日本放送文化大賞 第11回 準グランプリ映像’15家族づくり〜子供たちと里親の一年

放送日 2016年1月22日(金) 10:05~11:00
放送局 毎日放送

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

オープニング映像。日本放送文化大賞 準グランプリ 受賞作品。

実の親と暮らせない子どもたちが共に暮らしている。10歳のリオはずっと1人だったので家族の温もりを知らない。一見屈託ないように見えるが、優しかったパパがある日突然姿を消し、帰る場所がなくなった。永井サヨコさんは、居場所がなくなった子どもたちを親代わりとなって育てている。夫の利夫さんは80歳。その半生をかけてそんな子どもたちと向き合ってきた。永井さん夫婦は子どもに恵まれなかったことから里親を始めた。行政から認定・登録された里親は、様々な理由で親と一緒に暮らせない子どもたちを預かり育てている。

キーワード
日本放送文化大賞
里親

映像’15 家族づくり~子供たちと里親の一年 (バラエティ/情報)
10:10~

永井さんが経営する工場の3階。そこで子どもたちは暮らしている。虐待や経済的な理由で親と一緒に暮らせない子どもが途切れることなく行政の仲介でやって来ている。ヒメカはいつも元気いっぱいだが朝が苦手。サヨコさんは1日でも休むと不登校になってしまうため、毎朝10回近く起こしている。ヒメカが2歳のころ、両親は離婚し、母親は病に倒れた。永井さん夫婦に預けられた時、ヒメカは大人を怖がっていた。幼い子どもは特定の大人と密接なふれあいがないと存在を否定されたと心に傷をおい、前を向きにくくなるとサヨコさんは言う。半年前に施設からやって来たリオは、自分の身の回りのことを1人ですることができない。リオは幼いころに母親を失い、父親もある日突然失踪した。ほとんど1人で過ごしてきたので人との関わり方が分からず、うまく気持ちを伝えることができない。

永井さん夫婦は子どもたちに多くの人と触れ合ってほしいと願っている。この日はリオの誕生日。利夫さんはかつて育てた子どもたちとその家族を招いた。巣立っていった中には大人になってしっかり家庭を築いている子どもも少なくない。この日集まったのは40人近く。もちろん、こんなに多くの人に祝ってもらうのはリオは初めて。リオは幼く見られるのが嫌でアンパンマンが好きなことを隠していたが、サヨコさんはアンパンマンの顔をしたバースデーケーキを用意していた。利夫さんは「育ちは全部違うんですけど、全部兄弟なんです。家族なんですよ。それが本当実感できた。こんなに感動したことないです」とコメントした。

キーワード
里親
東淀川区(大阪)
アンパンマン

映像’15 家族づくり~子供たちと里親の一年 (バラエティ/情報)
10:22~

利夫さんは金属加工会社を経営している。25歳の時に独立してから働き続けてきた。座る暇もない重労働だが、80歳になっても引退できない理由がある。工場では永井さん夫婦が育てた2人の若者が働いている。社会に出てから居場所が見つけられず、転職を繰り返していた。サヨコさんは事務を引き受けている。経営は楽ではないが、子どもたちが戻れる場所を残そうと利夫さんを支えている。

ヒメカの母親が病から回復し、再婚したと連絡があった。実の親子で暮らせるかどうか、夏休みの間、一緒に過ごすことになった。ママが大好きなヒメカであるが、一緒に暮らすのは4年ぶりで、どこか落ち着きがない。ヒメカの心がママと新しい父親に向かうよう、サヨコさんはあえてテキパキとヒメカの準備を進めた。

父親の行方がわからなくなって10か月。この日、リオに宛てて突然手紙が届いた。手紙には「今は事情があってリオを迎えに行くことはできない」と書かれていた。リオはそれでも、「嫌いになることはない。めっちゃ嬉しかった」と語った。

夏休みを生みの親と過ごすはずだったヒメカがわずか1日で戻ってきた。戻りたいと泣き続けていたという。サヨコさんは「気持ちのやり場がない感じ。子どもなりに気を遣っているんやろね」と語った。夏が終わると、ヒメカの母親と新しい父親からヒメカを今すぐ引取たいと電話があった。サヨコさんは転校手続きが間に合わないと訴えたが、ヒメカは再び親元へと戻っていった。

ヒメカが引き取られて2か月。最近、リオは反抗的である。この日もサヨコさんに相談もなく、突然外出すると言い出した。リオを元気づけたいと、利夫さんは週末はすべて子どもたちと過ごしている。この日も会社の仲間やかつて育てた子どもたちを招き、夏祭りを企画した。80歳になる利夫さんが生まれて始めてのサッカーに参加する姿を見て、リオも思わずボールを追い始めた。

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里親
東淀川区(大阪)

映像’15 家族づくり~子供たちと里親の一年 (バラエティ/情報)
10:40~

ヒメカが親元に戻って3か月のある晩、突然、ヒメカが永井さん宅に戻ってくることになった。その理由をヒメカは語ろうとせず、子どもたちも何も訊かずにいたが、遊んでいる最中で突然号泣してしまう。母親と再婚相手との間に赤ちゃんが生まれたことで、ヒメカは居場所を見つけることが出来なかったのだという。長い間泣き続けるヒメカに、サヨコさんはそっと「もう我慢しなくて良いよ」と伝えた。

秋が深まる頃、リオの父親から封筒が送られてきた。手紙にはリオが好きだった絵本と両親の写真が同封されていた。リオは懐かしい家族との思い出に涙ぐんだ。

子どもたちにとって特別な日である、サヨコさんの誕生日がやって来た。普段反抗してばかりのリオもこの日は手作りのプレゼントを用意していたが、感謝の気持ちを口に出すことが出来ず、結局手紙に書いて渡した。プレゼントをもらったサヨコさんは、リオの気持ちを汲んで優しいい言葉を掛けていた。その後、リオは上手く感情を表せなかったことの苛立ちから、些細なことで同居する女の子と喧嘩を始めてしまう。しかし、サヨコさんは感情を我慢しなくなったリオが一歩前に進んだことを実感していた。

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里親

映像’15 家族づくり~子供たちと里親の一年 (バラエティ/情報)
10:53~

サヨコさんと利夫さんは、表現力を身につけて思っていることを相手に伝えられるようになって欲しいとの思いから、リオに毎日音読をさせている。リオは時々反抗的になるが、どれだけ注意されてもサヨコさんから逃げなくなり、最近では些細な事でも感謝の言葉を言えるようになった。そんなリオはこの冬、離れている父親と1日だけ会うことが出来た。その時の心境について、リオ本人は「頭が真っ白になってすごく緊張した。1年くらい会えてなかったので、姿を見た時は嬉しくて涙が出た」と話している。後日、里親制度への理解を深めるため、自ら街頭で呼びかけを行うリオの姿があった。

家族とは何かという問いに、リオは「助け合えたり、信じ合えたりするもの」と答えた。

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里親

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