日本のチカラ 2018年8月4日放送回

『日本のチカラ』(にっぽんのチカラ)とは、民間放送教育協会(民教協)制作のドキュメンタリー番組である。テレビ朝日では2015年4月19日から放送されている。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年8月4日(土) 5:20~ 5:50
放送局 朝日放送

番組概要

オープニング (その他)
05:20~

オープニング映像。

畳のゆくえ ~4分の1 の可能性~ (バラエティ/情報)
05:20~

全国17店舗の畳み職人が集まった畳屋道場。新しい畳の価値を提案する。日本のい草農業がだめになると畳文化も終わる。国産畳最後のとりで熊本県八代市で運命的な出会い。開発が進む新商品TATAMI1/4。単純に畳を4分の1にカットして売るんじゃなくて僕らがつくるからおもしろいかもしれない。

キーワード
畳屋道場
茨城県
山口県
八代市(熊本)
屋久島
TATAMI 1/4

畳のゆくえ ~4分の1 の可能性~ (バラエティ/情報)
05:23~

山形県寒河江市に創業102年を迎える鏡畳店がある。従業員5人をを束ねる四代目の鏡典昭さん。畳はほぼ農産物の固まりでい草という植物で織った畳表、稲わらを圧縮した畳床が一つになり丈夫な畳が出来上がる。い草は水分を吸ったり吐いたりするスピードが速い稲わらはスピードが遅い。速い物と遅い物の組み合わせがいいとのこと。市場に溢れる約8割が安価な中国産の畳表。国産のものを直接触って選んでもらうことが鏡典昭さんのこだわり。国産のは厚みがある。和室の需要が減り店をたたむ同業者が増える中生き残りをかけて10年前に畳表を中国産から国産に切り替えた。鏡典昭さんは「国産の畳表にシフトしていなければ畳屋を存続できていなかったかもしれない」と話す。「畳は農産物だという考え方がなかったので初めて田んぼで作るい草生産の現場をみたときは印象的だった」と話した。

熊本県八代市は国産畳表の98%を生産するい草の産地。い草生産農家の作馬豊徳さんは「野菜とかは直接買うから消費者の声が聞こえてくるがい草で消費者の声は聞かない」と話した。い草は種類によって2メートルまで伸びるものもある。鏡典昭さんは「刈り取りが大変とか色んな話しを聞いてお客さんに伝えれば畳の違いを分かってもらえるんじゃないか」と話す。橋口英明さんが織る畳表は首相官邸や迎賓館にも採用される最高級品。鏡典昭さんはホームステイしながらい草の知識を学んだ。下永辰也は「自殺者が出たりとか厳しい時期があった。いきなり国産の値段が中国の値段になった。後を継がせられなかった。」などと話した。30年前5000軒以上あったい草農家の数は現在442軒まで減少した。生産者の平均年齢は60歳を超えている。森野利明さんは「5年先になったらまだ難しくなる」などと話した。刈り取った後泥染めすることで生まれる国産畳の甘い香り。仕上がりを左右されるい草の選別。長い物から7段階に分け、短い物は廃棄されるされ、全体の約2割に上る。廃棄される丈の短いい草を束ねて開発された「いぐさロール」は畳は平らなものという常識を覆した商品。鏡典昭が立ち上げた畳屋道場の取り組みは畳屋と生産者を結ぶだけにとどまらない広がりをみせている。

今年2月山形県寒河江市の鏡畳店で鏡さんは新商品の開発に取り組んでいた。1畳を4分の1サイズにした畳。小さなスペースでも置いて畳の空間が出現する。香りの記憶手触りなど畳を体験してもらう。制作に関わるのは大治将典と今村直樹教授。デザインを提案した大治さんは職人達と手をとり数多くの日用品を手がけてきた人物。大治さんは「郷愁だけで勝負していくと他の敷物の優位性に負けてしまう」などと話した。和室という枠を超えた新しい敷物としての可能性を求めた。大治さんは「い草は1.8メートルから2メートルの物を使うがそこまで生育しなかったい草でも4分の1畳なら使える。八代とか温かい地方じゃなくても山形でも作れる可能性がある」などと話した。既存のものと入れ替えて雰囲気の違う和室を作ることもできる。

今年4月商品開発は足止めをくった。春は畳替えの繁忙期。実働できる職人が2人しかいない鏡畳店では目の前の仕事を疎かにするわけにはいかない。畳替えの注文が入った。畳替えの時の細やかな調整が畳を長持ちさせる。新しい畳に変えた家の主人は畳のいい香りで学生時代を思い出しよろこんでいた。

鏡さんが4分の1畳を手に宮城県仙台市を訪れ、試作品の反応を確かめた。好感触や厳しい意見をいただいた。鏡さんは橋口さんに4分の1畳の意見を聞いた。橋口さんは「若い人が畳に目を向けてくれないと先がないから目の付け所がいい。」などと話した。今年6月畳屋道場のメンバーが鏡畳店に集まり4分の1畳の作り方をみんなで共有した。始めは新商品に疑問を感じていた職人達も完成に近づくと「うちの子どもに使ってみるかな」と好感触を示した。「1店舗でできる事は限られている。うちがいくら頑張っても国産の畳表を残していくことはできない。ネットワークというかたちならやれるかもしれない。」などと話した。

山形市東北芸術工科大学で商品販売について会議が行われた。8000円から1万円で売りたい鏡さん。それでは復旧しないのではと今村教授は心配した。価格を落とそうと思ったら原材料費しかないので畳表になるが畳表のクオリティが下がると安っぽく見える。畳屋さんの業態自体が独特で自分たちで物を作って売ってきたことが無いとのこと。畳はもともとは原風景だった。今は非日常化している。畳を非日常な物から日常な物にしたい。鏡さんは入社当時は住宅会社の下請けがほとんど。

今年6月埼玉県川越市で改装したばかりの小上がりに畳4分の1を敷きたいという注文が入った。発注したのはデザインを手がけた大治さん。畳が3枚並ぶよりも広く感じるという。鏡さんは「日本の家庭の風景になるのはいい。感触と匂いと畳が来た日の光景が原風景として残るんじゃないか。」などと話した。

キーワード
寒河江市(山形)
いぐさロール
いぐさロールのベンチ
八代市(熊本)
い草
有田焼
帆布
真鍮
ミソノ畳店
大島畳工業
TATAMI 1/4
仙台市(宮城)
東北芸術工科大学
山形市(山形)
茨城県
川越市(埼玉)

畳のゆくえ ~4分の1 の可能性~ (バラエティ/情報)
05:46~

今年7月山形県真室川町で開かれた手仕事祭り。ここでTATAMI 1/4の試験販売が行われた。価格は9000円に設定された。畳の上で子どもを育てたいという女性と出会った。お客さんは「子どもを生んだら畳を使って育てたい」などと話した。

相知明日香の「HOME」が流れた。

民教協検索のテロップが流れた

キーワード
TATAMI 1/4
相知明日香
HOME
民間放送教育協会
真室川町(山形)

エンディング (その他)
05:48~

次回は東京。伝統受け継ぐ女性職人~江戸風鈴4代目の挑戦~。

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