NHKスペシャル 生命大躍進 第1集「そして“目”が生まれた」

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)とは、NHKのドキュメンタリー番組である。略称は、「Nスぺ」単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年5月10日(日) 21:00~22:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
21:00~

生命は少しずつ姿を変えてきたと考えられてきた。ところが私達の脳は200万年前に突如巨大化したことがわかった。なぜ進化の大ジャンプが起きたのか。DNAには膨大な情報が書き込まれている。加速するDNA解析から驚くべき真実が判明してきた。人が人になるための決定的なかぎを三回のシリーズでえがく。第一回は目の誕生。

第1集 そして“目”が生まれた (バラエティ/情報)
21:05~

カンブリア紀よりも前、海にはクラゲのような動物たちが生きていた。その時、まだ目もなく周辺にいるロドプシン遺伝子をもった植物プランクトンが偶然、動物の生殖細胞に入り植物のDNAと結合、この瞬間に植物の宝物である光センサーの遺伝子を動物の祖先は手に入れたと説明。これが、明るさを体で感じるようになった始まりと伝えられた。

すべての生命の源はたった一個の細胞だった。それが複雑に進化して植物と動物にわかれた。その動物が多様に進化して人間も誕生した。例えば、目はどうやってできたのかなどの謎がある。

カナダ・ロッキー山脈の一角で地球で最初に目をもった生物の化石が発見されている。ジャン・ベルナール・キャロン博士は山火事で剥きだしになった地層から目をもつ化石を発見した。むき出しになっているのはカンブリア紀の地層。一つの岩から太古の生き物が6匹出てきた。それらの生物には目がついていた。この時代からは少なくとも30種類もの目をもつ生物が発見されている。アノマロカリスはカンブリア紀最大の動物で、目の構造がよりわかってきた。拡大するとトンボの目そっくりだった。複眼とよばれるものだった。

遺伝子は、別の世界の生きものの遺伝子を貰って進化すると説明。遺伝子とは時には、違う生きものの間を飛び越える事もあると伝えられた。そして目誕生には続きがあり、最初は明るさが確認出来るものだった。そして、最初に進化したのは「節足動物」だった事、人間などは「脊椎動物」と言われる骨のある動物で、最も古い祖先は5億500万年前から生息している「ピカイア」。わずか3cmほどの動物だが、その目はクラゲの目と同じで明るさを確認出来る原始的な動物だったと説明。

カンブリア紀の海には棘だらけのハルキゲニアや刀を生やしたようなウィワクシアなど奇妙な生き物で満ち満ちていた。このカンブリア紀に大きな複雑な姿をした動物に進化していた。王者として君臨したのがアノマロカリスで一度360度を 見渡し獲物を探した。5つの目をもつオパビニアはあらゆる方向を見ることが出来た。しかし気をとられているとより巨大なフルディアに襲われた。アノマロカリスに次ぐ大きさの肉食動物だった。目は生き残りに欠かせない武器となっていた。

アメリカ・フロリダの海に5億年前のピカイアの生き残りと言われるナメクジウオがいる。光をあてると反応し、頭部にある小さな点が目。このナメクジウオは遺伝子もピカイアの生き残りと言えるくらい似ているという。 2008年ナメクジウオのDNA情報を全て解読し人間と比べると、ナメクジウオには1つしかない遺伝子がヒトでは4つに増えている。約5年億年の間に遺伝子が丸ごと4倍になるような事件が起きていたのだ。遺伝子が4倍に増えたことで祖先は体中の器官を進化させることができた、その代表がカメラ眼。

激しい生存競争は進化を爆発させるエネルギーだった。一番最初に目を手にいれたのはクラゲみたいな原始的な生き物だった。ウォルター・ゲーリングさんと五條堀孝さんはDNAの世界的な研究者で、ゲーリングさんは40年に渡って目の起源に迫ってきた。注目したのはクラゲの原始的な目の形。クラゲの原始的な目とそっくりな目をも生物は日本にいた。狙っていたのはウズベンモウでクラゲと目の形が似ていた。植物であるウズベンモウとクラゲが同じものをもつことは普通ありえない。ゲーリングさんたちはDNAに答えを求めた。発見したのはロドプシン遺伝子で人間が目で使っているタンパク質と酷似していた。ゲーリングさんたちはある大胆な仮説に辿り着いた。

カンブリア紀3億6000万年前、脊椎動物は劇的に姿を変えた。新時代の王者の化石は「ダンクルオステウス」と呼ばれる丸い骨と大きな目を持った動物となったと説明。カンブリア紀末裔の節足動物の姿は、「ウミサソリ」で生命史上、全身を殻で覆っている姿が紹介。ここで、「ダンクルオステウス」と「ウミサソリ」が戦ったら、どんな風になっていたか科学者の予想をもとに再現VTRで紹介。そして戦いの勝者は圧倒的な強さで「ダンクルオステウス」だったと伝えられた。ダンクルオステウスの目はカメラ眼と言われ、人間とほぼ同じ構造となっていて、大きなレンズで光を集め、その奥には解像度の高い網膜でモノの姿が確認で来たと説明された。マーシーバースト大学のスコット・マッケンジー准教授は、ダンクルオステウスは最大4トンにまで成長し、大きな顎と良く見える目が重要なブ武器となったとコメントした。

ゲーリングさんは「動物の目のもととなる遺伝子は植物がつくったもの」と考えた。植物のつくった遺伝子が種の壁を超えて動物に移動した実例がみつかった。ウミウシの一種は動物なのに葉緑体をもっていて光合成ができる。このウミウシはもともと海藻が持っていたDNA自分の中に組み込んだ。

カンブリア紀の始めの頃、祖先は明るい暗いしかわからない原始的な目だった。海底に産み落とされた卵にオスが精子を振りかける。普通父親と母親のDNAの半分づつが子供に受け継がれ父母と同じ量のDNAを子供が持つ、しかしこのとき何らかのミスで親のDNAを半分づつではなく丸ごともつ精子と卵子がつくられ、親の2倍のDNAを持つ受精卵ができた。普通こういった受精卵は余分な遺伝子が悪さをしてうまく育たないが、このときは条件が揃い2倍のDNAを持つ子供が誕生した。その後2倍のDNAを持つ親から2倍の精子と卵子がつくられ4倍のDNAを持つ子供が生まれた。これがヒトの祖先となり、後にアゴやヒレなどを生み出す。その一つがカメラ眼。その後カメラ眼は恐竜や哺乳類などによって受け継がれていく。

キーワード
生殖細胞
ロドプシン遺伝子
光合成
ロッキー山脈
マーブルキャニオン
オパビニア
ネクトカリス
アノマロカリス
ピカイア
ハルキゲニア
ウィワクシア
マーレラ
三葉虫
アラルコメネウス
フルディア
ダンクルオステウス
ウミサソリ
ナメクジウオ
フロリダ州(アメリカ)
バーゼル(スイス)
沼津(静岡)
クラゲ
ウズベンモウ
マサチューセッツ(アメリカ)
ウミウシ

エンディング (その他)
21:56~

NHKスペシャル/生命大躍進の番組宣伝。

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