の減速についてトーク。日本への影響について西濱徹は、GDPのマイナスには輸出があり、中国受けが落ちたことやアジアの国々が足を引っ張られていてどちらも落ちていることが影響していると話した。アメリカの利上げについて、中国の減速と利上げが同時にくると深刻な事態となると語った。

続けて西濱徹は輸出の影響を和らげるためには個人消費などを盛り上げる必要があり、そのためには社会保障の改革などがより必要になってくると語った。国谷裕子は7月から9月期の成長が気になると話した。輸出に依存した成長よりも国内での力を固めていく必要が強く出てきている。

クローズアップ現代の次回予告テロップ。

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