阿川佐和子と奥田瑛二のウィーン美術紀行 ルネサンスの巨匠クラーナハ

放送日 2017年1月30日(月) 2:30~ 3:30
放送局 毎日放送

番組概要

オープニング (その他)
02:30~

英雄ヘラクレスの情けない姿を描いた「ヘラクレスとオンファレ」。ルカス・クラーナハは500年という長きにわたって様々な芸術家に多大な影響を与えた男。大江健三郎はクラーナハを「僕にとって高校生の頃からもっともと重要な画家であった」「あらゆる女性的なるものの根元に位置するイメージを供給してくれた」と表現した。森村泰昌はクラーナハが描いた女性に自ら扮した。クラーナハが徹底して描いたのは誘惑する女性達。翻弄される男を描く理由、男の破滅に込めたメッセージとは。それらを探るためウィーンに向かったのは阿川佐和子。奥田瑛二は上野公園でクラーナハを紐解く。

キーワード
芸術新潮
ヘラクレスとオンファレ
MOTHER(Judith) 1
ルカス・クラーナハ
大江健三郎
森村泰昌
ウィーン(オーストラリア)
上野公園

阿川佐和子と奥田瑛二のウィーン美術紀行 (バラエティ/情報)
02:34~

「クラーナハ展500年後の誘惑」の告知。国立国際美術館で開催。

阿川佐和子がウィーンを散策。伝統と歴史を感じさせる街並み、その中にモダンな文化が調和している。街を歩くといたるところでハプスブルク家の繁栄の歴史を垣間見ることができる。皇帝のために作られたナイフを売る店の店頭にはハプスブルク家の紋章・双頭の鷲が掲げられている。ハプスブルク家は中世以来 神聖ローマ帝国を継承した一族 約650年に渡って中部ヨーロッパを中心に治めた。

阿川佐和子がウィーンでクラーナハを紐解く。ウィーン美術史美術館にはブリューゲルやフェルメールやヴェラスケスなどの名画が展示されており、ルカス・クラーナハの作品もその中の1つ。建物そのものが美術品とされ、当時の著名な画家たちに壁画を描かせるなど装飾品にもこだわった。阿川佐和子はブリューゲルの「バベルの塔」の前にして「ブリューゲルのおかげでその時代の普通の人達がどういう生活をしてたのかとかユーモラスな部分が見えて楽しいです」と語った。

クラーナハの「アダムとイヴ」では女性が軽やかに描かれている。クラーナハはアダムとイヴに限らず独特の官能美を醸し出す魅惑的な裸の女性を描いた。当時、知識人や宮廷の周辺では女性の裸の絵が流行っていたという。ザクセン王国の宮廷画家として活動していたクラーナハの絵は今でいうお見合い写真として使われていた。

このあと、クラーナハの女性に迫る。

キーワード
クラーナハ展 500年後の誘惑
国立国際美術館
不釣り合いなカップル
ルクレティア
ウィーン(オーストラリア)
ハプスブルク家
ディエゴ・ベラスケス
ブリューゲル
フェルメール
青いドレスのマルガリータ・テレサ
絵画芸術
バベルの塔
クラーナハ
ウィーン美術史美術館
ホロフェルネスの首を持つユディト
クリムト
アダムとイヴ
ヴィーナス
泉のニンフ
3人の女性の肖像

阿川佐和子と奥田瑛二のウィーン美術紀行 (バラエティ/情報)
02:52~

「クラーナハ展500年後の誘惑」の告知。国立国際美術館で開催。

ドイツルネサンスを代表するルカス・クラーナハはヴィッテンベルクで家族と暮らし、5人の子供に恵まれた。女性を多く描いているが細君の肖像画は1枚も無く、美しくなかったため、はたまた非常に美しかったためか諸説ある。クラーナハ美術館のシュミット館長はクラーナハは宮廷画家だけでなく、画家となった息子と工房を開いたり、印刷業にも手を広めていたと明かした。多くの依頼を引き受けては流行の主題を描き、ビジネスマンとしても成功を収めた。そんなクラーナハはヴィッテンベルクでマルティン・ルターと邂逅し、互いの子の名付け親となるなど親睦を深めた。クラーナハは宗教改革にも貢献したといい、ルターの肖像画はクラーナハの工房で最大のヒットとなった。

