映像’18 スイーツ一代〜65歳、人生の選択〜

放送日 2018年6月25日(月) 1:10~ 2:10
放送局 毎日放送

番組概要

オープニング (その他)
01:11~

オープニング映像。

スイーツ一代〜65歳、人生の選択〜 (バラエティ/情報)
01:11~

錦市場から北へ数十mの場所にあるのがオ・グルニエ・ドールで、店を切り盛りしている西原金蔵氏は65歳。店名はフランス語で「金の蔵」を意味し、金蔵という自身の名前をフランス語にしたという。また、同氏はパティシエとしてルーブル美術館のランドマーク、 ピラミッドを表現したチョコレートケーキも考案している。独立して店を開いたのは48歳の時で、大好評を博した。8年前、町家を改装した今の店に移転。そんな店が今年5月末をもって閉店する運びとなった。

店に隣接するビルの5階に厨房があり、スタッフ6人が働いている。冷凍ピューレや加工品は使わず、作り置きをしないのがこだわり。昨年11月、西原氏が産地に出向いて仕入れたゆずを使ったスイーツ作りに勤しんでいた。機械ならば数日でできる作業に手間暇をかけ、試行錯誤を重ねて素材が持つ魅力を引き出そうとしていた。厨房内に調理用具に値段が記されたテープが貼られ、ひとえに大事にして欲しい思いが込められているという。また、すべての工程を手を抜かずに遂行する大切さをスタッフに徹底させていて、洗い物といった雑事もその1つ。西原氏の妻、純子さんは接客担当で、スタッフからはマダムと慕われている。

取材中、西原氏は「ピラミッド型のチョコレートケーキの取材は初めて」と明かした。偶然見つけたプラスチックのカップを容器として使用すればピラミッドの形になると閃いたという。ムースは泡立てた生クリームとチョコレートを一気にかき混ぜることで、自然な口溶けが得られる。このチョコレートケーキは店の看板メニューで、完売するのは日常茶飯事。規模を大きくすれば生産個数も増やせるが、西原氏は世間で言うところの定年にあたる、65歳で店を閉めることを心に決めていた。スタッフは閉店を知った上で働いていて、主任の加藤雅也さんと子息の西原裕勝さんは閉店後、それぞれ新しい店を始める。

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錦市場
パティスリー オ・グルニエ・ドール
資生堂パーラー
西原純子さん
ルーブル美術館
あまから手帖
中京区(京都)
フーガブックス

スイーツ一代〜65歳、人生の選択〜 (バラエティ/情報)
01:31~

毎年2月になると栃木県の高校で調理を学ぶ生徒が「パティスリー オ・グルニエ・ドール」を訪れ、西原金蔵氏から講義を受ける。同氏は調理の仕事のやりがいと面白さを伝えようとしていて、講義後には生徒たちと談笑していた。そんな西原氏と妻・純子さんの住まいは店からほど近く、食事の際にはナスを愛食している。

兼業農家の生まれの西原氏は父から好きな道を進めと言われ、1987年に三ツ星レストランのオーナーシェフ、アラン・シャペルに出会い、家族とともに渡仏。シャペルの店では日本人で初めてすべてのデザートを一任され、配合にとらわれるなと教え込まれた。純子さんとは82年に結婚していて、フランスでの生活は倹約につとめた。独立して今の店を開いた後は忙しい日々を送り、7年が過ぎた2008年、純子さんは腎不全を発症。5年前、西原氏は自らの腎臓を提供したいと申し出、純子さんは受け入れた。2013年、移植手術が行われた。今は休日になると夫妻で出かけている。純子さんは店を開いたことは体を壊す要因になったかもしれないが、素晴らしい経験を得られたと振り返る。

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中京区(京都)
赤磐市(岡山)
パティスリー オ・グルニエ・ドール
アラン・シャペル
腎不全

スイーツ一代〜65歳、人生の選択〜 (バラエティ/情報)
01:45~

閉店まで一ヶ月と迫った2018年4月。この日もオープン前から長い列ができていた。西原さんは「平日午前中は結構長くお待ちいただいていますね。」と話す。焼き菓子は朝昼晩と焼いているがそれでも間に合わない。最後の日まで旬の素材を使ったケーキに挑む。この日、西原さんの手には宮崎県から届いた日向夏が。白い綿の部分が美味しさの秘密ともいわれれる日向夏。その特徴を生かしたケーキが作れないかと思案した。西原さんは「農家さんは生食で美味しく食べられるように作っている。だからいかに火を入れないでフレッシュな状態で美味しく食べてもらえるかというのがこのテーマの中にあった。」と話す。日向夏の下には生クリームとバタークリームのムース。土台は香ばしいアーモンド生地にした。3つを同時に口にすると、不思議と日向夏の甘さが引き立つ。できることならばショーケースを空にはしたくないが、生ケーキは完売となってしまった。この日、西原さんは小さな菓子の仕込みを始めていた。プラリーヌと呼ばれる乾煎りしたアーモンドにシロップを絡めたフランスの伝統菓子。1本の木に多くの実がなるアーモンドはフランスでは晴れやかな場によく使用される。感謝の気持ちを込めて、閉店の日に客に配ることにした。

スイーツ一代〜65歳、人生の選択〜 (バラエティ/情報)
01:52~

2018年5月31日、最後の営業日。スタッフは、いつもの倍の数つくる予定にしていたためいつもより早く出勤。西原さんは今の段階では達成感のようなポジティブ的要素が広がっているなどと今の気持ちについて語った。開店前にはすでに100人以上が列を作っていた。お店がオープンし妻の純子さんも客の対応に追われていた。2人できめたこの日の閉店、共に店に立つのはこれが最後となる。西原さんはお客さんから感謝の言葉をもらっていた。厨房を支えてきた主任の加藤さんと西原さんの一人息子・裕勝さんはそれぞれ新しい店を構えて独立する。西原さんのDNAは新しい店に引き継がれる。倍の数を作ったが午後3時には売り切れとなり、お店が閉店。スタッフから西原さん夫婦に花束が渡され、奥様はスタッフに感謝の言葉をのべ、ご主人はスタッフと共有できた時間をもてたことに感謝した。最後にお店の前でスタッフを写真撮影をした。西原さんは、気持ちは晴れやかだと話し、ピリオドを打ったことは良い選択だったと話した。惜しまれながら店を閉じる贅沢は、誰もが味わえることではないと西原さんは思っていた。店を始めたときから65歳で引退するという選択は、店を愛した多くの人たちの記憶としてスイーツとともに刻まれる。

エンディング (バラエティ/情報)
02:05~

エンディング映像が流れた。

エンディング (バラエティ/情報)
02:06~

次回映像’18は、フジヤン、94歳~ある助産師の伝言~(仮)。2018年7月29日深夜24時50分~25時50分。

エンディング (バラエティ/情報)
02:08~

エンディング映像。過去の映像シリーズはMBS動画イズム444で見ることができる。

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MBS動画イズム444
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