NEXT 未来のために 選▽さやか 11歳の夢〜大阪 “外国ルーツ”の子どもたち

放送日 2017年1月7日(土) 17:30~18:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
17:30~

大阪にある「Minami子ども教室」には、外国にルーツを持つ子どもたちが通っている。 深刻な労働力不足が進む中、外国人の受け入れも活発化している。ミナミでも多くの外国人が働いいる。

さやか 11歳の夢〜大阪 “外国ルーツ”の子どもたち (バラエティ/情報)
17:32~

大阪・中央区にある「Minami子ども教室」を取材。ここでは地域で暮らす外国人の親を持つ子どもたちに週に一度学習指導などを行っている。小学5年生の紗也香さんは漢字の読み書きに苦労している様子。小学校に入学するまで日本語は全く話せなかったという。日本人の父親とフィリピンの母親の間に生まれ両親が離婚した後は、フィリピンと日本を行き来していた。現在は母親とフィリピン人の新しい父親、2人の弟と暮らしており、弟の面倒もみている。

大阪市中央区には現在約8000人の外国人が暮らしている。大阪市立南小学校の全校児童の4割は外国にルーツを持っており、多文化教育に力を入れている。きっかけは4年前、フィリピン人の母親を持つ小学一年生が無理心中したことだった。山崎一人校長は、これを教訓にして二度とこのようなことを起こしてはいけないと話した。学校は地域のNPOに呼びかけて「Minami子ども教室」を作った。

NPO「コリアNGOセンター」の代表・金光敏さんを取材。外国にルーツを持つ子どもたちは複雑な言語環境に置かれることが多く、母語が身につきにくいと言われる。金さんは子どもたちをどうすれば支えられるか模索している。

中学3年生の力さんは、フィリピン人の母親と日本人の父親との間に生まれた。中学で不登校になり子ども教室に通うこともやめていた時期もあった。現在はシングルマザーの母親のラケルさんと2人で暮らしており、ラケルさんは朝9時~11時まで働いている。力さんは母のためにも高校に進学しなければと考えるようになった。

紗也香さんの家を訪ねると、この日も弟の世話をしていた。紗也香さんは芸能人になりたいと打ち明けた。週に一度、お店の休業日に歌の練習をする。

子ども教室のスタッフは学習指導だけではなく、時には家庭にも足を運び生活支援を行っている。日本人と結婚し来日したタイ人の女性。3つの仕事を掛け持ちしタイにいる両親や兄弟に仕送りを続けている。娘の亜紀子さんは中学二年生で日本で生まれたが一歳の時タイの祖父母に預けられた。猛勉強をして日本語を学んだが、日本の暮らしは思い描いたものとは違った。亜紀子さんは「日本で友達があまり出来ない」と話す。

8月下旬、夏休みの間も弟の世話に追われていた紗也香さんがカメラに駆け寄ってきた。この日は仕事が休みの母親と久しぶりの外出だった。一通の手紙が届いた。芸能事務所のオーディションに合格したと書かれていた。夢をずっと追い続けていた紗也香さんは両親に内緒で応募していた。いつも家族の為に我慢してきた紗也香さんは両親も夢を支えていきたいと話した。悩みながらも未来を切り開こうとする子どもたちを応援したいと思い取材を終えた。

日本語でのコミュニケーションが出来ず自分の想いを伝えることが出来ないと悩んでいた中学二年生の亜紀子さん。亜紀子さんは関西国際空港にいた。夏休みの間、一度タイに戻りこれからどちらの国で人生を過ごすか考えたいと思っていた。母親のために高校進学を決めた力さんは、子ども教室で勉強を続けている。目標を支える地域の大人たち、以前は全く見えなかった将来、少しずつ将来が見えてきた。2人の弟の母親代わりになっている紗也香さんは、お店で歌の練習をしていた。一人ひとりに芽生えた夢を私たちは育んでいけるだろうか。

キーワード
中央区(大阪)
Minami子ども教室
大阪市立南小学校
コリアNGOセンター

エンディング (その他)
17:58~

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