東京・上野公園の国立西洋美術館ではクラーナハ展が開催された。俳優であり、魅惑的な女性を描いてきた画家の一面もある奥田瑛二は期待感を持って展覧会を訪い、壁一面に剣を手にした全裸の女性が飾られた「正義の寓意」に目を留めた。これは若いアーティストによる現代アートで、クラーナハの作品も展示されている。「正義の寓意」では右手に剣、左手に天秤を手にした女性が虚ろな表情で見つめている。一見すると全裸のように見えるが、透明のヴェールを纏っている。鑑賞した奥田は「クラーナハは絵画の中の女性は僕のものという独占の印として、ヴェールを描いた」と解釈した。そして、クラーナハの考えを理解した時、絵画の女性は鑑賞者のものになるという。

「ホロフェルネスの首を持つユディト」は敵軍のホロフェルネスの懐に潜り込み、油断させてから斬首したユディトを描いた作品で、クラーナハは女性の魅力、リピドーによって男を破滅に導く様を多く手がけてきた。奥田は「ユディトの表情を見ても心情を察することはできないが逆に興味深い」と吐露した。

「ホロフェルネスの首を持つユディト」が展覧会のために日本へ運ばれる直前、阿川佐和子はウィーン美術史美術館にて特別に鑑賞していた。ハーノンクール館員によるとユディトは男性にダメージを与える女性として人気があり、クラーナハは英雄として描いたという。

このあと、阿川佐和子が世界一美しいカフェへ!

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クラーナハ展 500年後の誘惑
国立国際美術館
ホロフェルネスの首を持つユディット
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クラーナハ美術館
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マルティン・ルター
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クラーナハ展
国立西洋美術館
暮艶II
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ルカス・クラーナハ
正義の寓意
ホロフェルネスの首を持つユディト
ウィーン美術史美術館
阿川佐和子

阿川佐和子と奥田瑛二のウィーン美術紀行 (バラエティ/情報)
03:08~

「クラーナハ展500年後の誘惑」の告知。国立国際美術館で開催。

阿川佐和子がウィーン美術史美術館に訪れた。美術館の中にあるカフェは、世界でも最も美しいカフェだと言われている。日常を忘れさせてくれる空間が広がっている。

不釣り合いなカップルと名付けられた作品。男性はどのように捉えるのだろうか。俳優の奥田瑛二さんがこの絵と対面した。この絵に対し、奥田さんは「若い娘と関係を持ちたいが、その思いに打ち克つためにこの画を描いた」と分析した。

世界中から集められたウィーン美術史美術館の貴重なコレクション。これらを紹介するべく、公式テーマ曲“Glorious Museum”が誕生した。トーンキュンストラー管弦楽団を、佐渡裕さんが指揮する

奥田瑛二が英雄・ヘラクレスと対面です。

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トーンキュンストラー管弦楽団

阿川佐和子と奥田瑛二のウィーン美術紀行 (バラエティ/情報)
03:22~

奥田瑛二がヘラクレスと対面。ヘラクレスがオンファレという王女に心を奪われ、次女たちに言われるがままにされている画である。ヘラクレスの顔のだらしなさについて、決して屈辱的ではなく自然の姿であった。

旅の最後に、阿川佐和子は「絵は背景や画家の生き方を知ると面白みが変わってくる」と話した。

キーワード
ヘラクレスとオンファレ
国立西洋美術館

エンディング (その他)
03:27~

エンディング映像。

  1. 1月30日 放送