クローズアップ現代 2013年4月1日放送回

放送日 2013年4月1日(月) 19:30~19:56
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

ガバメント2.0 市民の英知が社会を変える

ガバメント2.0 市民の英知が社会を変える (バラエティ/情報)
19:31~

アメリカ・フィラデルフィアの市役所ではアプリの開発が行われており、職員だけでなく市民も携わっている。参加している市民の一人のミシェル・リーさんは「市民と行政には溝がある」とし、政策を決める時に市民から直接意見を汲み取るアプリを開発した。再開発事業担当のクリント・ランドールさんは「行政と市民との関係が変わった」と話した。

昨今、市民の善意を結集させ、行政と住民の関係を変える可能性を秘めたスマートフォンアプリが登場し、注目されている。

市民からの要望がリアルタイムに反映されるアプリは、ハリケーンが街を襲った際に素早い復旧作業に大いに役立ち、IT推進室 部長のジェフ・フリードマンさんは「アプリによってより早く問題を解決できるようになった」と話した。

千葉市はことし「フィックス・マイ・ストリート」という公共施設のメンテナンスを市民の力を借りて行おう、というアプリの開発に乗り出し、6月の運用開始に向けて準備を進めており、開発を担当する片桐康之さんは「住民も公共の担い手として街づくりをやっていただければ」と話した。しかし、千葉市役所の職員の間でも戸惑いの声が挙がっている。

IT技術を駆使して、市民の意見を行政に取り込む「ガバメント2.0」を提唱したティム・オライリーさんは「よりよい社会を作れるかどうかは市民の選択にかかっている」と話した。そのオライリーさんが注目する、サンノゼの消防署が始めた新たな救急救命のアプリは、周辺の心臓発作患者の情報が入るネットワークアプリで、現在5万人の市民が登録している。開発者のリチャード・プライスさんは「政府や自治体だけで問題解決はできない」と話した。

多摩大学大学院の田坂広志さんはガバメント2.0について「新しいインターネットのプラットフォームが誕生・拡大し、その上で公共・行政サービスのクオリティーがどんどん上がっていくのではないか」と話した。

田坂広志さんは「いま世界では公共サービスは政府・自治体が担うものだという潮流は壊れ始めており、民間がより質の高い公共サービスを担うという時代において、様々な問題・疑問は市民とともに解決していくというような意識改革が必要。民間は変革に参加することが求められる、インターネット革命によってそういう時代になってきた」と話した。

キーワード
フィラデルフィア(アメリカ)
フィックス・マイ・ストリート
サンノゼ(アメリカ)
多摩大学大学院
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