『NEWS23』(ニュース・ツー(もしくは「トゥー」)スリー)とは、1989年(平成元年)10月2日よりTBSをはじめとしたJNN系列が生放送している平日最終版の報道番組である。
放送日 | 2018年3月16日(金) 23:40~ 0:25 |
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放送局 | 毎日放送 |
オープニング映像。
東京多摩市のマンションで20代とみられる女性が首から血を流して倒れているのが見つかり死亡が確認された。警察によると女性はマンションの外に階段に倒れていて、現場には血痕が残されている。警視庁は女性の身元確認を急ぐとともに殺人事件の可能性もあるとみて捜査している。
森友学園への土地売却を巡る問題について、財務省を辞任した前理財局長に政府からは責任を強調する声が相次いでいる。麻生太郎財務相は改ざんはあくまで一部の財務省職員の問題だとしている、前理財局長に関しては最終責任者だと話していた。きょう午前のやり取りでは聞き取り調査については状況を把握していないとしている。自民党内からは麻生大臣が前理財局長のことを呼び捨てにしていることに指摘があった。
森友学園への国有地売却については値引きの根拠を揺るがす証言も出てきた。約8億円の値引きの根拠となったゴミについて、業者が大阪地検に対してウソの試掘記録を作成したと話していることが明らかになった。業者は3.8mまでゴミがあったと試掘記録を作成、国は試掘記録から8億円を超える値引き額を算定した。実際にゴミがあったのはそれより浅い所だとしている。昭恵夫人の棟上げ式の出席について安倍首相は招待も受けておらず行く予定もなかったと否定している。官邸前では5日連続のデモが行われている。
値引きの根拠についてスタジオ解説。ゴミ混入の深さが浅いと業者が証言していて、値引き額は減ることになり国民の収入が増えることになる。掘り起こして再調査する必要も出てくる。また、文書改ざんについては週明けの集中審議で前理財局長が誰に相談し誰に指示したのか、全体像をどこまで発掘できるかが野党のポイントになってくる。
天下り問題で文部科学省を辞任した前川前事務次官が中学校で行った授業について、文科省が録音データの提出などを要請した。前川氏は自身の体験を基に夜間中学校や不登校などについて講演した。学校側はきょう会見を開き、授業の内容に踏み込んでの質問は経験したことがないとし、校長は未来をつくる子どもたちへエールを送ってほしいと思い前川氏にお願いしたと説明した。学校側は録音データの提供を拒否している。文部科学省の行為に批判が集まっている。
井上義久幹事長は今回の文科省の対応については違和感を感じていると話している。柚木道義衆院議員は野党合同ヒアリングで萎縮して公開授業ができなくなるのではないかと指摘、白間竜一郎審議官は留意が必要だったと注意を受けていると答えた。授業に参加した人からも越権行為ではないかなどの意見が出ている。林文科相は法令に基づいた行為だったと説明し、問い合わせの表現等については担当局長らを注意したとした。専門家は今回の問い合わせは法律で禁止されている不当な支配にあたると言っていいと解説している。今回の注目ポイントは文科省が単独でやったかどうかになる。
北朝鮮のリ・ヨンホ外相がスウェーデンを訪問しロベーン首相と会談した。スウェーデンは米朝首脳会談について開催場所となることも含め仲介役を果たす姿勢を見せていて、スウェーデン外務省は「今回の一連の会談は米朝首脳会談に向けた土台作りになりうる」と声明を発表している。
東京電力福島第一原発事故で東京への自主避難者らが損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は国と東電の責任を認め42人に対して計約5900万円の支払いを命じた。原告側は被害を判決として認められたことは大きいと思うとコメント。原発避難者をめぐる集団訴訟で国の責任を認めた判決は4件目となる。
解剖を断念した遺族の思い
日本で命を失う人は年間約130万人いる、多くは病気などだが死因不明な異常死が約17万人いる。亡くなって疑問に残る場合は司法解剖されるが、実際に行われたのは2万583人となっている。解剖が少ない背景に迫った。千葉大学では通信で会議が行われていた、中心にいる岩瀬博太郎教授は日本に170人しかいない法医解剖医の1人。金曜ドラマ「アンナチュラル」には日本の法医学が抱える問題が描かれている。先進国に比べて解剖が少なく死因究明が進まないことに岩瀬教授も危機感をつのらせている。
岩瀬教授がセンター長の千葉大学法医学教育研究センターでは警察などから依頼を受けて年間約330体の遺体を解剖している、海外との差があるという。解剖室にある冷蔵庫は、他の国だと300体分が並んでいるのが普通だが日本は3体分となっている。医者が1人、補助する職員1人、書記1人の3人1チームで動く、写真は警察官が行っている。海外では医療従事者意外の立ち会いは少ないが、日本は人手が足りず警察官が立ち会うこともある。解剖医が足りない要因の1つは法医学者の受け皿が確保されていないことになる。岩瀬教授は立派な法医学者に育てても就職先が作られていないと語る。こうした解剖医の不足は一部の遺族にも心の負担を与えている。
成田家の悲願“末っ子”緑夢が金メダル
日本で司法解剖が少ない背景に迫った。解剖医の不足は一部の遺族にも心の負担を与えている。当時12歳娘がスキー旅行中に突然死し娘を亡くした人はすぐ解剖できるかわからないと言われ「死因が分からないことがこんなにもつらいとは思ってもみませんでした」と話す。警察が調べた結果は「異常なし」、死因の特定には解剖が必要だと説明があったが同時に順番待ちで解剖には時間がかかると告げられた。 明確な死因がわからないことで遺族は娘はなぜ亡くなったのかと問い続けている。岩瀬博太郎教授は事件性が疑われなくとも死因がわからない場合は積極的に解剖していく必要があると話す。異常死で亡くなる方は年間約17万人、これに対して法医解剖医は約170人と不足している。星浩は設備や処遇の問題もあるが解剖医の体制を充実させる必要があると語った。
松山英樹復帰!タイガーがスゴ技
ピョンチャンパラリンピックのスノーボードで成田緑夢が金メダルを獲得したと報じた。成田緑夢は2013年に練習中のケガで足の感覚を失いパラスポーツに転向。そこから金メダルを獲得した。成田緑夢は攻めの滑りを見せて悲願の金メダルを獲得した。今回2つ目の金メダルだと報じた。
カーリング日本ミックスダブルス選手権に出場している藤澤五月と山口剛史のペアは、チーム東京と対戦した。結果は12-2で藤澤五月と山口剛史のペアが勝利した。
日本ミックスダブルス選手権で吉田知那美と清水徹郎のペアは後半にミスが出てしまい、10-3で敗北した。準決勝をかけて2試合に今後臨む。
第90回選抜高等学校野球大会の組み合わせが決定した。選手宣誓は新保利於が務めるという。大阪桐蔭高等学校の根尾昴は「最後の春という気持ちで臨みたい」と意気込みを語った。
エンディングでは森友問題について、真相究明に向けて与野党越えて意地を見せてほしいと話題になった。
BGM:「Someday Somehow」葉加瀬太郎
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