クローズアップ現代 風疹流行〜遅れる感染症対策〜

放送日 2013年4月23日(火) 0:10~ 0:36
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
00:10~

今回はボストン爆破事件について特集する。

キーワード
ボストン爆破事件

ボストン爆破事件 “新たなテロ”に揺れるアメリカ (バラエティ/情報)
00:11~

同時多発テロ以来アメリカではテロ対策を強化してきたが、ボストン爆弾テロ事件が発生した。事件の衝撃がとりわけ大きいのは、容疑者が10年アメリカで暮らしていたからで、新たな脅威としてホームグロウンテロの対策の強化が叫ばれていた矢先だった。

ボストンの大学が発行している雑誌「The Comment誌」に3年前、容疑者兄弟の兄が大きく取り上げられていた。彼がなぜ無差別テロの容疑者となったのか。

彼の足跡をたどるため、少年時代を過ごしたというロシア・ダゲスタン共和国のマハチカラにいる親戚を取材した。彼が8歳のときにチェチェン紛争が始まり、家族は旧ソビエトの国を転々としたという。その後アメリカに渡り、ボストンのボクシングジムでアマチュアボクサーとして頭角を現した。この頃、雑誌に対してアメリカ代表としてオリンピックのリングに立ちたいと夢を語っていたが、疎外感を感じ始めていたとも語っていた。

容疑者の家族はボストン郊外のアパートに住んでいた。同じアパートの住民は、宗教をめぐり口論となったことがあると話した。イスラム教に傾倒していた容疑者はおととし、FBIが事情聴取していたが、イスラム過激派とのつながりがないと判断された。しかしアメリカ国籍を得る道を絶たれた容疑者は、去年1月マハチカラのおばを訪ね、半年の旅に出ると言い残したという。

ボストンから榎原記者の中継報告。取材から容疑者のイスラム教への強い信念が垣間見られたが、国際テロ組織を支持するような証言は得られていないという。また、オバマ政権やFBIなどへの批判が上がり始めているという。祈りを捧げる市民からは今後もこのような国産テロが起きるのではという不安の声も聞かれた。

アメリカ議会の調査局の報告書では、「ホームグロウン テロ」について2009年から未遂を含めて42件のテロが発生していたと分析している。2009年のテキサス州の銃乱射事件ではアメリカ育ちのアラブ系の男が犯行に及び、翌年のニューヨーク爆弾テロ未遂事件はアメリカ国籍を持つパキスタンの男が計画したものだった。

アメリカ政府は、ホームグロウンテロを未然に防ぐ対策を水面下で行なっていた。FBIの諜報員を務めていた男性は、イスラム教徒になりすまし監視を行なっていた。一方アラブ・アメリカン協会のリンダ・ソーサーさんは、この捜査手法に不安を口にし、イスラム教徒に新たな不信感も広がっている。ジョージワシントン大学国土安全保障政策研究所のクリスチャン・ベックナー副所長は、ホームグロウンテロへの対策を続けていくしかないと話した。

青山学院大学の中山俊宏教授がスタジオ出演。ホームグロウンテロについて、孤立したテロの場合には察知が難しく、いつかはこのような事件が起こると思っていたのではと話した。また、オバマ政権の取り組みの重要性を改めて気付かせた事件だったと話した。イスラム教との関係については、アメリカでは慎重なところもあったが、他方で一部の人たちの間にある種のステレオタイプが出来上がっていることも事実だと話した。

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