関西財界フォーラム 2016〜関西経済、飛躍の鍵は 3団体トップが生出演

『関西財界フォーラム』(かんさい・ざいかい・フォーラム)は、朝日新聞大阪本社、朝日放送が共同で主催し、毎年1月に開催、朝日放送テレビにて放送されるテレビシンポジウムである。第1回は大阪テレビ放送時代の1959年に行われた。当初は「関西財界大いに語る!!」「東西財界・テレビ名刺交換会」「関西財界人・名刺交換会」というタイトルで行われていた。このシンポジウムでは、関西経済連合会、関西経済同友会、関西経営者協会、大阪商工会議所からそれぞれの代表者、並びに朝日新聞大阪本社編集委員を会場に招き、前年の景気動向についての課題を洗い出し、また来る新年に向けた関西の経済・産業へ向けた建設的な提言、展望などを討論する物となっており、司会は朝日放送テレビのアナウンサーが担当している。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年1月4日(月) 10:37~11:40
放送局 朝日放送

番組概要

オープニング (その他)
10:37~

オープニング映像。

出演者らが挨拶。今回は関西経済飛躍の鍵と題して発展するポイントなどを3人の団体トップに伺う。

CMのあと財界3トップ2016年を占う。

大阪商工会議所・新会頭に就任した尾崎裕さん。今年のキーワード「活かす」と書いた。関西は「インバウンド効果」もあり着実に回復。今年は本格的な回復になるのかが正念場になり関西が持っている強みを活かす年にしなければならないという。関西経済連合会・会長の森詳介さん。キーワードは「伸びる」と書いた。関西のポテンシャルを伸ばす1年にしたいとの事。関西経済同友会・代表の村尾和俊さん。キーワードは「動」と書いた。安倍内閣が1億総活躍社会の動きを具体的に始めるなど。

キーワード
爆買い
大阪市
インバウンド
関西経済連合会
リニア中央新幹線
安倍内閣
大阪W選
朝日新聞

関西財界フォーラム (バラエティ/情報)
10:43~

関西の製造業の現状について。大阪府の事業所数が2009年と比べ2014年にはマイナス9.1%減少。2005年からの10年間でみると大阪から出て行った企業のほうが常に多くその数は901社。大阪のものづくりについて、森さんはものづくりのデジタル化され、インダストリー4.0(工場の機械をネットでつなぎ製造工程の効率化を図る手法)、第4次産業革命も進んでいると語り、ものづくり産業のネットワーク化が必要だなどと述べた。森さんは、インダストリー4.0は、関西の強みを結びつけ高品質の製品を低コストでつくることができればよくなるとも述べた。また新産業創造研究機構などでものづくりの促進を進めるため検討会をもち、企業などがオープン化するようになれば力強くなると語った。学生から人気が低いとされるものづくりの促進も行っており、今年も実施するという。

日経平均株価の値動きを伝えた。

関西のものづくりの将来。10月、ベンチャー投資家のアレン・マイナーさんがグランフロント大阪を訪れた。アレンさんは1987年に米国のコンピューター会社オラクルの社員として来日し、10年間働いていた。日本と米国を行き来するアレンさんが今注目しているのが、関西。明治から大正にかけ経済の中心として栄えた大阪。今でいうベンチャー企業が多く活躍した。一方、去年関東地方でベンチャー企業に投資された金額は900億円だったのに対し、関西では72億円。目指すのは母国・米国のシリコンバレーだ。南北わずか80キロのエリアの中に世界的なハイテク企業の本社がひしめき合っている。ここには全米のベンチャー投資の半分が集中。その理由は?サンフランシスコ市内にあるツイッター本社。毎日世界中で5億件以上の「ツイート」が投稿され、今では様々なニュースがここから生まれている。アレンさんは世界で勝負できる大阪発のベンチャー企業を育ていつか大阪をアジアのシリコンバレーにしたいという夢を描く。

