聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 2015年11月23日放送回

放送日 2015年11月23日(月) 9:58~10:53
放送局 朝日放送

番組概要

オープニング (その他)
09:58~

2015年10月15日、京都で最も歴史のある神社「上賀茂神社」で21年に1度の式年遷宮が行われた。番組は1年半に渡り上賀茂神社を取材、そこには知られざる物語があった…。

キーワード
式年遷宮
京都府

聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 (バラエティ/情報)
10:00~

上賀茂神社は世界遺産に登録されている。最初の鳥居をくぐると参道があり、参道の先にはニの鳥居がある。更に奥には”ならの小川”と社殿がある。この社殿のルーツは神話にまで遡り、賀茂玉依姫命が小川で水遊びをしている時に赤い屋が流れ着き、姫は枕辺に置いた処身ごもり男の子を出産。この男の子こそ天を司るとされる賀茂別雷大神、雷を司る神様として現在も上賀茂神社に祀られている。

長年に渡り神社の研究を続けているのが京都産業大学の所功さん。所功さんによると、自然の中で一番大事なのが天候が順調な事、自然信仰のひとつの拠点が上賀茂神社なのだという。毎年6月には夏越大祓式が行われ、無病息災を祈っている。ならの小川は境内の外につづいており、明神川と名前を変えて社家町に流れ込む。社家町は鴨神神社に神職として仕えていた賀茂一族が暮らしていた街で、古くから漬物の”すぐき”が作られていた。

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北区(京都)
世界遺産
ならの小川
賀茂玉依姫命
賀茂別雷大神
京都産業大学
夏越大祓式
社家町(京都)
明神川
すぐき

聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 (バラエティ/情報)
10:06~

社家町独特の景観を作っている水路は神職を務めた賀茂族ならでわの使われ方をしていた。梅辻諄さんによると明神川から引いた水は禊の場所が使われており、神官たちはここで体を清めて神社に出勤していたという。当時は雨水を吸い込む龍の口と呼ばれる排水口があり、梅辻諄さんの家には現在も排水口の名残がある。しかし、龍の口に流れた水がどこへ向かっていたのかは今も謎に包まれている。

加茂族の1人である堀川潤さんは賀茂族で作る団体”賀茂県主同族会”の理事を務めている。約400人いる賀茂族のまとめ役で賀茂神社への奉仕を続けている。

加茂族にとって今年は特別な年。それは21年に1度行われる式年遷宮。上賀茂神社境内の一番奥には神様が住む本殿あり、隣には仮の住まいである権殿がある。式年遷宮ではこの2つの建物を行き来する神事を行う。神様は清らかな事がお好みなため、約20年ごとに繰り返されてきたのだという。

2014年8月、遷宮に合わせ本殿で修復工事が始まった。屋根の修復では竹の釘を使用、竹の釘を使うことで40年たっても腐らずに釘として保ってくれるのだという。

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社家町(京都)
明神川
賀茂県主同族会
式年遷宮

聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 (バラエティ/情報)
10:15~

この日、上賀茂神社の境内で賀茂競馬の練習が行われていた。馬の乗り手を務めるのは賀茂族の男性で、まとめているのは同族会理事の堀川潤さん。加茂競馬は毎年5月に行われ、神社の裏にある神山に捧げる神事、1000年の歴史がある。加茂競馬に特別な想いがあるのが16歳の藤木保久さんで、今年で3回目だが馬を操るのに苦戦している。

加茂競馬当日の朝、上賀茂神社に賀茂一族が集まった。騎手はら装束に着替え、境内には大勢の観客が詰めかけていた。賀茂競馬は2頭の馬が同時にスタートしスピードを競う真剣勝負で競馬の原点ともされている。藤木保久さんは緊張の面持ちでスタートしたが落馬、悔しそうな表情を浮かべていた。

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聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 (バラエティ/情報)
10:25~

上賀茂神社の境内には至る所に”葵”を象った文様が刻まれている。賀茂最大の神事が賀茂祭で葵祭とも呼ばれている。装束に葵の飾りがつけられており、この葵には重要な意味が込められている。葵はハートの形なため命の象徴とされており女性を意味、男性を意味する桂とセットにされて社やお召し物につけられるという。

そんな葵は採取量が減っているため、現在では各地から届けてもらっている。この日は静岡県の葵小学校から届けられた。葵を集めるNPO団体 葵プロジェクトで6年前から活動している高瀬川薫子さん。きっかけは父親が葵を育てていた事、亡き父の意思を継いで現在も大切に育てている。今年は5月15日に賀茂祭が開催された。

賀茂祭の中で一般の人の目に触れることのないものがある。それが神様の食事である神僊で、豪華な食材が神様がいる方向に並べられる。神僊が変わらず受け継がれる様にと大正時代の手書きマニュアルが伝わっており、最初の平安時代の形が現在も残されている。

賀茂祭が終わったあと、賀茂一族は神社の裏山へと集まり”山駆けの義”を行った。馬を走らせて賀茂祭が終わったことを神様に報告する。

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静岡県
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山駆けの義

聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 (バラエティ/情報)
10:36~

日本で2番目くらいに古いと言われる重要文化財加茂祢宜神主系図。年に1度だけ虫干しのために取り出される。加茂族は苗字ではなく名前を受け継ぐことが伝統になっている。堀川さんには名前が受け継がれなかった。受け継がれなかった理由がわからず父は他界してしまったという。自分の息子には引き継がれた名前をつけた。普段は手を合わして拝むだけだが、けじめのあるときは祝詞をあげると堀川さんは話す。いよいよ21年に一度の正遷宮が行われる。

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正遷宮

聖地・上賀茂神社 〜永遠の生まれるところ〜 (バラエティ/情報)
10:44~

10月15日、正遷宮が行われた。堀川さんは特別な気持ちで今日を迎えた。堀川さんは「明治になるまでは式年遷宮も含め全部やっていた。私の先祖もやっていたと思うと感慨深い。父と一緒に参加しようと父の形見の時計をつけてきた」と話した。境内には保久くんの姿もいた。午後8時、田中宮司が登場、権殿の扉が開かれ絹垣に包まれ暗闇のなか神様は本殿へ向かい和紙で封印された。

生まれ変わった神様は再び本殿で21年間過ごす。堀川さんは「今回の遷宮は歴史。自分たちが代々受け継いできたことがひとつの誇りであり、京都に都がある以前から自分たちがいて、脈々とやるべきを伝えたきたことが誇りでありプライド」とコメント。

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正遷宮
  1. 11月23日 放送