美の京都遺産 2012年2月19日放送回

美の京都遺産(びのきょうといさん)は、毎日放送のテレビ番組。サブタイトルは、「映像美術館」。毎週京都の神社仏閣・庭園・伝統工芸・近代建築などを音楽に乗せて紹介する。伝統行事や京都にゆかりの芸術家も特集。テーマ曲は久石譲のオリジナル楽曲「Legend」。ナレーションは津嘉山正種(西靖などMBSアナウンサーの代打あり)。2016年3月27日放送終了。

出典:goo Wikipedia

放送日 2012年2月19日(日) 6:15~ 6:30
放送局 毎日放送

番組概要

オープニング (その他)
06:15~

オープニング映像。

vol.325 東福寺 塔頭・龍吟庵 (バラエティ/情報)
06:15~

臨済宗大本山東福寺は1236年に摂政関白九条道家により、九条家の菩提寺として創建された。道家に迎え入れられた円爾弁円は後に日本で始めてとなる国師号を与えられ聖一国師と呼ばれた。創建当時の東福寺は三つの宗派の道場であったが後に禅寺となった。法堂には釈迦如来立像安置されている。

東福寺法堂の天井には玉を掴んだ蒼龍の柄の天井画龍図がある。法を守る寺では仏法を守る神龍神として呼ばれ、水を司るため火を寄せ付けないためとして天井に描かれると五十部泰至は語った。

天井画龍図を描いた堂本印象は数多くの賞を受賞しており、第一級の日本画家として有名。山田由希代さんは堂本印象は細かいところを細かく描くとバランスが崩れるということから描いては足場に上り、確認をするという山登りのような作業を繰り返し苦労したと話した。今日は東福寺 塔頭・龍吟庵を紹介。

キーワード
九条道家
聖一国師
釈迦如来立像
法堂
天井画龍図
蒼龍
三門
堂本印象

vol.325 東福寺 塔頭・龍吟庵 (バラエティ/情報)
06:20~

東福寺塔頭・龍吟庵は東福寺第三世大明国師が開山した。大明国師は病に倒れこの東福寺で最後を迎えたという。

足利義満が書いた額を掲げる方丈は書院造りに寝殿造りの名残を残した現存する最古の方丈建築とされ国宝である。方丈は居室を意味するが、仏事や弟子の鍛錬にも使われる。正面中央の部屋は室中といい儀式が行われるように間取りは広く奥には大明国師の肖像画がかけられている。ふすまで分けられている部屋は書院造りだが、表は諸折さん桟唐戸で蔀戸と明障子を使っている。

東福寺には重森三玲の枯山水が東南西の3箇所にある。東庭の不離の庭は大明国師の幼少期を元にして2頭の犬が狼から大明国師を守ったという形になっている。物語性を重視しそれを庭として形にしていくのが重森三玲の真髄である。重森三玲は作庭の革命児であり、芸術だけではなく宗教の研究にも励みそれを創作活動に活かしている。

重森三玲が方丈正面の南庭の「無の庭」は草木を一切使わず白桟敷にしたのは禅の無の思想を象徴的に表現するためである。竹垣には稲妻が走っている。

方丈の西庭の「龍の庭」には龍吟庵の名にちなみ龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を表している。庭の中央には龍の頭とツノとされる石を組み胴を表現した石は海中に円を描いている。永遠のモダンという重森三玲の考え方が時代を超え見事に調和している。

キーワード
大明国師
足利義満
書院造り
寝殿造り
方丈建築
方丈
諸折さん桟唐戸
蔀戸
明障子
重森三玲
枯山水
不離の庭
無の庭
龍の庭

エンディング (その他)
06:28~

次回予告。「西本願寺 伝道院」を放送予定。

エンディング映像。

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