去年、関西国際空港は11月末までの利用者数は2128万人と過去最多を更新。その原動力はLCC。関空の国際線のうち約3割をLCCが占めている。その先駆けがピーチ。日本の航空業界の常識に挑戦するピーチの戦略とは?関空発ソウル行きの便は朝からほぼ満席。入社して1年になる客室乗務員の南さんも忙しそうだ。ピーチは機内食や飲み物などすべて有料。離陸から約1時間半でインチョン国際空港に着陸。ピーチが飛行機を飛ばしているのは関空から片道4時間圏内に限って就航。日帰りで戻ることで、他の空港での駐機料を節約。南さんは客室乗務員以外に地上スタッフを兼務。効率的な人員配置とサービス向上が狙い。井上社長が目指す航空会社の未来とは…「電車のように気軽に乗れるようになったら素晴らしいじゃないか」などと語った。現在ピーチは国内14路線、海外9路線を就航。そのネットワークは拡大し続けている。

高いポテンシャルを持っているのは健康・医療産業。関西の製薬メーカーや研究機関などの集積が世界トップ。新しい薬を開発するなどだけにはとどまらず重要になってくる「健康寿命化」に向けて社会支出やこれまでに考えていなかった事を広げるのが可能になってくるという。「関西健康・医療創生会議」でも医療背景について話合われた。関西広域連合が中心となって発足して健康・医療分野のイノベーションを目指す。

関西空港は去年の利用者は11月時点で2128万人と過去最多となった。また来年4月には新会社「関西エアポート」が関空・伊丹を運営。関西経済同友会の村尾さんは「好調な状態が続いている今に、次に繋がる施策を準備しておかないといけない」と述べ、「今後はラグビーワールドカップ、東京オリンピック、関西ワールドマスターズなどが開催される。持続的にどう繋いでいくかなどを考えないといけない。ロンドンオリンピックが行われたロンドンに視察に行き、オリンピック後はどのように活用しているのかなどを調査してきた。またIRも起爆剤になると思う。またカジノが必要なのは財源が必要。この交渉を提唱するにはカジノは欠かせない。大阪だけのIRではなく、オール関西の支援などを提唱している」などと話した。

村尾さんは関西のものづくりについて、関西経済同友会は経営者にむけ様々な委員会を立ち上げるなど調査してきたという。現場力が落ちてきたきたといい、経営戦略と現場力が両方備わってこそ力強く動くと述べた。これらを改善するために経営者に呼びかけている。また日本の匠の技で創りあげたものをもう一度経営哲学として読み込もうという訴えも行ってきた。また現在は最先端ものづくり委員会を立ち上げ、AIやIOT(あらゆるものがネットにつながることでモノ同士またはモノと人が相互に通信できる仕組み)などと勉強し企業経営者に与えているという。伝統的なものと最先端のものの融合が強化するキーとなるなどと語った。

CMのあと…目指せ!関西総活躍社会

尾崎さんは、事業所が減っていることは課題だといいつつ、大阪で育った企業が東京・世界に出て行くことは健全なことだと述べた。出て行った企業のあとに新たな企業をどう育てるのがベンチャーだと語った。経産省が2年まえに発表した、グローバルニッチトップ企業100選で関西は24社入り多い結果となった。これらの企業に活躍してもらうために、大企業が必要とする技術を提示し中小企業が可能かを判断するというフォーラムも開催、実際に商談が決まっているという。今後はICTと世界がどう繋がるかだと述べた。つづいてのテーマは、関西の「観光戦略」と「振興策」。

課題は”ホテル”?”言葉”?押し寄せる外国人観光客。尾崎さんは「大阪の宿泊施設や駐車場などが足りないと言われている。去年商工会議所が調査して、ホテルの新設やオフィスを転用するなど提言・提案をした。インバウンドの風が続いている間に新しいものを作っていかなければならないと感じている」の述べた。またリピーターを増やせるようなおもてなしをしたいと話した。USJもハリーポッターを作って大変人気が出たので、USJだけでなく、大阪で新しい観光スポットを作ることで関西に広がり、山陰や北陸までに広がるようなルートを提供できるようなことを考えていくべきだと語った。またミナミも外国人向けの看板や無料Wi-Fiスポットなどを作り工夫したため、たくさん来てもらえた。関西経済連合会の森さんは「4月から外国人向けの共通乗車券を発行した。これで全ての鉄道1枚で乗れる。その他にもWi-Fi環境の整備をこれからもしたい。海外のテレビ局で関西の魅力を放送するPR番組をするなど関西のブランドをしっかり発信していくことを戦略の中でしたい」と話した。

キーワード
日経平均株価
大阪シティ総合研究所
オラクル
インダストリー4.0
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北区(大阪)
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ICT
ピーチ
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ソウル(韓国)
大阪府
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健康寿命
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ヴァンシ・エアポート
西日本電信電話
ラグビーワールドカップ
関西健康・医療創生会議
東京オリンピック
パラリンピック
関西ワールドマスターズゲームズ
ロンドンオリンピック
関西広域連合
少子高齢化社会
イノベーション
MICE
IR
AI
IOT
ロンドン(イギリス)
インダストリー4.0
新温泉町(兵庫)
日本
輪島(石川)
シンガポール
ハリーポッター
グローバルニッチトップ企業100選
ミナミ
朝日新聞
関西経済連合会
東京都
インバウンド

関西財界フォーラム (バラエティ/情報)
11:23~

国が力を入れている女性の活躍。少子高齢化社会が進む日本にとって大きな課題。全国平均を下回る関西の女性の就業率。平均並みに向上したら1.5兆円の経済効果。結婚・出産などが待ち受ける女性。大阪・浪速区にある「ワンゲイン」で働く岸田眞由子さんに密着。結婚・出産で前の職場を辞めて6年間の専業主婦生活。子育てが落ち着いた時に復職を決意。だが「6年間のブランクがあるのね」と言われて主婦はブランクなんだと始めて気付いたという。面接すらしてもらえず落胆。その時に今の会社に2012年・パートスタッフとしてして入社。商品の開発などを手がけて事業の幅を広げて業績に貢献。社長・岸田誠さんは主婦でも正社員として働きやすい制度づくりを導入して岸田さんを正社員として採用。家族の支えは大きな力。岸田さんは「働くというのは何かのプロでもあるのでプロ意識を持って働く時間が短くてもフルタイムのしごとするぞという気合いを持って働きたい」などと語った。

関西は女性の就業率の低さの問題だけではなく急激な人口減少も問題となっている。大阪府の2040年の人口予測は約16%減少する予測。東京・神奈川・愛知とくらべても急速に減少するとされている。大阪商工会議所の調査によると正社員不足と回答した企業は過半数を超えているという。尾崎さんは人材確保が今後の課題だと述べ、女性の活躍も重要な一つだと語り少子化対策も大事だと述べた。商工会議所では職場の雰囲気をよくするためのひとつとし、「女活のススメ」という冊子を発行し女性が活躍する企業を特集している。また大阪商工会議所では仕事のマッチングなどもしており、中小企業の支援をしている。

関西経済飛躍の鍵は。多賀谷さんは「この問題は企業だけでなく、地域や自治体とで話し合ってそういう環境を作って頂きたい」「企業と大学への架け橋などネットワーク、インフラづくりの役割を果たして頂ければこれからも関西はよくなると思う」などと話した。

森さんは女性の活躍、人材確保は大事だと語り、もう一つとしてアジアの人材に注目しているといい、こういった人材をどう結びつけるかだという。関経連では関西で学ぶアジア留学生の合同企業面接会も行い、日本企業で働くための就労マナーなどの研修も行っている。すでにこの面接会で58人が就職。昨年の求人数は過去の3倍となっている。企業側・留学生側のニーズが広まりつつあるという。また母国で就業する方への研修も行っており、その中からは大臣になる人もでてきているという。森さんは、これにより関西のイメージがよくなり次の世代に繋がる可能性があると述べた。

経済同友会では、労働力確保でダイバーシティ委員会、アジア人材委員会で研究活動をしている。国勢調査で男性中心の職場が8割を超すという流れから徐々に女性の活躍が進んでいるが、労働環境整備も必要となる。そういった心配りが女性の活躍に繋がるなどと語った。

キーワード
少子高齢化社会
奈良県
兵庫県
就業構造基本調査
アジア太平洋研究所
ワンゲイン
浪速区(大阪)
女活のススメ
大阪府
東京都
神奈川県
愛知県
関西電力
関経連
日本
西日本電信電話
国勢調査

エンディング (その他)
11:37~

エンディング映像。

スポット

エネルギー/素材

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レジャー/交通

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関西空港
伊丹
USJ
SPring-8

住まい/暮らし(家庭用雑貨)

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情報/通信

新産業創造研究機構

政治/経済/地方自治体

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近畿経済産業局
大阪府
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経済同友会

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科学/環境/気象

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金融/保険

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